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指先に詩をあつめて、温もった体温で  作者: 今井葉


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92/212

秋のそよそよと

開く蕾の咳き込むのを聞きながら、

仰ぐ入道雲の。

蜻蛉の振り返る田んぼの上の、

そよぐ稲穂が。

気温の上がる正午に、

食べる、

ゆで卵のあるダイニングに。



 弾け散る、箱

 の中に胡麻の

 実。収穫に掌

 掬う、点々と。



帰り道降り注ぐ太陽に背中。

こめかみ伝う、

汗に混じって、

砂埃。

喉に流れる、

傾けた水筒の、

氷のカランが。



 雀の遊ぶか

 砂のプール。

 窪みに逃げ

 惑う蚯蚓の

 懲らすのも。



ぼくと並ぶいもうとの、

ランドセルの、

鳴る筆箱が。

空に残す音符、

きょうだいの、

眼差し。

集合する足音、

蹴るアスファルトの、

温度に。



学校のチャイム、

溢れる風に、

打ち込まれる詩の、

恋心潜む、

イニシャルの。

高鳴る、

鼓動も、

そよぐ草花と共に。




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