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[完結]世界の終わり  作者: ワクルス
この世界
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天候を操りし者3

現在、俺達は絶賛升の野郎に追いかけられております。


「風パーンチ!!」

「いやー!」


升の拳が俺の横を横切る。

これ、当たってたら即死確定だったな。


「逃げるなよぉ、升君の事を可哀想だと思わないの?」

「うるせぇぶっ殺すぞ」

「ライトニング!」


あ、そうだ最初の方に純粋な水でこれを防げてたな。


「水!」


俺は水でなんとか電気を防ぎきる。


「これからどうしたものやら」

「死ぬだけだ!パーンチ!」

「強風!」


雫が魔法を唱えたおかげで紙一重の所で升の攻撃をかわす。


「ナイス」

「どうしたものか。俺達だって魔力が多いって訳じゃない。あいつに比べたらかなり少ない方だ」

「かと言って節約してたら死ぬかもしれない」

「私はともかく2人は能力が戦闘向きだからとりあえず能力を使えるようにしないと」

「ならあの水晶玉を壊すしかないな」


全く、絶対あの武器屋の前にいたおばちゃんのせいだろ。

あいつがあんなの売ってなかったら俺達ここまで苦戦してなかったぞ。

魔力玉とか能力無効玉とか。

そんなん買うなら魔力水を買えよ。


「升が懐にしまい直したあの水晶玉。光っているからかある場所は場所は分かるな」

「あれを壊せばいいのか」

「でもとりあえずは――」

「ライトニング!」

「この状況を何とかしないとね、水!」


雫は俺と同じように純粋な水を出したのか電気は通さずにすんだ。


「受験勉強を普段より頑張っておいて良かった」

「なぁこれもしかして雷も防げるのではないか?」

「...天才かよ」


良く考えればそうか。


「とりあえずこの状況を何とかしようよ」

「それもそ――」

「ライトニング!」

「水!喋ってる時に話を(さえぎ)る事をするのはやめろ!」

「うるせぇこっちは勝てばいいんだよ勝てば」


この卑怯者が。


「ていうかお前着いてくんなよ。範囲外に逃げられないだろうが」

「範囲外に逃がさない様にしてんだよ。すぐ分かるだろ」

「分かってるから言ってんだよ」

「意味不明すぎるんだが」

「考えてちゃ終わりだよ」


升は腕を俺達の方に向ける。


「ライトニ――」

「投石!」


俺は升が魔法を出してきそうだったので升の腕に向けて魔法を放つ。


「いって!」

「もういっちょ、投石!」


今度は水晶玉に向けて放つ。


「させん!おりゃ」


俺が放った石を素手でたたき落とす。


「私も!投石!」

「星奏はしなくてもいいからお前は早く結界外に出ろ」

「り」

「現代っ子か」


俺と雫は升の持ってる水晶玉に向けて魔法を放つ。


「はいっはいはいはいは、はいはいはいはいはいっはい。よし、フルコンボ!」

「音ゲーとちゃうぞ!クソっどうしよう」

「おーい竜ー!雫ー!外に出たぞー!」


早いな。

まぁあって100メートルぐらいだもんな。

あいつならそれぐらい一瞬か。


「脚強化!」


升はそう言うと俺の前に一瞬で来る。


「竜、後ろ下がって!」


俺は雫の言う通りに後ろに退く。


「グランドランス!」

「おっと危ない危ない」


升は足で下から出てきたトゲ状の岩を蹴り砕く。


「これだけは絶対に割らせないからな」

「そんな我が子を守るお母さんみたいなポーズすんな。俺達が悪者みたいになるだろ」

「そうさせてんだよ」

「陰湿すぎる」


それにしてもどうしたものか。


「升キック!」

「あ、まずい」

「サイコキネシス!」


俺はすごい勢いで右側に寄せられる。

そのまま俺は体勢を崩す。


「いってて」

「お、できたできた」


なるほど、結界の外側からなら内側に能力を使う事ができるんだな。


「あ、そこ!ルールーの穴をつくな!」

「ルールーの穴をつくのがゲームの面白い所だろ」

「勝てばいいってあなた言ってたしね」

「ブーメランが頭に刺さった。めっちゃ痛い」


升は痛そうに頭を抑える。


「投石!」

「ネタシーンっぽい所で攻撃してくんな!」

「グランドランス!」


升は俺達2人の攻撃を何とか素手で防ぐ。

やっぱり身体強化ってシンプルな割に強いな。

シンプルイズベストを痛感させられる。


「こうなったらやるしかないか」


升は懐から今もなお光っている水晶玉を取り出す。

そしてそれを思いっきり投げる。

結界の範囲が升から離れた所で升は手を真上に突き出し。


「落雷!」


そう言うと水晶玉はまた升の方に戻る。


「まずい、水!」

「念の為にエアーウォール!」


雷が水のところで止まってる所を見るとしっかり遮断できてるんだな。


「ハロー」

「ワァオ、ハウアーユー?」

「アイムハッピー」

「飛んで火に入る夏の虫とはこの事なはず。グランドランス!」


雫が出した魔法は8本のトゲが升の下腹部を当たりを360度囲んで突き刺している。

でも水晶玉は割れてない。


「ジャーンプ!」


升はそう言うと刺さっているトゲをポキポキと折り空高く飛ぶ。

それと同時に水晶玉を星奏の方に投げる。


「そしてーライダーキッーク!」

「グランドランス!」

「むーだ、むーだ」


升は雫のトゲをいともたやすく粉砕しながら進み続ける。


「投石!」

「させねぇよ。ライトニング!」


俺は水晶玉に向けて魔法を放ったが升の魔法がそれを防ぐ。

まずいな。

水晶玉はもう星奏がいる所にまで行ってしまった。

しかもちょうど俺達も入ってる範囲だ。


「しーね、しーね。これで任務達成だ」

「一か八かのグランドウォール!」


雫が出した魔法は下から出てきて升のケツに当たり升は予想以上に高く飛ぶ。


「うえ?」

「危ない危ない。川が一瞬見えたよ」

「ナイスすぎだろ。ライトニング!」

「いってぇ!ビリビリするぅ」


俺達は升が痺れてる隙を見て水晶玉に向かって走り出す。


「ちょっと待てよ。そんな事させる訳ないだろ」


俺達は升が何か言ってくるが無視して水晶玉に向かう。


「強風!」

「グランドウォール!」


水晶玉が升の方に行こうとしてたが星奏が魔法を出した事でなんとか防ぐ。


「やぁお久しぶり」

「そんな事言ってる場合か」


星奏は水晶玉を手に取りそう言う。


「後はこれを割るだけだ」

「とうせ――」

「させるか。落雷!」


その技はもう…


「水」


防げる。


「さぁそろそろ反撃といたしましょうか」

「反撃パートキタコレ」

「ここからスッキリし始めるんだね」

「たかが技を1個防げるようになった程度で何を――」

「その技1個防げれば問題はないんだ。お前はその程度なんだ」

「…俺がその程度だと?そんな事、何回言われたか。たけど俺は違う!俺はお前らよりも強いんだ!」


ここまで来ると少し同情する。

今の気分を表すなら攻略法さえ分かってしまえば簡単な中ボスって感じだな。


「こんな所で終われるかよ!落氷(らくひょう)!」


升がそう言うと上から大きな氷の塊が落ちてくる。


「サイコキネシス」


氷は星奏の能力によって空中に止まり升の方に飛んでいく。


「ぐっ…全身強化!」


升はなんとか防ぎきり氷を粉々に粉砕する。


「そういえばお前、さっき俺達に言ってた言葉あるよな」

「それがどうした」

「そのままそっくり返してやるよ。こっからは!――」

「私の――」

「ステージだよ!」

「俺のセリフを奪うな!せっかくいい雰囲気作ってたのにさ!」

「うるせえ」

「とりあえずこれ割っとくね」


雫は星奏から水晶玉を取り魔法で上から岩を落とし水晶玉を割る。


「なんか締まらんな」

「いつも通りだよ」

「平常運転って事だ」

「こんなやつらに負けてたまるか!」


なんか…いい感じに閉まらないが…まぁいっか。

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