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指先に詩をあつめて、温もった体温で  作者: 今井葉


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雨粒オーケストラ

迎えに走ったいもうとと、

Mの背中に、

追いかけるぼくのローラー。

地面の上を回転、

夏を走る道は燦めいて。



  シャボン玉

  を追いかけ

  るいもうと

  の、浮かぶ

  それはヤマ

  ボウシの向

  こう



虹色のシャボン、

弾けて瞑るまぶた、

苦笑いの、

頬を膨らまし、

ストローのさきの、

シャボン。



スニーカーのつま先、

乗っかるシャボン、

新しいそのスニーカーで、

ボールを蹴るように。

カエルは歌う、

畦道の向こう、

天気予報通りの雨模様の。



雨粒がシャボンを打つ。

パチンと弾いて、

シャボンのアスファルトを、

雨が洗い流す。

溶け込んだその水たまりに、

泳ぐKが。

尾びれをふりふり、

キョトンとした目玉を、

潤ませながら。



  石段を上がって

  一時しのぎの、

  雨宿り、朽ちた

  木の幹。遊泳の

  K・



雨粒・カエルオーケストラ、

Kが跳ねる、

水飛沫が青葉に、

掛かる虹の橋。

流れる、ささやくような、

雨粒。

アスファルトにシャボン、

ぼくの意識化に潜む、

ファンタズマ。

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