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昼は冒険者/真夜中は暗殺者  作者: きっと小春
剣と魔法の時代
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ヴァルレル その2

決戦の日が来た。ヴァルレルは懲りずに外壁の部屋にいる。


リ・ポップ・カーニヴァルでのポップタイミングも把握したようで、今は休憩しているのだ。


ヴァルレルは、相変わらず、外壁の縁ギリギリの場所で寝ていた。


4つの魔法の準備も整い、転符を使い向こう側に戻れば、どちらかが死ぬまで戦うことになる。


転符の位置は、こちらにジャンプする前、柱の裏側に貼り付けてある。


吸音で音を消しているため、向こう側に転移しても、すぐには気付かれないだろう。


転符を破り、柱の陰に転移する。


吸音の魔法で音を消しているため、柱を回りヴァルレルに突撃する。


暴脚の魔法で脚の筋力を大幅に上げているため、蹴り飛ばせば外壁から落下して勝負は決まるだろう。


ヴァルレルは、どうやってかは知らないが、俺を察知したらしく魔法を唱える。


しかし吸音の効果で、詠唱を阻止されて驚く。


その隙きに押し蹴りにてヴァルレルの鳩尾を狙うが、簡単に片手で脚をいなされた。


ヴァルレルに距離を取らせないため、密着しての連続攻撃に切り替える。


膝当てにより腹部を狙う、ヴァルレルが手でいなす動作に入ると、逆足にスイッチして膝当てを腹部に命中させた。


ヴァルレルが痛みに耐えながらも、外壁の縁から逃れようとしている。


これはチャンスだとばかりに、次なる魔法の準備を開始する。


吸音の魔法によりヴァルレルに詠唱は聞こえないだろうが、口の動きも悟られないように詠唱する。


俺は両手を左右に広げ、行かせるかとばかりに威嚇するポーズを取った。


実はこのとき、”断召”という二点を指定して切断する糸を召喚する魔法を発動している。


それもヴァルレルが気付きにくいように、足元に…。


ヴァルレルは、俺の腕を潜るように身をかがめ、外壁の縁から抜け出した。


しかし断召の糸により、両足を脛の部分から切断され床に倒れ込んだ。


折しもファルを殺害した現場で同じ技の脳天かかと落としで頭蓋骨と首の骨を折る。


そして同じように念には念を入れて、死体を外壁から落とす。


黒い外套を脱ぎ、白く赤い線が十字に入った面と一緒にアイテムボックスへしまう。


さて、どうやって、リ・ポップ・カーニヴァルを耐え抜いたことにしようか?


ヴァルレルなど問題ではなかった。一番の問題はこっちなのだから。


壁に手を着くと、クルンと回転扉が作動して、隠し部屋に入った。


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