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幼馴染がいつの間にか人間辞めてた話  作者: パシリーダー
第0話 プロローグ
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第0話 夏の終わりに…

 季節は夏、具体的に言えば長かった夏休みが終わり明日から学校が始まる、人によってはもう秋だろうと主張するそんな頃合い。私はクーラーを効かせた自宅のリビングにある大きなビーズクッションの上で残り数時間の夏休みを満喫していた。


 世間では夏休みの終り際になると「宿題が終わらない」だの、「日記をつけていない」だのと慌てふためくのが恒例であり季節を感じさせる光景だが、かく言う私はもう既に出された課題は終わらせているし、そもそも夏休みの日記などというものは高校二年生となった私には最早無縁のものである。残り少ない夏休みに私がするべきことと言えば、明日から始まる新学期に向け学校カバンに荷物を詰め込むことくらいだろう。


 新学期で思い出したのだが、小学生の頃は休みの前と後で別人のように背が伸びたり、日に焼けているクラスメイトもいたらしい、当時そこまで他人について興味がなかったので残念ながら覚えていないが、()()()()がそう言っていたのできっとそうだったんだろう。

 中高での似たような事例として「夏休みデビュー」という言葉が存在するように、休みの間にガラリとイメチェンをする人間もいるようだが、私の身の回りで実践している奴は見たこともないし、私も今までそんなことに興味はなかった。


 しかし、まさか不可抗力とはいえ私がここまで鮮烈な「夏休みデビュー」をする羽目に合うとはまだ『()()()()()』である夏休み開始当時の私は考えもしなかった、当然だろう。


 なぜなら、この私、琴種 樹(ことだね いつき) はこの夏に、()()()()()()()()()()からだ。


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