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[完結]世界の終わり  作者: ワクルス
お金稼ぎ
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二重人格者

「本当に予定よりも早かったな。あぁ」


そういうと天朗?は首をコキコキとならす。


「あいつらか…殺ればいいんだろ?天朗。あぁ任せろ」


天朗?がそう言うと大剣を構える。


「っ!五感強化、動体視力!」


有輝はすぐに俺の前に立つ。


「瞬斬!」

「ジャストガード!」


ガキン!と言う音がすると天朗?が有輝に剣を当てていた。


「やるな」

「パワーキック!」


有輝は天朗?を少し蹴飛ばす。


「なんだ今の?全く反応出来ないぞ」

「反応出来なくて当然っすよ。速さはあれぐらいならマッハ10以上はあったっす」


周りにマッハ10もあれば周りに何かしらの影響が出ると思うんだがな。

まぁいいか。

それよりもそんなスピードを軽々出してくるようなやつにどう立ち回ればいいかだ。


「星奏のやつで動けなくすればなんとかなるか?」

「無駄だろうな。私のエアーウォールは確かに硬いが壊せない訳じゃない。それに天朗に何回かは壊されてるし」


こんなのどう勝てって言うんだ。


「いやー、これを見切るやつがいるとはな。天朗のやつを見てきて細かい所まで想像していたのだがな」

「お前、誰だ?」


星奏と雫も察したのか天朗?の方を見る。


「俺か?俺は士郎…島草士郎だ。よろしくな。と言ってもすぐにお前らを殺す事になるんだがな」


まさか俺がこんなファンタジー展開にぶち込まれるとはな。

なんかすっごく敵幹部と戦っている感がする。


「とりまそこのチビと…パッとしないのがやばいのだったか」

「パッとしないって言うな」


でもパッとしないって言われるのも主人公の特徴だし…

それでもパッとしないは嫌だな。


「はっ!竜さん、伏せて!」


有輝に言われるがまま伏せた瞬間士郎が立っていた時の首の位置に向かって剣を降っていた。


「読まれたか」


ありがとう有輝、あのままじゃ俺死んでた。


「まぁいい」


士郎は俺の頭目掛けて剣を突き刺そうとする。

すると士郎はギョッと後ろを向き。


「小賢しいぞ」


俺は透明化して幻影が突き刺された瞬間に剣を振ろうと思ったが透明化していた事に気づかれ更にピンポイントに腹に蹴りを入れられる。

幸いな事に魔力を使わなかったからか痛いだけで済んだ。


「やばい。血を吐きそう」

「耐えろ男だろ」

「そんな根性論でどうにかできるとも思えんがな」


少しビビっている星奏と雫を見ながら腹を抑えながら立ち上がる。


「次は…お前たちだ!」


士郎は星奏達の方を見て剣を構える。


「瞬斬!」

「エアーウォール!」


星奏がそう言うと士郎はかなりの音を立てて向いていた方向にあったビルに当たる。

速さを落としたからかビルは1箇所穴が空いた程度で済む。


「もしかしてお前…」

「そうだ。こかしてやった」


星奏はいつもそんなに機転は早くないのにこんな時は早いんだな。


「あー、いってて、いてて」


士郎は首をさすりながら出てくる。


「あんな事されるなんて考えた事もなかったな」


士郎は首をポキポキ鳴らしながら近づいてくる。

そして少し離れたところで剣を構え立ち止まると


「っ!みんな伏せてくださいっす!」


俺達は有輝の言う通りにする。

その瞬間


「パワーーーーー!」


士郎は思いっきり剣を振るう。

俺達は伏せたおかげで助かったが士郎が振るった先は風圧でガラスが割れている。

どんなバカな威力をしているんだ。


「読まれたか。まぁいいや。お前はこの中で1番歯ごたえがありそうだ」


士郎は有輝の傍へとすごい速度で近づき風圧だけで有輝を飛ばす。


「グランドランス!」


士郎は気づかなかったのか雫の魔法がお腹に突き刺さり星奏が士郎の首に向けて剣を振るう。

しかし星奏の剣はもう少しの所で士郎の剣に受け止められる。


「危ない危ない。もう少しで死んじゃうとこだったな」

「瞬斬!」


有輝は士郎の技を真似て士郎の近くまで一瞬で距離を詰め剣を振るう。


「遅い、弱い、お前レベルが最強か。弱いな、人間って」


だが士郎は有輝の剣を大剣で受け止める。

俺から見たらどっちも同じくらいの速さなんだが?

そう思っていると士郎は有輝の剣を弾き少し宙に浮かしてからかなり蹴飛ばす。

そして有輝の方向に士郎は走り出す。


「今のうちに…」


雫が口笛を鳴らすとブラウニーが透明な液体が入った試験管を持ってくる。

そしてブラウニーから試験管を取る。


「はい竜、星奏。これ飲んで魔力回復しといて。魔力かなり減ってるでしょ?」


雫がそう言うので魔力測定器を見てみると


「まだ5千は残ってるな」


結構使ったイメージなんだが。

ていうか誰の財布から魔力水を買ったんだ。

有輝の財布はすっからかんって聞いたぞ。


「まぁいいや飲んどいて」

「私は3千ぐらいだ」


星奏はそう言いながら雫から魔力水を飲む。


「ん?8千になってる前まで7500だったのに」

「5百上がっただけでそんなに騒がないでよ」


魔力量が上がる理由がいまいち分からん。

よくある精神が強くなったとかかな?

そんな事を考えていると有輝が士郎の剣をなんとか受け止めながらこちらに飛んでくる。


「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄…無駄!」


士郎が強く無駄!と言うと有輝はまた吹っ飛び倒れ込む。


「ブラウニー!」


雫は魔力水入りの試験管をブラウニーに持たせ有輝所まで飛ばす。

そして有輝の真上に着いた時に魔力水入りの試験管を落とし有輝の体に当てて試験管を割らせる。

有輝は防御力をあげたのかガラスの破片が頭に突き刺さることはなかった。


「ありがとう…ございますっす」


有輝はフラフラしながらも立ち上がる。


「そろそろいい頃合いか。天郎少し頼んだ」


士郎はそう言うと目をつぶり目をゆっくり開ける。


「絶望の渦に飲み込まれろ。感情操作、圧倒的絶望!」


そう言うとまた目をつぶりゆっくり開ける。


「よしもう1人は倒したも同然だな」


そう言って士郎は俺達の方を見る。


「ひっひゃひゃひゃひゃひゃ。最高っすねこの感じ。またこの気分が味わえるとは思ってなかったすよ」

「嘘だろ。天郎いわくその人の1番辛かった記憶をかなり辛くして思い出させる技なのに」


なんか有輝のテンションがハイになっている。

あいつも二重人格なのか?


「これが辛い記憶?バカなこと言わないで欲しいっすね。今のなっては最高の記憶っすよ」

「狂ってやがる」


俺もそう思うよ、流石に。

本当に有輝が壊れちゃった。


「クソ!瞬斬!」

「ジャストガード」


有輝が人差し指で士郎の大剣を止める。


「死ね、ジャストアタック」


有輝は士郎が大剣を人差し指で止められたことに驚いている隙に士郎を殴り飛ばす。


「瞬斬!」


士郎がそう言うとガンッという音が何回も聞こえてくる。

連続で技を繰り出しているのだろうか。

そこに俺達が入る隙なんてなかった。


「有輝が全部人差し指で受けてやがる」

「強者感すごいな」

「どうしたんすか?さっきまでの威勢はどこに行ったんすか?」

「こうなったら…全身強化!」

「魔力が多いっていいっすね。僕達じゃそんなに魔力を使えないっすからね。でも…魔力の使い方が下手っすね。さっきまでのはゴリ押しだったんすか?」

「グハッ」


有輝は士郎の腹を殴ると腹にめり込む。


「さぁ早く立つっすよ」


このままだと俺達の勝ちが濃厚だ。

でも相手はゾンビ何をしてくるか分からない。

ちょっとでも相手の魔力を減らすにはどうすればいいんだ?


「調子に乗るなよ。俺はな、俺はな。あいつが…天郎が悲しまないような世界を作るんだ。そのためにもお前なんかに負ける訳には行かねぇんだよ」


士郎は頭に手を置く。


「残りは50万と言った所か。…なら50万全て使って、効果時間は3分。…よし、絶対お前らを倒す。お前らを倒して俺達が望む未来を掴むんだ。全身強化!」


これ、どっちが主人公か分かんねぇな。

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