震える血液
ぼく は学 校 に行 けない 。
不 安で そ わそわ する身 体に,
ミ ミズがぼ くの 血液を 這っ てい くよう な。
塵を 口 にいっ ぱ い 含ん だ ような 。
湿気 を帯 びた頬 に ,
拭 った 泥まみ れ:
塗り たくら れた 泥まみ れ 。
ぼくは見つめる
スニーカーの先
の泥まみれを。
ぼやける視界に
落ちる涙。濡れ
た指先・集まる
詩が。
昇降 口の 玄関 で,
立 ち 止ま り入 れない ぼく・
通 り過 ぎる児童 の 波,
背中 に 押し寄 せ るか け声 。
か け声 。
手に し た班長旗 の 黄色が ,
ぼや ける 。
ぼや
け る。
夏の苦い
匂い,忙
しなく歩
兵(蟻)
青 い空 気は重く ぼくの 鼻孔 に。
スロ ーモ ーシ ョン で,
届く、嫌み な朝日。
キャッ プの ツバ の隙 間を射 貫く ,
後 ろめ たい
光
線
に 向かって,
ショットガン!
唸る ぼ くの心 臓 :
撃ち 抜 かれた オレ ンジ みた い に。
飛
沫
。
群が る 歩兵(蟻)
クイ ーン(蟻) のベッ ド を死守 しろ,
と
ばかりに・
夏を 描く コラ ージュ 。
学 校の 玄関に 散らば る雑 誌・塵
ぼ くのお わりの
おわ
り 。




