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スフィアちゃんと精霊王アクトゥとのご対面(レンタグルス公爵家にて)

 およそ10日間、侯爵家の屋敷内に閉じ込められた状態ってのはガイたちにとっては窮屈だったろうな。俺個人でいえば、本を借りて読書をしたり、厨房にお邪魔して食材や料理を見学させてもらったりと時間を有効に使うのは慣れてるんだけどね。まだ12歳のガイたちはこのような環境に慣れていないので、退屈しないよう色々話題を振ったり、屋敷内で何か興味を持ちそうなのがあればそれを刺激しようとしたりとか変に気を使って疲れちゃいました。



 で、ようやく帝都グランゼールに向けて出発する日を迎えた。馬車は5台編成で、護衛の騎士と冒険者は全員帝都グランゼール所属で往復する行呈とのこと。うん、これだけでも相当のお金がかかってるね。一応『チェス』と『ショーギ』と説明書を各10セットづつ購入しておきました。前回、馬車の揺れで駒が散りばりまくって勝負どころじゃなかったんだよね。市場に出す前にどんなものか知ってもらうだけでもいいし、その流れで帝都の冒険者ギルドや兵舎に寄贈してもいいし。最終的には2泊3日の道程でようやく帝都に到着した。


 もちろん俺たちは貴族専用口から入場、初めて見る帝都の光景にガイたちは目をキラキラさせながら魅入っていた。滞在先は道中に聞かされていたのだが、なんとスフィア公爵令嬢が住むレンタグルス家、ガイのテンションは爆上がりであったが俺にとっては頭痛の種でしかなかった。中位、下位の貴族からの干渉を防ぐためというのはわかるけど、色々と追及されるんだろうな、きっと・・・



 ----------------------------------------------------------------


 「ガイ殿、フィーナ殿、マリー殿、そしてレイ殿、遠路はるばるようこそ参られた!わしがこの屋敷の主、スクェア卿、こちらが我が妻であるニークス、そして一人娘であるスフィアである」


 (ウェ~イ、そしてボクが精霊王のアクトゥだよ~ヨロシクね~異世界から転生してきた

  『土井怜』くん!)


 (はぁ~???何で精霊王もいるんだよ!??キャラ違くね?あ、スフィアちゃんも見えているな、チラッと精霊王を見てやがる。で、スフィアちゃんの右後方に控えている14、5歳の青年がセバスチャンっぽいな。鑑定、鑑定っと)




 名前:スフィア・レンタグルス 種族:ヒューマン(12歳)

    ジョブ 大魔導士

    レベル 12/100

        ・

        ・

        ・


 名前:セバスチャン 種族:ヒューマン(14歳)

    ジョブ バトラーバトラー(執事戦士)

    レベル 17/100

        ・

        ・

        ・


 名前:アクトゥ 種族:亜神(年齢はナイショw)

    ジョブ 精霊王

    レベル ナイショw

        ・

        ・

        ・


 [[ステータス]]


  〈履歴(あるあるポイント関連)〉 本日の獲得累計 (AR40000P/SP40000P)

   ・ダブルボーナス(〈公爵令嬢〉の〈精霊王の愛し子〉を鑑定しました)

    (AR20000P/SP20000P)

   ・『セバスチャン』という名の超有能執事を発見、鑑定しました(AR10000P/SP10000P)

   ・精霊王を発見しました(AR10000P/SP10000P)




 (・・・大量ポイントゲットの喜びも精霊王のウザさで全部吹き飛んだわ!)


 (あ、レイくん、いま、ボクのステータス覗いたでしょ?エィンシェントドラゴンは気にも留めなかったかもしれないけど、普通は上位の存在を鑑定してバレたら超イタイ目に合うから注意してね~)


 (は、はい!失礼しました)



 「ん、レイ殿、どうかされましたかな?顔色が悪いようだが」


 「い、いえ、特に。ご心配には及びません」


 「そうか。知らず知らずのうちに長旅の疲れも溜まってるだろうから、少しでも異変を感じたら正直に訴えるがよい。まずは今後寝泊りしてもらう部屋に案内する。そこで1時間ほど休憩してもらったあと、スフィア専属執事のセバスチャンが屋敷を案内する。また、時折スフィアの話し相手になってもらいたい。年齢も同い年、スフィアは外の世界をあまり知らぬ故、娘にとっていい刺激になろう」


   (スフィアちゃんをパワレベしてるくせによく言うわこのジジィ)


 「恐れながら公爵閣下、我々は辺境の田舎育ちの故、お嬢様のご期待に沿える自信はございません。むしろ我々がご教授いただくことが多いと思います」


   (おいガイ!残念な表情をしながら俺を見るなよ!)


 「クックッ、何をいうレイ殿、『リバーシ―』、『チェス』、『ショーギ』を発案した者だというのはとうに知れておる。現時点でもレイと語り合いたい将校貴族はごまんといると聞いておるぞ。かくいう私もその一人だ。今のうちに覚悟を決めておいたほうがよいぞ。しかも私の地位を知らぬわけではあるまい。その他の貴族でさえも私と会話する際には萎縮するものが多いが、そなたは会話術に長けているだけでなく胆力も備わってると見える。末頼もしい若者だ」


 「恐れ入ります公爵閣下」


 「ガイ殿、フィーナ殿、マリー殿に関しても色々と耳にしておる。先人の騎士や冒険者らのアドバイスに謙虚に耳を傾け己の糧としていると。話が長くなってしまってすまなかった。それでは皆の者、それぞれの部屋でいったんくつろぐがよい。セバスチャン、それぞれの部屋への案内を頼む。以上!」


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