【鑑定の儀】で訪れた神父さんは人間としてかなり優秀な人でした(一般人の基本ステータス説明つき)
さぁド田舎の農村の一大イベントである【鑑定の儀】がやってきました。今年は俺とフィーナ、マリーに未来の俺の養分ほぼ確定となるガイくんが鑑定を受けるので、村の女性陣は宴会の準備で朝から大忙しです。
目の前にはエリン教国から派遣された鑑定レベル4持ちの神父さんがおり、退屈そうな様子で俺たちを眺めているのですが頭の中は南にある港町での豪遊を楽しみにしてるんでしょうね。まぁそれがキャンセルになるかもしれませんが。俺らのジョブが発覚したときどう立ち回るのか、処理能力を見学させてもらいましょうかね。あまり期待してないけど。
この世界の12歳の人間の能力値の平均は大体こんな感じ。
[[ステータス]]
名前:未登録 種族:未登録
ジョブ ―
レベル 1(MAX 100)
HP 84/84
MP 21/21
SP 42/42
攻撃力 42
防御力 42
知 力 42
魔防力 42
敏 捷 42
器用さ 42
運 50
この人が20歳まで日常生活を普通に過ごした場合、1歳年をとることによりスキルの使用回数に影響があるスタミナポイント(SP)と運以外のステータスが1Pづつ上昇し、HPは2P、MPは0.5P上昇する。肉体のピークとされる20歳時には以下の通りになる。
[[ステータス]]
名前:未登録 種族:未登録
ジョブ ―
レベル 1(MAX 100)
HP 100/100
MP 25/25
SP 50/50
攻撃力 50
防御力 50
知 力 50
魔防力 50
敏 捷 50
器用さ 50
運 50
レベルアップ時にはレベル1の時の基礎ステータスの10%の値が小数点以下込みで加算され、上位のジョブに転職したときや魔法やスキルを獲得したりレベルが上がった時には常時、この値をベースに再計算され更新される。また、【獲得経験値増加】系のスキルを獲得した場合、過去に得た経験値も対象となり再計算されたり【必要スキル減少】系のスキルを獲得した場合やスキルや魔法が統合された際、これらも時をさかのぼって再計算され、余剰分のスキルポイントはストックされる。ちなみに運はレアドロップ率や宝箱を開けたときの中身の良し悪しや特殊スキルや魔法の成功率に影響するらしい。俺の場合はさらに『お約束イベント』の発生率とかガチャのURランクの出現率に影響するらしいが。
「さ~始めましょうか。みんなきちんと並んでいい子ですね。それではマリーちゃん、この台にあがってくださいね」
「はい!」
「け、賢者!??、ま、まさかそんな・・・おぉ・・・」
神父が感嘆の声をあげると、その場で膝まづきマリーの前で泣きながら祈りのポーズをとり、「エリン様、わたくに賢者様の鑑定の儀という大役を与えていただき感謝いたします。マリー様、そしてエリン界の未来に幸あらんことを」と祝詞を唱えた。
これにはフィーネたちや見学していた周りの大人たちが一瞬フリーズし、徐々に卒倒し始めた。
「みなさまいったん落ち着いてください。すでにご存じの方もいらっしゃるとは思うのですが、マリーさんが授かった〈賢者〉のジョブは、〈勇者〉や〈聖女〉と同じように、数百年にひとり現れるかどうかの伝説のジョブになります。マリーさん、本当におめでとうございます!」
「「「(すごーーい)マリー(ちゃん、さん)、(本当に)おめでとう」」」
「やったよお兄ちゃん!マリーがたくさん魔物を倒すから、おいしい料理をたくさん作ってね!」
「うん!だけど無理しちゃダメだよ!あと、フィーネちゃんたちも待ってるから、いったん台を降りてみんなの鑑定が終わるまで待っていようね」
「うん!みんなごめんなさい」
「レイくんでしたね、どうもありがとう。大人顔負けの賢さですね。おまけに鑑定の儀では男の子たちが我先にと順番を争うことが多いのですが、レイくんやガイくんは女の子に順番を譲ってあげてとても立派です。同じくらいの年の貴族の男の子でもなかなかできませんよ」
「え、あ、ありがとうございます」
「と、当前です」
ちょっと子供らしく演技してみました。この神父さん、なかなか信仰が厚くて子供の扱いに長け、思ったよりできる人でした。さぁ、フィーネの鑑定後の対応が楽しみだ。
「それではフィーネさん、今から鑑定しますのでジーっとしててくださいね。・・・えっ、そんなバカな・・・こんなことがあるはずが・・もう一度・・・やはり結果は変わらない」
「ねぇマリー・・ちゃん、マリーちゃんはおじさんより鑑定がうまいはずだから、フィーネちゃんを見つめて『鑑定』って唱えてみて。それでジョブってところに何て書いてあるか教えてくれないかな」
「うんわかった!フィーネちゃんすごい!『聖女』だったよ!」
「「「「「「「えええええええ!???????」」」」」」」
「みなさん落ち着いてください!わたしもビックリしているのですが、わたしが鑑定した結果も〈聖女〉だったんです。わたしが驚いた理由が、実はすでに〈聖女〉が孤児院から現れて、北の国の大きな教会の中でお仕事をしているからなんです。〈賢者〉や〈聖女〉が同じ時代にふたり以上出たことはないんので頭がいい大人の人がたくさん集まって調べないと分からないんです。フィーネちゃん、今から簡単な方法で確認してみたいから協力してくれるかな?」
「は、はい」
「それじゃあ、今から一番簡単な魔法で体と着ている服がキレイになる生活魔法【クリーン】っていう魔法を使うから、おじさんのマネして使ってみてね」
「はい」
神父さんが【クリーン】と唱えると、全身が柔らかい光に包まれスッキリ爽やかな姿になり、フィーネが彼に続いて【クリーン】と唱えると、比率的に神父さんよりふた回り大きく、眩い光に包まれて魔法を成功させた。
「ありがとうフィーネちゃん。同じ魔法でも、〈聖女〉が使った魔法といわれてもおかしくないくらいの輝きだったと思います。最後にに聖女だけ使えるという【エクストラヒール】というのを怪我がある人に使って見てください。これは魔力をたくさん使う魔法で、今のフィーネちゃんだと強い立ち眩みがするはずから、手から魔力が出るかどうかだけ一瞬でストップしていいからね。フィーネちゃんは強い神聖魔法使いっていうのは分かってるから、失敗を気にしないでチャレンジしてみて」
「はい」
立候補した男性の傷口に向かってフィーネが右手をかざし、【エクストラヒール】と唱えると掌から白く輝く魔力が噴出した。
「フィーネさんフィーネさん、もう止めてください。十分です。間違いなく聖女です!ありがとうございます」
「すいませんムキになって使ってしまって」
「自分を顧みないで相手を治そうとする気持ちは聖女にとって一番大事な心がけです。その気持ちを忘れずに持っていてください。でも今はまだ早いのでレベル上げを頑張りましょうねフィーネさん」
「はいっ!」
この神父さん、かなり優秀だわ。総本山や大都市の教会の権力者がら煙たがられて辺境の地に飛ばされたり雑務を押し付けたりされてるタイプの信徒さんだな。解せぬ。
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[[ステータス]]
名前:マリー 種族:人間(12歳)
ジョブ:賢者
レベル 5/100
HP 108/108 (72×1.5)
MP 189/189 (42×1.5×3)
SP 63/63 (42×1.5)
攻撃力 40 (27×1.5)
防御力 45 (30×1.5)
知 力 180 (60×1.5×2)
魔防力 153 (51×1.5×2)
敏 捷 40 (27×1.5)
器用さ 45 (30×1.5)
運 58
蓄積スキルポイント 40P
【スキル】
略
【魔法】
・〈属性魔法(最上級・火/地/風/水(氷))【1/10】〉
火魔法(最上級)▶
地魔法(最上級)▶
・
・
・〈鑑定〉【5/10】▶
・〈生活魔法・火/地/風/水 消費MP1〉
【パッシブスキル/魔法】
〈魔力操作【0/10】〉〈魔力自動回復【0/10】〉 〈魔力消費低減【0/10】〉
〈魔法高速詠唱【0/10】〉
【ユニークスキル】
【獲得経験値2倍】
【MP最大値3倍】
【知力・魔防力2倍】
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[[ステータス]]
名前:フィーネ 種族:人間(12歳)
ジョブ:聖女
レベル 5/100
HP 135/135 (90×1.5)
MP 180/180 (30×1.5×4)
SP 153/153 (51×1.5×2)
攻撃力 49 (33×1.5)
防御力 76 (51×1.5)
知 力 67 (45×1.5)
魔防力 162 (54×1.5×2)
敏 捷 36 (24×1.5)
器用さ 81 (54×1.5)
運 87 (62+25)
蓄積スキルポイント 40P
【スキル】
・〈祈り:回復系〉▶
・〈祈り:バフ系〉▶
・〈破邪〉▶
【魔法】
・神聖魔法〈回復〉▶
・神聖魔法〈状態異常回復〉▶
・神聖魔法〈攻撃〉▶
・神聖魔法〈結界〉▶
・神聖魔法〈蘇生〉▶
・〈鑑定〉【5/10】▶
・〈生活魔法・火/地/風/水 消費MP1〉
・〈生活魔法クリーン:消費MP2〉
【パッシブスキル/魔法】
〈魔力操作【0/10】〉〈魔力自動回復【0/10】〉 〈スタミナ自動回復【0/10】〉
〈魔力消費低減【0/10】〉〈魔法高速詠唱【0/10】〉
【ユニークスキル】
【獲得経験値2倍】
【MP最大値4倍】
【SP最大値2倍】
【魔防力2倍】
【運+25】




