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デジタル・リボルト~ディストピアからへの英雄譚~  作者: あかつきp dash
一年目、翌年の四月に至るまでの章―外伝―
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彼女はこの危機を切り抜けようと模索をはじめる

 強制ログインの最中にゲームで死んだ場合はどうなるのか?

 

 強制ログインゾーンでは自発的にログアウトができない。


 普通なら一旦ログアウトしてから安全な場所で生き返らせるのが普通だ。


 では、強制ログインゾーンでの死とは何を意味するのだろうか。里奈はその危険性について、本能的に危険性を感じとっていた。


 魔物は実在するオブジェには干渉できない。このブランコは活用できないか?


 この状況で先に動いたのは里奈だった。泥だらけになる位はどうってことはない。


 里奈はブランコの下に潜りこんだ。


 それと同時に上から飛びかかってきた魔物の爪は里奈に届かずブランコに弾かれる。


 だが、これはあくまで初撃を防いだにすぎない。魔物は明らかに複数いるのだ。


 魔物が咆哮をあげる。それがこちらにバッドステータスを与えるためのものだと気がついたのは気が遠くなるのを感じてからだ。


 体の力が抜けていく。目を開けていられない。


 そんなときだ。金属で金属を叩くカーンという鈍くもよく響く音が聞こえる。


 魔物たちはその音の方向に気をとられたのか一斉に視線を向ける。


「こっちだ!」

 

 それは声変わりしかけた男の子の声だった。


 魔物たちは連携を取りつつ、声の方向に襲いかかる。


 その後、何があったのかを知らない。


 里奈の意識はここで途切れたからだ。

お読みいただきありがとうございます。

引き続きよろしくお願いします。

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