表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
デジタル・リボルト~ディストピアからへの英雄譚~  作者: あかつきp dash
一年目、翌年の四月に至るまでの章―外伝―
8/266

レベルアップ

 戦闘が終わり一斉にログアウトする。

 あとは反省会をするだけだ。


「魔物を倒したら本当にお金がもらえるなんて不思議じゃない?」

「でも、これがないと私たち野宿になっちゃうよ」

 実際に野宿している人間は存在するそうだ。宿代は案外バカにならないというのはたしかだが、そこまでするほどではない。


 実際、里奈のような初心者でも一日分の宿と食いぶちを稼ぐのはできている。もちろん最低限という範囲でだが。


 やはりいい生活をしたければレベルをあげてより強い魔物と戦う必要がある。


「ポイントもそれなりには入ったんじゃないかな?」


 翔の言うポイントとはパラメーターに割り振るポイントのことだ。


「全部振ったらレベルあがるわ」


 パラメーターは力、防御、精密、速さの四つ。HPは装備する防具で変動する。


「いまの段階で極振りはしないこと」

 これは翔がいつも口すっぱく言ってることだ。


 このゲームはパラメーターに数値を振ることで自身を強化する。パラメーターが一定の条件を満たすことでスキルを取得できる。

 ここでやっかいなのは一つのパラメーターをあげることで取得できるスキルもある一方で、複数のパラメーターを一定数値あげることで取得できるスキルがあるということだ。


 そのためプレイはじめの段階では極振りよりも万遍なくあげることを推奨される。

「これでもう少し強い魔物と戦える?」

 パラメーターを振り終えて、里奈は翔に訊ねる。


「一気には無理さ。地道にいこう」

 いつも彼はこの一言だ。

 つまり貧乏生活はまだ続くと言うことだ。


お読みいただきありがとうございます。

引き続きよろしくお願いします。

感想、評価、お気に入り登録も今後の励みになりますので、ぜひお願いします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ