表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

4/24

ジョブ・魔法・スキルレベル【10/10】と【☆】の違い

 「すげぇ、すごすぎて言葉が出ねぇ・・・〈パッシブスキル/魔法〉欄に〈詭弁【8/10】〉〈睡眠耐性【6/10】〉とか〈ジョブ〉欄に〈ブラック企業の営業マン〉とかって(笑笑)。あれ?〈ジョブ〉欄の中に〈スライム〉とか〈ゴブリン〉とかありますけど、これって〈種族〉に該当するんじゃないのでしょうか?」


 「怜さんのおっしゃる通りですね。失礼しました。あと、〈勇者〉や〈聖女〉などについているユニークスキルの経験値倍増もまだ反映されてないですね。転生するときまでには修正しておきますね。〈聖女〉は女性限定なので〈聖女/聖人〉とでもしておきましょうか。おや、早速神界から怜さんのステータスボードにメールが送られてきているようですね。一緒に確認してみましょう。ついでに口直しに冷たいウーロン茶500mlペットボトルをえぃっと」


 「わたしにも同じやつをください。ステータスオープン」




  [[ステータス]]


 《神界よりメールボックスに1件のメールが届いています。開きますか? はい/いいえ》




 「選ぶときは念じるか、ステータスボードの《はい/いいえ》のどちらかをタップしていただいても大丈夫ですよ。ただし転生後は発声とか操作を見られるのを注意してくださいね」


 「はい、気を付けます」



 怜は《はい》を念じてメールをオープンさせた。



 〔お礼と補償(仮)について〕from システムエンジニア部

    ステータスボードの表記の誤りを指摘していただきありがとうございます。異世界転生まで

   には修正しておくのですが、今回は指摘していただいたお礼と当方の最終確認を兼ねて、

   『異世界ガチャ【10/10】』の10連ガチャ無料コインとスキル『ジョブレンタル』とユニークスキル

   『復讐者リベンジャー』(「個人的な恨みをはらす目的で復讐」または「不正や悪事を行った

   相手に報復」し成功した場合、得られる『あるあるポイント』が2倍になる。もし対象者から危害

   を加えられることで『あるあるポイント』を取得していた場合、時をさかのぼって再計算される)

   を進呈します。よき異世界ライフをお楽しみください。



 「『詫び石』かよ(笑笑)、これはこれでもらいすぎでしょう。おまけにこの『ジョブレンタル』と『復讐者リベンジャー』スキル、神々が『お約束のアレ』をやれって言ってるようなもんじゃねぇか(笑笑笑)」


 「もらえるものはもらっておきましょう(笑)。実は神界では、怜さんに貢献して報酬の『休暇』をできるだけゲットしようと盛り上がってるんです。かくいうわたしも、趣味の日本産の異世界転生/転移の創作物からヒントを得て【異世界転生/転移あるある】を企画部会議で提案したら採用された上にプロジェクトのリーダーに抜擢されてウキウキな気分なんです(笑)。おっと話がそれました。あとふたつほど説明しておきたいことがありますのでもう少しだけお付き合いください」


 「はい」


 「それではスキルや魔法などに表記されているレベルについて説明します。【1/10】というのは現在のレベルが1で上限がレベル10という意味です。レベル10に到達したらどうなるのか、それはスキルや魔法によって3種類あります。例えば下級火魔法が【10/10】に到達した場合、スキルポイントを5P支払うことによって中級火魔法【0/10】に昇格します。次に上級火魔法、最上級火魔法と昇格するのですが、人類の最高到達点は最上級火魔法【10/10】になります。これが一つ目のパターンです。二つ目と三つめは怜さんと亜神、神様の一歩手前の存在をそう呼んでいるのですが、亜神以上の存在、下級神、中級神などが対象となります。二つ目のパターンは、もし怜さんの最上級火魔法のレベルが【10/10】到達した場合、『あるあるポイント』を使うことによって【☆】に昇格させることができます。昇格に必要な『あるあるポイント』と【☆】の効果は最上級火魔法のレベルが【10/10】到達したときに初めて確認することができます。亜神ランク以上の存在は【☆】ランクの魔法やスキルを生まれながら複数所有していますので迂闊に喧嘩を吹っ掛けないよう注意してください。ごくまれに天界や他の異世界から仕事や遊びでやって来ている場合などがありますので。三つ目のパターンとして、もし怜さんがスキル【異世界転移】や【不老】などを狙っているのであればここからが重要となります。特定のスキルや魔法レベルをカンストさせた場合、『それを【☆】に昇格させると【異世界転移】が派生します』とか、あくまでも例えですが『最上級火魔法と(対応スキル/魔法のレベルが上限に達していません)2つを【☆】に昇格させることによって魔法【なんとかかんとか(名称アンロック)】が派生します』というように表示されます。限りある『あるあるポイント』を持てる知識をいかに生かし、効率よく稼ぎながら運用するかが鍵となります。ご健闘をお祈りします」


 「は、はい」


 「長々と話してしまいすいません。いままで話した内容はファイル可していつでもステータスボードで確認できるようにしてますので異世界転生後にゆっくりと目を通してください。それでは最後にサポート役の女神、エリンさんを紹介します」


 

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ