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昼は冒険者/真夜中は暗殺者  作者: きっと小春
剣と魔法の時代
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殺意だらけの陣営

「そうか…。それで? 何か用か?」


サシエスは…俺の目をジッと見つめ…ニコリと笑って言った。


「えぇ…。暗殺の依頼よ」


「おいおい…冒険者のトップランカーさんが、暗殺とか…。俺が誰かに話さないとでも…なぜ思う?」


「ふっ。私は、クラリスお姉様をよく知っていますし、お姉様の主であるバレードさんにもお話は通してありますよ。根回しするのは基本でしょ?」


「そうか…。で? 対象者は?」


サシエスは小さな紙を、ゆっくりとテーブルに置いた。


”ホヴァイザ”


「理由は?」


「詳しくは、バレードさんに聞いて」


「報酬は?」


「バレードさんに渡してあるわ。それじゃ…またね」


去るサシエスに繋がる感情線を見ると、友好的な線が一つもない。トップランカーも辛いな…。


***** ***** ***** ***** ***** 


それから数時間、天幕を出入りする者を観察していたが、何も成果が上がらない。


そうだ…。蛮族との戦いの時、突撃に加わらなかった人物にターゲットを絞るか。


思い出す限り名簿を作る。名前がわからない人物は特徴を記入して…。


待てよ、そもそも…戦いにすら、参加していない可能性もあるよな?


そのとき、黒い殺意を示す感情線を持った人物が現れた…。


名簿にもない…。戦いに参加していないっ!


殺意を向けられた人物は? バスタの腹違いの兄だ。そう言えばバスタも…戦いに参加していなかったな…。


う〜ん。なにやら面倒なことになってるようだけど…。


あれ? 全く姿を見ていないけど、バスタは何処にいるんだ? 


***** ***** ***** ***** ***** 


傭兵団のエリアを感情線が見える状態で歩く。それなりの地位にいる人物は、数名から殺意を向けられれていることに気が付いた。完全に信頼されている人物などいないのだ。


ふむふむ…。やはり目立つって、それなりのリスクがあるんだな。


おっと、忘れていた。サシエスの件をバレードさんに確認しに行かなければ。


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