*。*:゜ ニニコ論文 「和菓子」 ゜:。*
私ことニニコ・スプリングチケットは、重度の依存症だ。
ダメだとわかっていながら、今日も手を出してしまった。
告白しよう。
◆◆/ ハ""人"ハ人
/ |ハ川 ● ● 私は……
ノノ 人С川 w )
◆◆/ ハ""人"ハ人
/ |ハ川 > < 私は……!!
ノノ 人С川 w )
◆◆/ ハ""人"ハ人
/ |ハ川 ● ● 和菓子中毒だ。
ノノ 人С川 w )
私は和菓子の依存症だ。
お願いだから、警察には黙っててほしい。
気がついたら買ってしまうのだ、和菓子。
昨日もノートを買いに行って、ついイチゴ大福も買ってしまった。
その前は古川に頼まれて、電池を買いに行った。
だが店に着くなり、単三だったか単一だったか忘れた。
で、しかたなくイチゴ大福を買って帰った。
◆◆/ ハ""人"ハ人
/ |ハ川 ● ● おいしかった。
ノノ 人С川 w )
みんなは、どんな和菓子が好きかな?
それともあんまり好きじゃないか?
世の中には、和菓子が苦手だという人がけっこういる。
私はべつに、そういう人がいても構わない。
キライな人も、そりゃいるだろう。
けっこう多い意見として……
というか、大多数をしめるのが「アンコ嫌い」だ。
なんでキライなんだ?
豆を砂糖で煮て、グッチャグチャにしたドロ状のジャムだ。
聞いてるだけで美味しそうだろうが。
ていうかアンコが無理って。
それなら、ヨウカンも京菓子もダメなわけ?
おいしいのに。
ところがだ。
アンコでも、例外的に好きだというケースもある。
~ 和菓子キライの人の証言 ~
(;´Д`)
「僕ですか? アンコ使ってるのは全部ムリですね」
(* ‘ ∀ ‘)
「あ、でも。赤福モチは好きなんですよ」
(* ‘ ∀ ‘)
「あ、あとヒヨコまんじゅう! あれも好きなんです」
◆◆/ ハ""人"ハ人
/ |ハ川 ● ● ・・・・・・
ノノ 人С川 w )
◆◆/ ハ""人"ハ人
/ |ハ川 ● ● いや、すまん。
ノノ 人С川 w )
申し訳ない、じつは私も人のことは言えないのだ。
いまこそ告白しよう。
私にもキラいな和菓子があるんだ。
おはぎだ。
◆◆/ ハ""人"ハ人
/ |ハ川 ● ● アレはなに?
ノノ 人С川 w )
アンコの手榴弾みたいな……あれは何?
ハッキリ言って重い。
ビーフステーキよりヘビーだ。
それに、なかのご飯。
モチにする作業をサボったわけ?
なんで、おにぎりをアンコでくるんだりするの?
(=゜ω゜) ← おはぎの弁護人
(=゜ω゜)
「あれはオニギリじゃないよ。もち米を使ってるんだから」
(=゜ω゜)
「おはぎは重くないよ。僕は5個くらい食べるぜ?」
(=゜ω゜)
「ご飯が完全につぶれてないのは、食感をよくするためだよ」
(=゜ω゜)ノ
「食べてごらん、ホントに美味しいから」
さて……キライな食べ物にスポットを当てても仕方ない。
好きな物の話をしよう。
私がいちばん好きな和菓子。
聞いていただけようか?
三色団子である。
.:*゜..:。:. .:゜
見ろよ、この姿……
.:*゜..:。:. .:*゜:.。:.
どうだ美しいだろう。
ピンク、白、緑のかわいらしさはどうだ。
三色団子のなにが好きか。
私の場合は、なんといっても食感だ。
もっちりした食べごたえ。
舌とか歯のウラに、モチモチと引っついてくる。
それが心地いい。
それに、ほのかな甘さ。
小さくて、おなかに優しい軽さ。
どんなお茶にでも合う。
だから大好きよ。
◆◆/ ハ""人"ハ人
/ |ハ川 ● ● だがしかし。
ノノ 人С川 ₋ )
だがしかし、ひとつ疑問がある。
三色ダンゴのメーカーに聞いてみたい。
あのピンク色についてだ。
.:*゜..:。:. 。
ちょっとピンクすぎない?
.:*゜..:。:. .:*゜:.。:..。:.
なんか……ショッキングなくらいピンクだな。
というか、ピンクの正体が不明だ。
なにで着色してんのコレ。
本格的な和菓子屋さんでは、クチナシで着色するそうだ。
クチナシには解毒作用があるそうだ。
とても体にいいらしい。
だがスーパーで売ってる三色団子はちがう。
なんか成分表を見たら、着色料しか書いてなかった。
いや、べつに着色料でもいいけど。
しかしそうなると、3つの団子をそれぞれ解析したい。
調査のため、3個バラバラに味わってみた。
まずピンク。
甘さ:★★★
色彩:★★★★★
粘り:★★★
個性:★★
トップバッターだけあって、インパクトは大きい。
鮮やかさを演出する意味でも、色彩はすばらしい。
ただし、個性そのものは多めに見積もっても2点。
残念ながら味には目立った特徴が感じられなかった。
クチナシ色素がコストの問題で使えないのは理解できる。
だが桜色のイメージに従い、チェリー味にするなど工夫が欲しい。
《ライター ニニコ・スプリングチケット》
つぎに白。
甘さ:★★★
色彩:★★★
粘り:★★★★
個性:★
可もなく不可もなくと言ったところか。
マイナス面がないだけに、オススメする点もとくにない。
ひし餅に代表される、ピンク、白、緑の菓子。
これは桜、雪、草をあらわしているという説がある。
すなわち冬から春への変化をとらえた季節表現だ。
だがそれなら白がトップバッターであるべきではないか?
《ライター ニニコ・スプリングチケット》
最後に緑。
甘さ:★★
色彩:★★★
粘り:★★★★★
個性:★★★★★
3色で唯一、味に個性があることを評価したい。
ヨモギの味を苦手にする人は多い。
だがヨモギの薬効効果は高く、漢方でも重要な植物である。
粘りで満点を獲得したのは、単に3個目だから。
クシから引き抜くときの「うにょーん感」は満点に値する。
ただし独特の草の香りは、長所にも短所にもなりうる。
《ライター ニニコ・スプリングチケット》
◆◆/ ハ""人"ハ人
/ |ハ川 ● ● はい!
ノノ 人С川 w )
ハイ、そういうわけで。
こういう結論に至った。
白を抜いてみました。
ピンク、緑、緑。
三色団子の新しい形である。
おっと!
三色団子じゃなくて、2色団子じゃないかって?
◆◆/ ハ""人"ハ人
/ |ハ川 【 【 うん。
ノノ 人С川 _ )
そんなことどうでもいい。
この艶やかさを見てちょうだいよ。
じつに可憐。
生い茂る草原のなかの、一輪の花を思わせるではないか。
生命力みなぎる春をあらわした芸術だ。
これが、美でなくてなんだと言うのだ?
和菓子の神髄は季節感にある。
三色団子は、春へのあこがれを盛りこんだ菓子である。
春だ!
春の季節を味わってほしい。
◆◆/ ハ""人"ハ人
/ |ハ川 ● ● さ、食うか。
ノノ 人С川 w )
モグモグ……
モニュモニュ。
モムモム。
うにょーん。
クッチャクッチャ……
◆◆/ ハ""人"ハ人
/ |ハ川 ● ● ・・・・・・
ノノ 人С川 w )