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昼は冒険者/真夜中は暗殺者  作者: きっと小春
火薬と銃の時代
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裏仕事

「マータンッ!? 何故ここに?」


「そりゃぁ…。デファーニアは脳筋だから助けてやれって、オール・グランに…」


「い、犬っころがっ!?」


「デファーニア! じょ、冗談ですよ。マータンも巫山戯てないで、下がって! 敵を倒しますよ?」


大量破壊&殺戮を得意とするのは、くノ一の犬亜人のマータンではない。大量破壊兵器の二つ名をもつ兎亜人のキバスだ。ゾンビという不死の特性を活かして、毒ガス・細菌兵器・小型爆弾を、これでもかと…眼は充血し、涎を垂らしながら、狂ったように周囲へばら撒く。


「ハハハハハハハハハハハハハッ!!」


「いつ見ても…酷いな…あれは戦いってもんじゃねぇぞ…ただの殺戮だ」


両手剣を地面に刺し、デファーニアはため息を付く。


***** ***** ***** ***** ***** 


同じ頃、敵を右へ左へと殴り飛ばすオール・グランと、禁術により魂を削られる”白き霧”のサブリーダーの姿が、街道を離れた林の中にあった。


「う〜ん。これは裏ギルドの抗争だよね〜。どちらかが全滅するまで終わらないよ? さて、お前ら如きが、何故、ノクターンに手を出したんだ?」


魔法使いウィルボーは更に相手の魂を削る。


「おいおい、早くしないと…。寿命が終わっちまうぞ?」


”白き霧”のサブリーダーの姿は、みるみる年齢を重ねていき70近くの老人に変貌し…天寿を全うしたかのように息を引き取ってしまった。


「ふぅ…。しかし、あの岩場から…こちらを監視している連中は、また別の組織でしょうかね?」


オール・グランは、遙か先にある山の麓の岩場を苦々しい表情で見つめる。


「あっ。あの方向は…。上手く行けば…チェバリコ達が掃除してくれるかなぁ? まぁ…運次第だけどな」と、ウィルボーは呑気に呟いた。


***** ***** ***** ***** ***** 


その岩場では…二刀流の短剣使ライゼーナが、ウィルボーの思惑通りに観察者を始末する。


「ノクターンが動き出したようだ。予定通り、包囲網を…ぐっふぁっ」


「た、退却だっ!!」


残りの監視者達が逃げるその先には、盾と剣の騎士チェバリコが、鬼のような形相で立ち塞がっている。後ろからはにこやかな笑顔の暗殺者…。


「準備運動にもならんな…。しかし…どれだけの組織が動いているというのだ?」


チェバリコの問にライゼーナが肩を竦めながら答える。


「たかだか10人以下のギルドを襲う数じゃないね」


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