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指先に詩をあつめて、温もった体温で  作者: 今井葉


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76/212

ラジオ体操

今は

朝の五時五十分

今日はラジオ体操

六時に神社で集合です



急いで歯磨き粉を絞り

ブラシに乗せ

歯を磨く

ぼくの顔は

なんだか寝ぼけ顔

歯医者で

習ったように

丁寧な磨きっぷり



昨日

紐を通した

ラジオ体操カード

首に引っ掛け

ちょっと長いのを

風に煽られ

僕の首が

ぐるぐる巻に

しまるのを



神社で

集合した

朝六時

ステレオ

再生ボタンとともに

大音量の

ピアノの伴奏

始まるラジオ体操

眠たげな顔で揃う

手足

伸ばして



雀の歌うのも

昨夜の

雨の

雫が震えるのも



終わったあとの

カードに

スタンプ

蛍光ピンクの

発色も

朝日に透けて

「ごくろーさん」

近所のおじさんの

金歯の

光る笑顔も



もらった

おれんじジュースの

染みる甘さも

喉の鳴る

汗をかく

缶ジュースの



帰り道

友だちとかけっこ

畦道の

約束する

夏祭り

八月の夜



二度寝する畳の上

手足広げ

香る蚊取り線香の

隣に缶ジュース

瞑るまぶたが

低い寝息が


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