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*。*:゜ 論文ニニコ ゜:。*  作者: ニニコ・スプリングチケット
39/83

 ボツネタ⑥ 「スーパークリフ」





挿絵(By みてみん)




ハイどうも―――!


「ブラックバスに続き」はどうだった?



( ; ∀ ; ) あれがスベるってやつなのね……



まあいいわ!

気を取り直して、今回のボツネタに行きましょう。


レッツゴー!




===================


タイトル: スーパークリフ


   考案: 2004年のはず


   概要: 仮想戦記


ボツ理由: 科学技術がメチャクチャ。


===================





神よ。


我々はみな、「 下 」へ参ります。





挿絵(By みてみん)






だれか死んだみたいね。

お気の毒だわ。


どうして亡くなったのかしら。



えー。


大砲の弾が当たって、亡くなられました。



ドオオオオオオオオオン!





挿絵(By みてみん)





大変よ!

町が砲撃されてるわ!



ドオオオオオオオン!



「 A国 」から「 B国 」へ!



毎日のように砲弾が飛んでくるわ。


迷惑ったらないわよ、ホント。



はい。

さっきの砲弾を「B国」の人は「 射手座 」と呼んでます。


神が撃ち放ったイカヅチの矢 ―――




( ;∀;)  中二病はもうたくさんよ。




まだまだこんなもんじゃないわよ。

いろんな砲弾が「B国」に雨あられと降ってきます。


お次は「 アップルパイ 」って砲弾よ。






挿絵(By みてみん)





はい、ド ―――― ン!!



周辺一帯を燃やしつくすわ。


ドーン!






挿絵(By みてみん)




はい、今回のテーマは戦争です。


「A国」と「B国」は戦争中なの。



A国から飛んでくる砲弾で、B国は焼け野原よ。



やられっぱなしはいけないわ!


B国もA国に撃ち返してやりましょう!




……出来ないのよね、それが。


  

A国とB国の国境は「 崖 」なの。


世界でもっとも高低差のある国境。


  

国境の名を、スーパークリフといいます。



図でいうと、こんな感じよ。

    ↓




挿絵(By みてみん)





ご覧のとおり、「A国」からは撃ち放題。



でも「B国」からは、崖のせいで撃ち返せないの。


まったく届かないわけよ。



あ。


そんなこと言ってる間に、また飛んできたわ。







挿絵(By みてみん)





ド―――ン!!



……ちょっと待って。


砲弾、なんか上昇してない?



はい。

とうとう大砲どころか、ミサイルがやってきました。


A国はミサイルを開発したの。



このミサイルの名前は……


まあ、アッパーカットとかでいいわ。



B国はもうおしまいでしょ?


どうしようかしら?

降伏しようかしら?






……絶対にイヤだ。






挿絵(By みてみん)






そんなのイヤだ。

降伏なんて絶対にイヤだ。


死んだほうがマシだ。


なにを犠牲にしたってイヤだ。


戦って死んでやる。

最後の一兵まで戦ってやる。



でも、俺たちはやられっぱなしだ。


サンドバッグなんてもんじゃない。

射的の的だ。


一矢でいい。


A国に撃ち返してやらなきゃ、くやしくて死ねない。





  B国の国民は、


  みぃんな、みぃんな、


  

   ブッ壊れたわ。






スーパークリフを、壊しましょうか。



ダンプで、ショベルで、ダイナマイトで。

スーパークリフを壊しましょう。


いや、ツルハシでもスコップでも構わない。

子供から老人まで、動けるものは少しずつで構わない。


標高2400メートルのスーパークリフを、えぐってやろう。


A国のやつらを2400メートル下に、たたき落としてやる。




スーパークリフを、削りましょうか。



砲弾を、弾丸を、いいや、ただの石ころでも構わない。

たとえA国に届かなくても構わない。


ありったけの硬いものを断崖絶壁に叩きつけてやる。


90度の崖が、せめて89度になるように。

88度になるように。


スーパークリフを、ただの斜面にしてやる。






挿絵(By みてみん)






スーパークリフを、登りましょうか。



なんでもいい。

ハーケンでもロープでもいい。


絶壁を登り、こっちからA国に攻め入ってやる。



  登ってやる。



防衛戦なんかイヤだ。

籠城戦なんかイヤだ。


両手にハシゴを溶接してでも。


背中にブースターを搭載してでも。


スーパークリフを登ってやる。


飛行船で、

熱気球で、


我らみな、上陸戦で死んでやる。






挿絵(By みてみん)






我々はスーパークリフを憎む。

天上の世界にあるA国を憎む。


A国の盾として立ちはだかるスーパークリフを憎む。


A国にスーパークリフを与えたもうた神を憎む。



スーパークリフを創造せし神よ。


さようなら。



我らみな、スーパークリフを聖なる壁と信じてまいりました。


何百年も、何百年も。


数えきれないほどの先祖代々。

スーパークリフをあがめて参りました。



その仕打ちがこれですか?


ホントにその仕打ちがこれですか?



スーパークリフを壊すことで、

スーパークリフを破ることで、

我らはあなたの怒りに触れるかもしれません。



もういいっスわ、それでも。



あなたのおわす「 上 」に召されることを拒みます。

我らは絶対に拒否します。


あなたがおられる「 天 」に召されることを拒みます。

我らは絶対に拒絶します。



B国の我らみな、この戦争にて地の底へ参ります。


我々はみな、下へ参ります。



神よ。


我らみなこの戦争にて、地獄の底へ参ります。





挿絵(By みてみん)






=========================






挿絵(By みてみん)




エビ、お待ちィ!!






挿絵(By みてみん)




ソーリー、ソーリー。

ちょっとふざけてみました。



いかがでしたか、「スーパークリフ」。


なんか……書いてる私がアブない人に見られそうだわ。



ボツった理由は、はじめに書いたとおりよ。


科学技術の水準がメチャクチャなのよね、これ。



ミサイル技術やロケット技術があるんでしょ!?


2400メートル上の国にも反撃できるじゃないの!




「プロット段階で無理があった」


これにつきる作品ね。



うまく技術水準を工夫することもできるかもしれないわ。

でも、それよりも重要なことがあるの。



「B国」の勝利は、ありえないということ。



和平も停戦もあり得ないわ。

だって「A国」が負ける要素はゼロだもん。


これが実話なら、B国は無条件降伏してなきゃおかしいわ。


そのくらい無理があったわね。






挿絵(By みてみん)




最後に、これを考えた若き日の古川へ。



世界観を広げすぎよ。

もっと、しぼりなさい。


それと、もっと戦争について学びなさい。




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チャッカマン

 ↑

ニニコのスピンオフ元よ。





シルバー・ザ・戦隊ヒーロー

 ↑

むかし描いた漫画よ。



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