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よろしくお願いいたします。
ネオ様の話は、守護精霊同士を会わせたかったことみたいだ。でも、ヤラは会いたくないって言って実現しなかった。ネオ様の話したかったことも聞いたし、そろそろ帰ろうかな…。お父様も遅くなると心配するだろうし。
「ネオ様、私はそろそろお暇しようと思います。遅くなるとお父様も心配すると思うので」
「わかった。きてくれてありがとう。ローザ嬢には工房の中も見てもらいたかったけど、それはまたの機会に」
「はい、私、今週いっぱいは王都にいる予定なので、また工房にお邪魔させていだたきますね」
「ああ、待ってる」
私はネオ様の工房を出て宿に戻っていった。
『ヤラ、聞こえてる?ネオ様の工房から宿に帰る途中だよ』
私は宿への帰り道でヤラに心の中で話しかけた。
(ローザ、聞こえてる。さっきはごめん)
『いいよ。ヤラにも嫌なことあって当たり前だし。気にしないで』
(ローザにはちゃんと話すよ。なんで僕が実体化して、あのネオっていうやつの守護精霊に会いたくなかったのか)
『うん、ありがとう。どうしてなの?」
(あのイングっていう守護精霊が僕の番なんだ)
『えっ!! ネオ様の守護精霊のイング様がヤラの番なの!?』
(そうだよ。だから実体化して会いたくなかった)
『どうして?番探さないとって言ってたじゃない』
(だって、番と会ったらローザのお願い聞けなくなる)
『私のお願い?』
(ローザは今住んでいるところをよくするために頑張るんでしょ?その時に僕にも手伝って欲しいって言ってたじゃん)
『そうだけど、それ番と出会ったら聞けなくなるのがどう関係しているの?』
(ローザはちょっと鈍いからはっきり言わないとわからないね。番と出会ってしまったら、僕は何を差し置いても番と一緒に行動することが優先となる。)
『それはどういうこと?』
(つまり、ローザもあのネオって人と常に一緒にいることになるんだよ)
『ええ〜!!』
(ローザはいいの?それで)
『いいのって。そんなこといきなり言われても困る…』
(だよね。だから僕は実体化しなかったんだよ)
『そうだったんだね…でもネオ様はそのこと知ってるの?』
(あいつは当然知ってるさ。だってあいつが運命の魔術師なんだろ)
『そうだよね、運命の魔術師なら知ってるよね。じゃあネオ様は私とずっと一緒にいてもいいんだ…』
(ローザ?)
『あっ、ううん。なんでもない』
守護精霊の番ってそういうことなんて全然知らなかった。ヤラがイング様と実体で出会った時に、私はネオ様とずっと一緒にいることになる。よく考えたらすごいことだよね。
それこそ夫婦みたいな…
(だから、ローザ、出会ってしまったら、あいつに振り回されてやりたいことができなくなるかもしれない)
『…わかった。私もまだ今はそんなことになる心の準備もできてないしね』
(ローザ?さっきから何言っているんだ?あいつが気になるのか?)
『えっ?』
(僕には、ローザがまるであいつを好きみたいに見える)
『やだ、ヤラ、何言ってるの?そんなこと、だって、まだ出会ったばかりだし、私ネオ様のこと全然知らないし』
(そうかな。まぁローザがそういうならこれ以上は言わないけど)
ヤラは突然何言い出すんだろう。私がネオ様のことが好きだなんて。
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