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昼は冒険者/真夜中は暗殺者  作者: きっと小春
剣と魔法の時代
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第五層

イレーゼは非礼を詫びると、改めて冒険者としてパーティーを存続させるか聞いてきた。


「勿論だ。解散する理由はない」と答える。


荷物をまとめると、第五層への階段をゆっくりと下りる。


「テレナ、ここからは剣術を使うゴブリンソルジャーが出現する。フェイントに気を付けろよ」


グレッドが大剣を構えると初心者のテレナにアドバイスを送る。


「砦デビュー、10日目で第五層って、早いペースだよね」俺は嬉しくなり口にした。


「当たり前だ。俺がいるんだからな」とイレーゼは先程の件を忘れたように言った。


迷宮をしばらく進むとゴブリンソルジャーが数匹現れた。


イレーゼは数を減らすために狙撃し、グレッドは背後から来るゴブリンソルジャーを撃退した。


残り一匹になると、テレナの修行が始まる。


ゴブリンソルジャーは、心臓を狙うように集中攻撃し相手を固めたとろこで隙きができた箇所を狙い、頭部を狙ってると見せかけて本命の足元を狙い、リズムよく攻撃してきたと思えばタイミングを外して空振りを誘ったりと、あらゆるフェイントを織り交ぜて来る。


最初は手こずっていたが、徐々にフェイントに慣れてきたテレナに余裕が生まれてきた。


「違う、後手後手になっている。相手のフェイントをリカバリーするんじゃなくて、読むんだ」


イレーゼも後方からアドバイスを送る。なんだかんだでイレーゼには良いやつなんだよな。


10匹ほど倒すと、俺がMTになり安全地帯まで移動する。


ちなみに今回のクエストは討伐クエストで、倒した敵の種類と数により報酬が決まる、


小型の天幕内でテレナがイレーゼから治療を受けている。


恐らくテレナが全裸で治療を受けているのだろう、グレッドがうるさい。


安全地帯だが、一応外で見張りをしている。安全地帯は、魔物に対して有効であるが、人間に対しては向うなのだ。つまり魔物より人を警戒するべきなのだ。


安全地帯なので、他のパーティーの往来も多いため、より敵意には慎重になる。


そんなことを考えていると、また他のパーティーが来た。人数は3人。誰か殺られたのか?


「今回も上手くいきましたね」


「あぁ…。ファルとか言うクソ女みたいに逃げない分、楽勝だったな」


ホモンクルスの俺は、暗視の他に遠耳も持ち合わせている。


あぁ…こいつら、スワン=ファルを砦に置き去りにしたパーティーのやつらだな。


やはりというか、故意に置き去りにしたのだろう…。


「グレッド、ちょっと見張りを頼む」


そう告げると俺は探索に向かった。


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― 新着の感想 ―
[気になる点] 誤>人間に対しては向うなのだ 正>人間に対しては無効なのだ
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