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よろしくお願い致します。ちょっとおかしいところを見つけてしまったので直しました。
「ローザの父上は聞いたことある名前だ…初めてじゃないな…ペオース…ペオース・エイド!エイド子爵だ…ローザはエイド子爵の娘だったか…」
ぼそっと独り言のように呟いていたネオ様の声は私とお父様には聞こえていなかった。
お店の人は嫌な顔をせずに私達の話が終わるのを待ってくれて、席へ案内してくれた。
「さっきのネオ様のハンバーグ、めちゃくちゃ美味しそうだったし、ネオ様もハンバーグが美味しいお店って言ってたよね?私、ハンバーグ食べようかな!…お父様?」
「えっ?ああ。そうだね、ハンバーグにしようか」
私たちは席についた。私はネオ様が言っていたハンバーグがとても気になって当初の予定のビーフステーキではなく、ネオ様が言っていた評判のハンバーグを頼んだ。
それにしてもネオ様と会ってからなんかお父様の様子がちょっと変だった。なんか考え込んでいる感じで。どうしたんだろう?
「さっきの人は…」
「えっ?ネオ様のこと?どうしたの?」
「いや…わしの気のせいかもしれない…」
お父様はやっぱりさっきから何か考え込んでいる感じだった。ネオ様がどうかしたのかな?
そういえばさっきネオ様によくしてもらったってお父様には言ったけど具体的な内容をお父様に言ってなかったな。
ネオ様と交換したネックレスのことを言わなきゃって思ったけど、初対面でいきなり私のペンダントとネオ様のジュエリーネックレスを交換したなんてどうやってお父様に説明しよう…
私は一応これでも貴族の令嬢だからな…
「お待たせしました」
私も考え込んでいたら注文してたハンバーグが届いた。やっぱりめちゃくちゃ美味しそう。
このハンバーグはビーフ100%らしい。最近ビーフなんて全然食べてない。ビーフどころか肉なんて全然… 私肉は大好きなんだよね。楽しみ。
とりあえず今は目の前のハンバーグに集中しようと思う。
「いただきます!美味しそう〜」
「いただきます」
私とお父様は美味しい美味しいと言いながらハンバーグを食べて、とても満足して宿に戻ったのだった。帰る時にネオ様が座っていた席を見たけどもうネオ様はいらっしゃらなくて帰られた後であった。
せっかくネオ様と同じハンバーグを食べてとても美味しかったからその喜びを分かち合いたいなと思っていたのでネオ様がすでに帰られていて残念だった。
「あー今日はこの町についてからの短い時間だったけど、ネオ様との出会いはびっくりしたな」
お父様は今宿の中にある共同のお風呂に行っていた。私はベッドに横になってゴロゴロしつつネオ様と交換したネックレスを触っていた。
ネオ様はこのネックレスの紫色の宝石はたしかアメジストって言ってたな。石が大きいから無くすことは少ないかもしれないけど、無くなったら嫌だから家に帰るまで外さずにいようと思う。
そういえば私はネオ様がどこから来たのかとかどこに住んでいるのかとか何も知らない。露店の店主だからこの町の人ではないとは思うけど。でもそれじゃあもう会えないかもな。せっかく出会ったのに…残念。
私はそんなことを考えていたらいつの間にか眠ってしまったようだった。
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