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Cold or Hot War  作者: シーウルフ
3/3

Submarine vs submarine2

今回は今までより短いです。(今まででも短いのに…)

1985年11月6日 北海

Angelesは対潜ヘリに追われ、丸1日たった今でもほとんど移動できていなかった。

対潜ヘリはソノブイを多数投下し、発見され短魚雷を投下されるという

一方的な戦闘がここ北海で繰り広げられている。

北海の掃海を担当しているのはKa25(ホモーン)である。

Ka25は同軸反転式ローターが特徴的なヘリコプターであり、

ホバリングを得意にしている。

レーダー、ディッピングソナー、曳航MADを装備しており探知に優れている。

兵装は対潜魚雷、爆雷、あるいは核魚雷を搭載することが可能だ。

この優れた性能を用いて、Angelesを追い詰めていた。

この最悪のタイミングで敵原潜が現れるなど誰が予想しただろうか。

「…!ぎょ、魚雷発射音探知!距離12キロヤード、方位284です!」

「畜生、こんな時に!もっと余裕あるときにこいよ!…深度50まで浮上だ!」

「なっ!それでは対潜ヘリに撃沈される恐れが…」

「大丈夫だ。10分ほど前からあんなに激しかった攻撃が止んでいる。

おそらく敵さん弾切れだぜ、きっと」

確かに10分ほど前からKa25からの攻撃は止んでいた。

理由は艦長の想像どうりだが、この10分の間に応援を要請していたのである。

これが原潜の来た理由であった。

「それに深度50だったらおそらくフェイルセイフが作動するだろう」

フェイルセイフは魚雷が水上艦に命中しないよう、海面近くまで追わないようになっている。

「わ、分かりました。アップトリム一杯!」

突如床が傾き、ものを掴まないと立ってられなくなった。

艦が深度50に達したとき下部から小さな探針音が時折聞こえてくることに、

誰も注意を向けなかった。



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