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殺しが本業の元農民は  作者: ウドン9191
5/10

あ溶けた♪


食事を終え・・・・・

黒を解除し・・・・


 私は礼装岩戸修道に着替え・・・・


 其れは修道服で目隠し付き・・・・

隠せて全力で戦える優れもの・・・・・


 「魔王はゼロ?」

ゼロは呟く・・・・


 礼装和白を着ている・・・・

其れは白い薄地の動きやすい和服・・・・


 白く美しい金の刺繍が輝く・・・・


 全てが良く鍛えられた青年・・・・

故にそう見えず・・・・・


 魅せられる・・・・


 彼は虚無・・・・・・

彼は虚飾・・・・・


 彼はゼロ・・・・

そう彼の美しさは最後に現れる・・・・・・


 そして私の・・・・・

分からない・・・・・


 解は無い・・・・・

それで良いのか・・・・・・・


 分からない・・・・・


 でも傍に居たい・・・・


 だから私は再び・・・・


 彼はただ静かに・・・・・

「魔王」

「私では解析さえできないのよ」


 「そうなんだ」


 「勇者が解析すると位置が出るのだけれど」

「ゼロは自分と」


 「ならモンスター操れるのかしら」

「魔王て何?」


 「宣戦布告の手紙を王国に送り」

「其れはどう?」


 「?」

ゼロの言いたい事がわからない・・・・・


「曖昧じゃない」

「ノエルと出会った前の晩に」

「黒ずくめ仮面男」

「不明瞭なんだ」

「で」

「そいつが魔王を与えたんじゃないかな?」

「同志が・・・・・」

「やっぱり不明瞭」


 私は考える・・・・・

手紙は・・・・


 アレン?・・・・

そうアレンから・・・・・


 どうすればと・・・・

冗談かと・・・・


 笑い飛ばし・・・・

手紙は読んでいない?・・・・


 何故?・・・・

うん興味が無かったからだわ・・・・


 だって長く私が・・・・


 なのに・・・・・

「貴方は人でなし」

「六家が必要だ」

「深青剣を此方に」


 ああ思い出すと・・・・


 「ノエル?」

ああゼロー・・・・

私の・・・・


 全てでいいや・・・・・・



 「ゼロ」

「魅せてくれて」

「ありがとう」


 ああ・・・・・・


 「ノエルありがとう」

その微笑みがあれば・・・・・・


 「あ溶けた♪」


 幸せにふにゃふにゃと・・・・

私は・・・・・


 ああ全てでいいよねぇーーーーーと





お読み頂き有難う御座います。

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