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~The tale of Ruin~  作者: 流川アヤ
第1章
4/13

剣神の姫


 扉から入ってきた美女、いや美少女は俺に向けて尋常ならざる殺気を飛ばしてきた。俺はそれを返すようにそれ以上の殺気を叩き込んだ。

~~ピコーン~~

(スキル〈威圧〉を取得しました。)

(スキル〈殺気〉を取得しました。)

(スキル〈絶望のオーラ〉を取得しました。)

(スキル〈死のオーラ〉を取得しました。)

(スキル〈王者の威圧〉を取得しました。)

(スキル〈覇者の威圧〉を取得しました。)

(スキル〈神威〉を取得しました。)

~~ピコーン~~

(〈威圧〉〈殺気〉〈絶望のオーラ〉〈死のオーラ〉〈王者の威圧〉〈覇者の威圧〉〈神威〉を統合しました。)

(スキル〈絶望之化身〉習得しました。)


「ほう、これは驚いた。何段階に分けて威圧してくるとは、中々やるな。」

 いや、次々にスキルを習得した結果何だが…内緒にしておこう。って言うか、何でこんな一気にスキルを習得するんだ?

<世界神や転生していた時の全ての経験値が貯まっていたのと〈天賦の才〉が原因です。今後、スキルポイントを自動で割り振りますか?>

 ああ、頼んだ。

 だが、仲間にスキルポイントを割り振る時にはオリジンスキル以外に割り振るようにしてくれ。オリジンスキルは、どんな進化をするか分からないからなるべく振らないで方が良いと思うしな。


「暫くの間、お前たちの面倒を見る事になった"第一使徒"のクレア・ルシフルだ。」

 ルシフル?…あの一族か。

 それより見た目は少し幼く感じるが、発する力は只者じゃない。近接戦闘最強か…。成る程、魔力や闘気の流れがとても静かで滑らかに流動している。戦闘能力や戦闘経験が圧倒的に優れている証拠だな。


「俺はこいつらの主、ウルスだ」

「主殿に仕えているユヅキです」

「ご主人様の奴隷のアリアです」

「同じく、ウルス様の奴隷のリーベルです」

「僕はシアだよー!」

 俺の後に続き、四人とも自己紹介をした。


「ふむ、かなりの信頼関係を持っているようだな。お前達を私が強くさせてやる!さ、付いてこい。私の家に案内してやろう」

 クレアはすぐに振り向き扉から出ていったので、俺達は急いで付いていった。先程来た道のりを引き返し、城内から出ると上空に大きな"城"が浮かんでいた。


「あれは、古代人が作った"天空城"だ。知り合いに直してもらって、家として使っているのだ。あそこには、私の配下の鬼人族が一緒に住んでいるから宜しくな。世話は、その者達がやってくれる筈だ。」

 鬼人族が、メイドとか執事など下働きをしているのか。


「ご主人様の奴隷として、そちらの方も学びたいです。」

「私もです」「僕も!」

 アリア達は、そちらも学びたいらしい。そこまでしなくてもいい気もするが、ここは任せておこう。

「うむ、私がアンナに言っておこう。」

 アンナって人が鬼人族のリーダーなのか。


「お前さん達は、あそこまで飛べるか?」

 ここから天空の城まで、1km位は余裕にあるな。俺は〈森羅万象〉で転移ができるが、四人は辿り着く方法がない。

「転移なら俺が使えるが…」


「なら、お前さん達に〈天歩〉または〈天駆〉を習得してもらうか。」

「そんなにすぐに手には入るのか?」

<〈天駆〉はエクストラスキルで、一瞬で距離を詰める〈縮地〉と空を蹴って走る〈天歩〉の統合進化して習得するので時間を要します。〈天歩〉なら才能があればすぐに取れるでしょう。>

「ん?私は〈天駆〉を一回で習得できたぞ?」

 成る程、天才というやつか。


「どうやるんだ?」

「足元に闘気を集中させて空を蹴る。それだけだ」

 そう言ったあと、クレアはお手本を見せるように空中をスキップするように跳んだ。

「成る程。」

 俺は真似をするように、ありったけ闘気を集めて空を蹴った。

~~ピコーン~~

(スキル〈天歩〉を習得しました。)

(スキル〈縮地〉を習得しました。)

~~ピコーン~~

(〈天歩〉〈縮地〉を統合しました。)

(スキル〈天駆〉を習得しました。)


「おっ!」

「ほう、無駄に闘気を使用しているが、中々才能があるようだな。」

 それを真似するように残りの四人もやってみたようだが、まだ出来ていなかった。

「おっと、これは難しいですね」

「あっ!出来た!」

 ユヅキとシアは、何とか〈天歩〉を習得したみたいだった。ユヅキは元々レベル的に出来るだろうが、シアは凄いな。

<〈天駆〉の下位互換ですが、〈武術の才〉を持っているので習得速度が早いのでしょう。>


「時間もないし、残り二人はウルスが運んでやれ。」

「わかりました。」

 そう言って、アリアとリーベルに駆け寄った。

「申し訳ありません。ご主人様」

「ウルス様、すみません。不甲斐ない姿を…」

 かなり落ち込んでいるが、普通はスキルを簡単に手入れられないからな。

「気にするな、練習すれば出来るだろう。」


「私は先に行くぞ。ユヅキとシアとやら、付いてこい」

「では、お先に行きます」「もっと早く走れるよー」

 クレアはユヅキとシアを連れて先に天空城へ向かった。

 俺は、その背中を見ながら鑑定してみた。

ーーーーーーーーーー

名前:クレア・ルシフル

年齢:2930

種族:半神半人(デミゴット)

レベル:3460

[スキル]:〈魔力・闘気・霊力操作Lv10〉〈魔力・闘気・霊力感知Lv10〉〈魔力・闘気・霊力遮断Lv10〉〈仙術Lv10〉〈武術Lv-〉〈身体能力強化Lv10〉〈身体制御Lv10〉〈俊足Lv10〉〈敵意感知Lv10〉〈予測Lv10〉〈衝撃波Lv10〉〈瞑想Lv10〉〈自己回復力強化Lv10〉〈手加減Lv10〉

[エクストラスキル]:〈天賦の才Lv-〉〈無詠唱Lv-〉〈神闘気Lv10〉〈神眼Lv6〉〈神速Lv10〉〈自動反撃Lv10〉〈追加攻撃Lv10〉〈一撃必殺Lv10〉〈二撃必殺Lv10〉〈不殺Lv10〉〈天駆Lv10〉〈近未来予知Lv8〉〈全属性耐性Lv-〉〈超越者Lv-〉〈全状態異常耐性Lv-〉〈神格Lv-〉〈神力操作Lv8〉〈神力変換Lv8〉

[オリジンスキル]:〈斬れぬ者無し(アブソリュート・キル)Lv8〉〈天掌万氣Lv8〉

[魔法]:〈封印魔法Lv10〉〈空間魔法Lv9〉〈力魔法Lv9〉〈回復魔法Lv6〉

権能:《逆転》

称号:第一使徒、天地真明流の開祖、魔物の天敵、"災厄"殺し、超越者、神の器、邪神の天敵、悪神の天敵、魔神族の天敵、半神半人、剣神の姫

ーーーーーーーーーー

 おっ!人種が権能を持っているのか…。それに"◯◯の天敵"の称号は沢山倒さないと手に入れられないものだからな。第一使徒というのは思っていた以上に強いな。


「よし、俺達も行くぞ。」

 〈森羅万象〉を使って、天空城まで一気に転移をした。転移した先には、唯一神がいた城と同じくらいの大きさの城があった。

 そこから見る景色は物凄く美しかった。


「お、ユヅキ達も来たみたいだぞ。」

 気配を感じて下を見てみると、ユヅキ達がすぐ傍まで来ていた。クレアに担がれてるところを見ると途中までしか来れなかったのだろう。まだ、スキルレベルも低いからな。


「どうだ、私の家は?」

「これは、家で良いのか?完全に城だよな。しかも、強力な魔法が掛かっているみたいだしな。」

 魔力を見ると、この天空城全体を魔力障壁で覆われているのが分かった。他にも色々とギミックがありそうだな。


 辺りを見ていると、城門が開きメイド服を着て額に角の生えた鬼人族が十人程出てきた。

「「「「「お帰りなさいませ」」」」」

「アンナ、こいつらを部屋に案内してやってくれ」

「畏まりました。私はメイド長を務めるアンナと申します。」

 この人がアンナさんだったのか、完璧メイドって感じだな。


「ウルスは残ってくれ」

「?分かった。ユヅキ達は先に行ってくれ」

「よ、宜しいのですか?」

「ああ、どうせ直ぐに会えるだろうからな。」

 ちょっとユヅキは心配性だな。アリア達は場の空気に流されてる感じだな。ユヅキ達四人は、アンナさん達に案内されて行った。


「どういう要件なんだ?」

「お前さん達は、古き迷宮に挑むというのは本当か?」

 ?、知っていたのか。

「ああ。そうたが、なぜ知っているのだ?」

「私もゼウス様から"信託"を受けて、ある程度の事を聞いているのでな。しかし、本当に古き迷宮に挑むのか?お前さんが挑むのは、カルトリア大陸の古き迷宮なのだろ?」

「そうだ。場所も聞いていたのか」

 古き迷宮は、大陸に一つずつ存在しており一つ一つが超高難易度の迷宮で転生前までの記憶では、俺以外に攻略者は居なかった筈だ。

<今現在も、古き迷宮の攻略者は居ません。>


「あそこは、並大抵では攻略出来ないから本当なのか確かめたかったのだ。特に、カルトリア大陸の古き迷宮は数百年前からダンジョン領域を拡大している。難易度はさらに跳ね上がっているからな。」

「そうだったのか。」

<マスターが転生する前は100階層の塔だけでしたが、今は一階層ごとの広さが三倍、地下階層の増加。それに加えて、迷宮()の外のダンジョン領域が広がって今では二十キロにも及びます。>

 そんなに広くなっているのか。俺がいた頃のダンジョン領域の拡大速度は、そこまで早くなかったんだがな。この五千年で何かあったのだろうか?それに、五千年前ではなく数百年前ってのも疑問だな。

<迷宮(ダンジョン)内は亜空間になっておりこちらの世界とは隔離されているので、これ以上詳しい情報を得ることができません。>


「私は古き迷宮に連れていく仲間を増やすのに手伝おうとおもってな。」

「おー、それは有難い。」

「相手が了承するかはわからないが、とある事情で匿っている者二人。その迷宮付近にある国にいる者とダンジョン領域にある"霧の魔境"に住んでいる者。合計四人だな。」

 そんなに居るのか。

「恐らく私に信託をした理由もその子達の事が有っての事だったのだろう。今匿っている二人も信託を聞いて助けに行ったからな。まあ、私も暇だったのもあるが」

 あの狸爺め!全部、俺に任せる気だな。

「はあー。よし、その子達に会わせてくれ」

「うむ。付いてきてくれ」


 城の中を歩き進んでいるとあることに気づいた。

「この壁全てに魔力回路が組み込んであるのか?」

「ほう、よく分かったな。不朽のためもあるが、防御やとある施設の動力のために必要なのだ。それにしてもお主の"目"は面白いな。」

 流石に気づかれるか。あまり知られるのは良くないんだけどな。

 

「ほぅ、綺麗だな。」

 クレアは俺の黄金(・・)に輝く瞳を見て呟いた。

 俺の瞳には"三角の部分が黒く染まった六芒星の真ん中に十字のマーク"が入っている。

「ああ。〈滅神ノ瞳〉っていう魔眼や神眼といった全ての最上位互換スキルだな。」

「そんなスキルを持っているのか?全ての魔眼系統が扱えるのか?」

「俺の持つ魔眼系統スキルは全て統合され、一度見たことのある魔眼系統スキルを習得できるっていう、まさに規格外(チート)能力だな」

「凄い能力じゃないか。」

 しかし、これは本当の使い方じゃない。

 〈滅神ノ瞳〉は他にも、ある程度の知識があれば習得でき、一人につき一つ能力を貸し与える事がてきるし、生まれながら持っていたものは劣化版なら幾らでも与えることが出来る。それに加えて、重複している能力はより強く発動するからな。今はどのくらい持っているか分からないが。

<〈解析の魔眼〉〈遠見の魔眼〉〈転移の魔眼〉〈魔力視〉〈千里眼〉〈焦斥の魔眼〉〈竜眼〉〈神眼〉〈世界眼〉の九つですね。>


「もうすぐ着くぞ。先にいっておくが、二人とも酷い怪我をしているから気を付けろよ」

 成る程、相手の怪我を見て臆するのは失礼だからな。

「分かった、気を付けるよ。」

 少しして着いた扉の先には、大きなベットが二つあり少女が一人。大人の女性が一人横たわっていた。


「この子達か?」

「そうだ。能力は圧倒的だが、今は部位欠損をしている。私では治せなくてな。お主なら出来るのではないかと思ったのだ。」

 そう言うことだったか。薄桃色髪の少女の方は右腕と右足が欠損、失明、喉が潰されていた。大人の金髪女性は、両腕欠損、失明、頭部と腰辺りに何か切られたような跡があった。恐らく、獣人だった耳と尻尾を切ったのだろう。


「これは思った以上に酷いな。」

 アリア達も酷かったらしいが、直視するとより酷く見える。こんな事をする奴が居るのか。不快だな…。


「分かった。やってみるが、助かる保証はない。」

「構わん。このままだと絶対に死んでしまう。なら、試せることをやってほしい。」

 俺の〈森羅万象〉は、火・水・雷・風・土・光・闇・回復・転移・空間を統合した属性魔法スキルだ。魔力消費量は半減して、魔法の威力や効果が倍増する。まあ、《無限》の権能のお陰で俺の魔力は無限だから消費量は気にしなくてもいいが。


「では、行くぞ!"エクストラヒール"」

 俺は、魔力を圧縮した超高純度の神力をありったけ使い〈森羅万象〉にある回復魔法を使うと、辺り一面が神々しい光に包まれた。

 通常、魔力を込めて魔法を発動するよりも神力を使うと数段上の効果が現れる。俺の《無限》と組み合わせればかなりの効果が見込める。しかし、光が収まると小さな傷や潰れた喉と失明は治ったが、部位欠損は治ることがなかった。


「ふむ、駄目なようだな。やはり、幻想級または神話級の治癒アイテムを探すしかないか。」

「神聖魔法を使える者が居ればいいんだが…。」

「ん、どういうことだ?」

 俺の新たな権能《略奪者》は、他者のスキルや権能などを奪い与えることができる。一度、回復魔法の上位互換である神聖魔法を借りれれば、俺が神力を使って神聖魔法を発動して治す事が出来るかもしれない。その事を俺はクレアに伝えた。


「ふむ、成る程。アンナを連れてこよう!アンナは神聖魔法を習得しているからな。」

「そうだったの「コンコン、失礼します。お食事の…」」

 アンナさんが神聖魔法を持っていることに驚いていると、丁度アンナさんが入ってきた。


「おお、良いところに来たな。」

「どう致しましたか?」

 先程までのことを話して試してもいいか了承を得れるように頼んだ。勿論、他言無用とも言っておくが。


「分かりました。」

 スキルは、その人の力その物なので断られても仕方がないが、了承を得ることが出来た。

「有り難う。少しステータスを見てもいいか?」

「それが条件なのか?」

 権能には条件付きの能力が多いからな。見なくても良いんだが、スキルを絞らないと全てのスキルを奪ってしまうからな…


「そうです。」

「はい、大丈夫ですよ。」

「本当にすまないな。」

「いえ、あの子達を助けれるのならば安いものですよ。」

 俺は目に魔力を込めてアンナさんを見た。

ーーーーーーーーーー

名前:アンナ

年齢:1405

種族:鬼人族

レベル:1005

[スキル]:〈魔力・闘気操作Lv7〉〈魔力・闘気・感知Lv7〉〈魔力・闘気遮断Lv6〉〈気配感知Lv7〉〈仙術Lv6〉〈瞑想Lv5〉〈武術Lv-〉〈身体能力強化Lv8〉〈衝撃波Lv4〉〈料理Lv10〉〈裁縫Lv10〉〈掃除Lv10〉

[エクストラスキル]:〈一撃必殺技Lv4〉〈追加攻撃Lv6〉〈無詠唱Lv-〉〈従える者Lv10〉〈完璧超人Lv10〉〈神闘気Lv5〉

[オリジンスキル]:〈慈愛ノ拳Lv10〉〈料理王Lv10〉

[魔法]:〈力魔法Lv9〉〈生活魔法Lv10〉〈回復魔法Lv7〉〈神聖魔法Lv4〉

称号:虐殺の鬼神、完璧メイド、メイド長

ーーーーーーーーーー

 え?強すぎね?よく分かんないスキルがあるな。オリジンなのに〈料理王〉?オリジンスキルが料理スキル!?ゴホンッ!まぁ、神聖魔法さえあればいいか。気にしないことにしよう。

 俺は、《略奪者》で神聖魔法を意識し奪った。


「よし、もういいぞ」

「もう、終わったのですか?奪われた感じはしなかったのですが。」

 奪われた際に、違和感を一切で感じなかったからだろう。権能でも《略奪》は高位に属するからな。


「これは強すぎる能力だな。なるべく使わない方が良いだろう。」

「分かってる。それに、元々射程距離が短いからな。基本は、殺した相手の"全能力"を自動で奪うものだ。」

「そうか。それなら、バレずらいだろう」

 射程距離は一時的になら射程距離と奪う速度をあげられるのは黙っておこう。もしもの時の切り札になるからな。


 それにしてももったいない。俺も欲しかったんだが知り合いから奪うつもりはないからな。神聖魔法は後で返さなければいけないから一時的に借りるだけにしよう。

<神聖魔法にスキルポイントを振れば、マスターに〈神聖魔法Lv1〉をアンナに〈神聖魔法Lv3〉と分けることが出来ます。その後にマスターはLv10、アンナにLv4とスキルポイントを割り振れば宜しいかと。>

 そんなことも出来るのか。それなら問題ないな。

 なら、オリジンスキルもそんなことできるのか?

<オリジンスキルは、その名の通り一つしかそのスキルが存在しません。なのでスキル分け、二つスキルが存在する事が出来ないのです。>

 なるほど、それじゃあ味方からは奪えないな。


「では、もう一度やってみる」

「ああ、頼んだ。」

「頑張って下さい。応援しています!」


「ふぅー。…神聖魔法"リバイブ"!」

 二人の反応を見てから、神力を増幅させ同時に神聖魔法のLv10クラスの魔法を発動させた。先程の回復魔法とは比べ物にならない程の神々しい光が部屋中を包み込んだ。


「うっ…い、痛みが」「う、腕が!」

 横たわっていた二人の全ての傷が完全に癒されていた。

 二人は腕などの欠損部分が治っている事に気付き、最初は驚き、喜び、最後には泣き崩れてしまった。


「流石は、世界神様だな。」

「はは、この位は出来ないとな。暫く二人には、安静に寝ていてもらおう。」

「お世話は私達にお任せください。料理の準備ができているので食堂にお越しください。」

 そう言われ、お腹が空いている事に今さら気づいた。


「では、行くとしよう。付いてこい、ウルス」

「おう。アンナさん、後はお願いします。」

「はい、お任せください。」

 あとはアンナさんに、任せて俺達は夕食を食べに行った。


〈絶望之化身〉〈天駆〉〈神聖魔法〉

〈武術の才〉

ー あらゆるスキルの習得率に極大補正。ー


〈滅神ノ瞳〉

ー 魔眼などの統合した最上位互換スキル。一度でも見た又は、知識があるものは習得でき、重複している能力は強化される。一人の能力につき1つに与えることができる。ただし、生まれながら持っていたものは幾らでも与えることが出来る(〈世界眼〉〈竜神眼〉)。現状:〈世界眼〉〈竜神眼〉〈竜眼〉〈神眼〉〈解析の魔眼〉〈遠見の魔眼〉〈転移の魔眼〉〈魔力視〉〈千里眼〉〈焦斥の魔眼〉ー


〈森羅万象〉

ー 火・水・雷・風・土・光・闇・回復・転移・空間を統合した属性魔法を自由自在に操るスキル。魔力消費量は半減して、魔法攻撃力は倍増する。ー


無限()

ー 対象のものを全て無限に出来る。対象数もまた無限ー


《略奪者》

ー 全ての能力を奪い与えることができる。殺した者から自動的に奪う又は、近距離で少しずつ奪える。射程距離は一時的になら射程距離と奪う速度をあげられる。奪ったスキルは、スキルポイントの割り振りが自由。ー


ーーーーーーーーーー

名前:クレア・ルシフル

年齢:2930

種族:半神半人(デミゴット)

レベル:3460

[スキル]:〈魔力・闘気・霊力操作Lv10〉〈魔力・闘気・霊力感知Lv10〉〈魔力・闘気・霊力遮断Lv10〉〈仙術Lv10〉〈武術Lv-〉〈身体能力強化Lv10〉〈身体制御Lv10〉〈俊足Lv10〉〈敵意感知Lv10〉〈予測Lv10〉〈衝撃波Lv10〉〈瞑想Lv10〉〈自己回復力強化Lv10〉〈手加減Lv10〉

[エクストラスキル]:〈天賦の才Lv-〉〈無詠唱Lv-〉〈神闘気Lv10〉〈神眼Lv6〉〈神速Lv10〉〈自動反撃Lv10〉〈追加攻撃Lv10〉〈一撃必殺Lv10〉〈二撃必殺Lv10〉〈不殺Lv10〉〈天駆Lv10〉〈近未来予知Lv8〉〈全属性耐性Lv-〉〈超越者Lv-〉〈全状態異常耐性Lv-〉〈神格Lv-〉〈神力操作Lv8〉〈神力変換Lv8〉

[オリジンスキル]:〈斬れぬ者無し(アブソリュート・キル)Lv8〉〈天掌万氣Lv8〉

[魔法]:〈封印魔法Lv10〉〈空間魔法Lv9〉〈力魔法Lv9〉〈回復魔法Lv6〉

権能:《逆転》

称号:第一使徒、天地真明流の開祖、魔物の天敵、"災厄"を屠りし者、超越者、神の器、邪神の天敵、悪神の天敵、魔神族の天敵、半神半人、剣神の姫

ーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーー

名前:アンナ

年齢:1405

種族:鬼人族

レベル:1005

[スキル]:〈魔力・闘気・気配操作Lv7〉〈魔力・闘気・気配感知Lv7〉〈魔力・闘気遮断Lv6〉〈仙術Lv6〉〈瞑想Lv5〉〈武術Lv-〉〈身体能力強化Lv8〉〈衝撃波Lv4〉〈料理Lv10〉〈裁縫Lv10〉〈掃除Lv10〉

[エクストラスキル]:〈一撃必殺技Lv4〉〈追加攻撃Lv6〉〈無詠唱Lv-〉〈従える者Lv10〉〈完璧超人Lv10〉〈神闘気Lv5〉

[オリジンスキル]:〈慈愛ノ拳Lv10〉〈料理王Lv10〉

[魔法]:〈力魔法Lv9〉〈生活魔法Lv10〉〈回復魔法Lv7〉〈神聖魔法Lv4〉

称号:虐殺の鬼神、完璧メイド、メイド長

ーーーーーーーーーー

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