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指先に詩をあつめて、温もった体温で  作者: 今井葉


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ダンス・マカーブル

Kの着物・

立ち上がる背びれ。裾流れる尾びれ。

朱く・肩にひっかけて)

白く透ける尾びれ・



いもうとのネグリジェ。

ひるがえして裾。

刈り上がった襟あしにフリルが揺れる。

夢で着る一夜に。

夢魔とのダンス・マカーブル>>>>



   Kの踊り

   水の抵抗を逆手に

   溶ける朱色

   鱗の溝にも



   Sとの踊り

   死者と手を取り,

   欺瞞を囁く

   終わらない夜の

   終わらない夢の

   


肉を巣くい、骨まで蝕まれ、それでも踊り続けるのでした。

腫れた出来物をそっとふれるように、優しくいたわるようにするSのありさまに心震えるのでした。

いもうとの天井には夜空がかかっているのでした。

覚めない夢をみては、ため息ばかりつくのでした。



   Kの着物は水槽の中

   で転がる。

   剥がれ落ちる。

   溶け出す。



揺れる水草に触れるKの着物)))

端で踊る。いもうとの・

ダンス・マカーブル

白む夜空。四角い紙の透ける障子の。

奥で揺れるいもうとのネグリジェ。

慕っ・

慕っ・



   唸るいもうとの喉、

   かみ砕かれる首筋の・

   黒子が。

   膿が溢れる。

   水槽に流れる。



くちづけされる首筋の。

黒子に溢れた膿の。

Sとのダンス・マカーブルを。

墓場まで。

水槽の奥の。踊っ・

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