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指先に詩をあつめて、温もった体温で  作者: 今井葉


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真夜中の夢

剣道場の夢、

やあ、

と掛け声、

寝言ひとつ。

道着羽織り、

袴締め、

竹刀手に、

真夜中の夢。



組み合うカブトムシの、

跳ね返る身体、

羽打ち鳴らし、

真夜中の夢。

決闘場の虫かごも、

倒れる死骸の、

真夜中の夢。



いもうとの、

こめかみから汗、

むせ返るような、

夏のネグリジェ、

小さく息づく、

真夜中の夢。



枕に落ちる、

母の白髪、

障子からの月明かり、

真夜中の夢。

あけない夜の、

寝苦しい寝返りも、

真夜中の夢。



ベッドルームの、

クイーン(蟻)も、

閉ざされた孤城、

真夜中の夢。

昼間の仕事も、

癒やされる闇に、

歩兵(蟻)の、

真夜中の夢。



明滅する、

歩行者信号、

コンビニの照明と、

遠くのエンジン音に、

響く夜空に、

瞬く星と

真夜中の夢。


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