ゼロ君良いかな?
「ゼロ入って」
ノエルに呼ばれたので・・・・
綺麗な明るい部屋に入る・・・・
椅子が有るのに誰も座らない・・・・
「ぎゃははは」
「アレン」
「きょうしゃあ・れ・ん」
笑い己が太ももを叩き続ける・・・
傾奇者の勇者・・・
刀銀閃を・・・・
髪は金其れを短く整え・・・・・
年は俺よりちょい上・・・・・
「アレンだな」
「外見だけは」
もう一人の勇者・・・・・
白い学生服で白髪鋭い目前髪が長く・・・・
黒具足の・・・・・
此方も俺よりちょい上の年・・・・
キリッとしているが・・・・
「仮面付けて貰い」
「私が指示を」
「なんだー」
「木偶の坊かよ」
「はいすいません」
俺はペコリと・・・・
「ぎゃはははは」
「良いぜてめー」
「早い反応」
「お辞儀の角度」
「手の位置」
「見事!」
ちょー受けてます・・・・・・
「いやノエルが良いなら」
「此方は願ったりだ」
ノエルは礼装岩戸修道姿で・・・・・
頭には頭巾顔には目隠し・・・・
「ではお二人は」
「ああ円卓じゃあ」
「賛成にと言いたいところだが」
傾奇は賛成・・・・
白が拒否?・・・・
「試させて欲しい」
「へーグレイ珍しい」
「お前は言わないんだな」
「ヴァイス」
「ああ言わねえな」
「死にたくねえ」
いえいえコロスだなんて・・・・・
「何!」
「大丈夫ヨ」
「タブンね」
「ゼロ」
「ソウヨネ」
「ウン」
「ダイジョウブ」
「ノエル」
何故ノエル片言・・・・・
思わず俺も・・・・
ふふふふふとわらうノエル・・・・・
にたにたなヴァイス・・・・・
少しぎこちなく前髪を手で靡かせグレイは・・・・
「なら」
「ゼロ君良いかな?」
「お願いします!」
俺は頭を下げ・・・・・
グレイは手を差し出し・・・・・
ノエルを見ると・・・・
ああ握手ね・・・・
即答えが・・・・
握手し・・・・・
お読み頂き有難う御座います。