表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
[完結]世界の終わり  作者: ワクルス
冒険者と言えば?
114/265

サバゲー1

俺と星奏は雫に起こされ眠い中、リビングで雫の方を見る。

星奏はまた眠っているようだ。

雫は興奮しているのか鼻息が荒い。


「これ見て」


雫は俺達に1つのポスターを見せてくる。

そこにはサバイバルゲームの案内と書かれていた。


「これを俺達に見せてくるってことは」

「乗るしかねぇ、このビッグウェーブに!」


雫、銃とか好きだもんな。

俺の息子を小さい銃に例える程に。

デリンジャーは傷ついた。


「合法的に人に銃を撃てるんだよ?」

「面白いとは思うけど、これ日程今日だよな? 時間とか用意とか間に合うか?」

「んなもん、気合いでどうにかすんだよ」


雫、すっげぇ興奮してるな。

雫は俺を連れて雫の部屋に入る。

星奏はまだ眠っているみたいだ。


「ここから好きなものを取っていきな」


そこには沢山の銃があった。

エアガンみたいなものから電動ガンにガスガンまで。

俺は適当に有名なAKを手に取る。

ていうか、これしか名称知らない。


「そいつでいいのかな?」

「これでいいよ。星奏のも適当に選んでやるか」


星奏はヨダレを垂らしながら気持ちよさそうに寝ている。

星奏が起きる時間はまだまだ先だもんな。


「星奏は…適当に二丁拳銃でいいだろ」


俺はよく分からないので適当に拳銃を二丁取る。


「雫のは?」

「私はもちろん、カスタムゴリゴリのM4A1。まず、ホロサイトをつけてちゃんとリコイルできるようにグリップとか諸々つけて暗いところに対抗できるよう――」



雫の銃解説がやっと終わった。

とりあえず、朝の支度するか。


「ほら、星奏起きろ」

「私はこの世界の救世主、スター・ディ・フラワー様だ。道を開けろ!」


なんだ、この厨二病共。

俺は星奏に向けて銃を構える。

威力を試しておこう。

俺は星奏に向けて銃を撃つ。


※彼女は特殊な訓練を受けています

人に向けて撃つのはお控えください


「いった!」


星奏が痛いといって起き上がる程の威力か。

これ、18禁レベルじゃないだろうな。


「星奏、おはよう」

「起こし方ってのがあるだろうが」


星奏は起きて早々怒鳴ってくる。

そんな元気なら早く起きてくれればいいのに。

星奏は眠い目をこすりながら机に置いたサバゲーのポスターを見る。


「竜はこれに参加するのか?」

「雫もな。お前も雫の中では参加することになってるけどどうする?」


星奏はまだぼーっとしてるのかポスターをじっくりと見る。


「……面白そうだ。私も行く」

「はい、これ」


俺は星奏に二丁拳銃を渡す。

星奏は嬉しそうにそれを手に取る。


「迷彩服は今、雫がダッシュで買いに行ってるから朝の支度を早く終わらせるぞ」

「分かった」



サバゲー会場に着いた俺達は早速係の人からルール説明を受ける。


「弾に当たったらヒットと言って手を挙げながら出ていってください。味方のに当たったとしてもヒットって言ってくださいね」


どこに当ててもいいんだったよな。

こりゃ楽だぞ。


「次に、使う魔力量は1試合で500までにしてください。それまでなら能力や魔法を使って頂いても構いません。ですが、火属性魔法や人に向けて魔法や能力を放つのはお控えください」


魔法と能力の使用許可とか最高かよ。

使う魔力量は500に制限されるとはいえこれは面白いことができそうだ。


「あ、それと銃を発砲する際はしっかりと手で握った状態でお願いします」


星奏みたいな能力者対策だな。

銃だけを空中に浮かせて相手に向かって撃つなんてチートだもんな。


「ルール確認は以上でよろしいでしょうか? では、ゲームが始まるまで少々お待ちください」


係の人は説明を終えるとすぐに別の参加者の所に行きルール説明をする。


「能力使っていいって言っても私の能力は全然使い物にならなそう」

「クロとか出して空中で索敵みたいな使い方でいいだろ」


このゲームの能力で1番強いのは星奏だな。

弾を全部止められる。


「星奏は相手の銃のトリガーを固定してくれ」

「了解。地獄を見せてやる」


よし、これで勝ったも同然だな。

俺達のチームは赤か。

間違わないようにしないと。


「あ、竜さん達じゃないっすか」


有輝は俺達の所まで手を振りながら近づいてくる。


「あ、有輝も来てた…の、か」


俺は有輝のチームを確認すると青チームみたいらしい。

嘘…だろ?


「敵チームみたいっすね。お互い死力を尽くして頑張りましょうっす」


有輝はそのまま青チームの人が多い所に行く。


「おいおい、嘘だろ」

「勝てるわけないよぉ」

「しかも、有輝のやつもう他の人達とコミュニケーション取ってやがる」

「陽キャかよ」


有輝の情報をまとめると

チームワーク 〇

強さ ◎

リーダーシップ ?

見た目 〇

モテ度 〇

財力 △

といった所か。

持ってる銃は見た感じ拳銃だ。

つまり、接近戦は確定で負ける。


「有輝は罠をはりまくって倒すしかないな」

「そうだね」


有輝に勝って町中をドヤ顔で歩いてやる。


「もうすぐ、ゲームを始めます。各チームは指定の場所にまで移動をお願いします」



3ゲーム目の開始のホイッスルが鳴る。


「「「「「うわぁぁぁぁ」」」」」


俺達は一方的に有輝にやられている。


「「「「「ヒット」」」」」


大多数のやつらがヒットコールをしゲームエリアの外に出る。

もちろん、俺達も例外じゃない。


「あいつ、チートすぎだろ」

「身体能力強化で一気に近づいて至近距離で撃たれるなんて無理だよ」

「私の壁も魔力量が制限されてるから長時間は使えないし」

「運良く逃げれても他の人達に撃たれて終わりだもんね」


なんだこのクソゲーは。

こんな理不尽なのは枢機卿組と戦ってた時以来だ。

枢機卿組に勝てたのは正直相手の油断が多いからな。

有輝は油断もしないし理不尽度は高いしの欲張りセットだから勝てるわけがない。


「とりあえず、有輝から逃げる事を最優先事項にするぞ」

「そうだな」


俺達がどうするかの作戦会議をしていると試合終了のホイッスルが鳴る。

有輝の強さのせいで帰る人達が結構多くなってきた。


「これは、主人公の俺がなんとかして有輝を倒すしかないか」

「ソダネー」


くっそ棒読みだな。

腹立つ。


「とりあえず、やるぞ」

「鬼畜ボスに挑むのって最初はやる気出るよね」

「段々とやる気なくなっていくんだよな」

「分かるけど今言うのは止めてくれ。やる気なくなっちゃう」



ゲーム開始のホイッスルが鳴る。

他の奴らも俺達と同様に逃げる奴が大半だ。

だけど、ただ逃げるだけじゃ有輝からは逃げられない。

俺は透明化を使って俺達3人だけでも逃げれるようにする。


「有輝が来たぞ」

「撃て!撃て!」


他の奴らは有輝に向けて撃つが有輝は全部避ける。

マッハ20とかじゃないと無理だろ。

やっぱり有輝はバケモンだな。

S級はだてじゃない。

俺達はかなり後ろの方にまで下がる。


「ここなら、探すまで時間がかかるだろ」


俺は透明化をきる。

残り魔力量は…大丈夫だな。


「とりあえず、クロ達使って索敵させるね」

「はいよ。で、これからどうする?」

「そうだな。私が武器的にも近距離向けだから私が前線に出る」

「じゃ、雫は星奏のちょっと後ろで行動してくれ。俺は透明化があるし不意をつく」


俺達は大まかな作戦を決め実行することにする。


「「「「「ヒット」」」」」


俺達以外の赤チームがヒットコールをしゲーム会場から出る。


「こんな緊張感を持ったのは枢機卿組以来?」

「そうだな。でも、殺し合いじゃなくゲームだからってのもあると思うがちょっと興奮してきた、この状況に」

「マンガの見すぎだろ。でも、その気持ちは分かる」


俺達の気持ちが高鳴る。

この状態の俺達に勝てるかな、有輝。

なんでこんなバトル感満載のを書き続けてるんだろう

本来は日常ものを書きたかったはずなのになぁ

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ