あ溶けた♪
食事を終え・・・・・
黒を解除し・・・・
私は礼装岩戸修道に着替え・・・・
其れは修道服で目隠し付き・・・・
隠せて全力で戦える優れもの・・・・・
「魔王はゼロ?」
ゼロは呟く・・・・
礼装和白を着ている・・・・
其れは白い薄地の動きやすい和服・・・・
白く美しい金の刺繍が輝く・・・・
全てが良く鍛えられた青年・・・・
故にそう見えず・・・・・
魅せられる・・・・
彼は虚無・・・・・・
彼は虚飾・・・・・
彼はゼロ・・・・
そう彼の美しさは最後に現れる・・・・・・
そして私の・・・・・
分からない・・・・・
解は無い・・・・・
それで良いのか・・・・・・・
分からない・・・・・
でも傍に居たい・・・・
だから私は再び・・・・
彼はただ静かに・・・・・
「魔王」
「私では解析さえできないのよ」
「そうなんだ」
「勇者が解析すると位置が出るのだけれど」
「ゼロは自分と」
「ならモンスター操れるのかしら」
「魔王て何?」
「宣戦布告の手紙を王国に送り」
「其れはどう?」
「?」
ゼロの言いたい事がわからない・・・・・
「曖昧じゃない」
「ノエルと出会った前の晩に」
「黒ずくめ仮面男」
「不明瞭なんだ」
「で」
「そいつが魔王を与えたんじゃないかな?」
「同志が・・・・・」
「やっぱり不明瞭」
私は考える・・・・・
手紙は・・・・
アレン?・・・・
そうアレンから・・・・・
どうすればと・・・・
冗談かと・・・・
笑い飛ばし・・・・
手紙は読んでいない?・・・・
何故?・・・・
うん興味が無かったからだわ・・・・
だって長く私が・・・・
なのに・・・・・
「貴方は人でなし」
「六家が必要だ」
「深青剣を此方に」
ああ思い出すと・・・・
「ノエル?」
ああゼロー・・・・
私の・・・・
全てでいいや・・・・・・
「ゼロ」
「魅せてくれて」
「ありがとう」
ああ・・・・・・
「ノエルありがとう」
その微笑みがあれば・・・・・・
「あ溶けた♪」
幸せにふにゃふにゃと・・・・
私は・・・・・
ああ全てでいいよねぇーーーーーと
お読み頂き有難う御座います。