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格ゲーと言う通称について

どうも。このエッセイがゲームの話題だらけの上に、格闘ゲームの割合が高い格ゲーバカ、ぷちミントです。

実力は下手の横好きですけどね、無論うまくない。

 

さて、今回は昨今の「格ゲー」と言う言葉の誤用について、どうしても言いたくなったので。

 

まず、格ゲーと言う言葉そのもの。

これは「格闘アクションゲーム」を縮めた「格闘ゲーム」を、更に縮めた言葉です。テトリスやぷよぷよを落ちゲーと呼ぶのと同じ感じですが、今落ちゲーって言う人はいるんだろうか?

で、なにを俺が問題にしてるかと言えば。格闘アクションと似て非なる「対戦アクション」を格ゲーと呼ぶ人がとても多い、と言うことなんです。

それどころか、更に別物である「ベルトスクロールアクション」すら格ゲーって呼ぶ人までいます。

 

たしかにどれも、基本的に相手との距離を詰めて殴るなどすることがメインの攻撃手段になります。

でも、明確にメーカー側がジャンルをわけてる以上は、なにかしらの定義があるはずで、メーカー側の定義を無視して一括りに格ゲーって呼ぶのはいかがなものかなと。

ってなわけで。上記三つのジャンルがどう違うのか、を列挙してみようと思います。

なお、以下のジャンル定義については個人的な物なので、きっちり使い分けてる人達も同じ認識なのかはわかりません。

 

 

1:格闘アクション=格ゲー。

ストリートファイターIIによって世界中に広まったジャンルですね。その前に海外にモータルコンバットあったらすまぬ。

画面はキャラクターを横から見た視点で固定され、立ち位置の左右が入れ替わることはあっても 基本的な構図は

 

キャラクターが向かい合ってる状態の画面を、横のアングルから見る

 

です。他には、

 

1:基本的に一対一

2:試合はラウンド制で二本先取で勝敗が決する

3:相手が背中側に立つと自動的に振り向く

 

なんて特徴も、ざっと言えばあります。

たまに三人以上が戦闘キャラとして画面内で動き回ってる物もありますが、基本は上記の画面構成です。

ラウンドは基本がこれなだけで、一本のみの物やチームバトルの関係で三本以上取る必要がある場合もあります。

 

 

2:ベルトスクロールアクション=ベルスク。

ファイナルファイト 閃乱カグラ(3DSの無印とバースト限定) ドラゴンズクラウンなどが属するジャンルです。

格闘アクションと同じく横からキャラクターを見た視点ですが、こちらは

 

1:画面の奥 手前に移動できる

2:基本的に一対多

3:敵との立ち位置が不定のため、自分で振り向いたり、敵との位置を合わせる必要がある

4:ラウンドではなく、ステージボス以外の敵を規定数倒すことでステージを進んでいき、ステージのボスを倒すとステージクリア。次のステージへ行く

5:ラウンドKOの数ではなく、体力が0になるなどで減少する 設定された残機の数が1プレイのゲームオーバーまでの持ち時間

6:箱やタルなど、ステージ上のオブジェクトを利用する場面がある

7:落とし穴がある場合がある

8:二人プレイは対戦ではなく、協力プレイとして同じ画面上 同じステージ上に二人のプレイヤーの使用キャラがおり、ステージを二人で攻略していく。

なお、味方を殴ることができ、その際にダメージがある物とない物がある

 

と言う違いがあります。基本がこれ、と言うことで同時プレイ人数が三人以上のがあったりもします。

後は、多数をまとめて相手にし倒すと言うゲーム制のため、攻撃種類と使用するボタンは多くないです。

今でたとえると、ベルトスクロールは無双系のゲーム、って言えばどんな雰囲気のゲームなのかは伝わるでしょうか?

 

 

3:対戦アクション、通称と呼べるほど普及した略称なし。

今の主流の、対人戦できる殴り合いゲームのジャンルがこれかなと思います。

ガンダム ドラゴンボール ナルトなど、主に原作のある物を題材にした、いわゆるキャラゲーって呼ばれる物に多い印象ですね。

上記1 2の二つを足して2で割ったような感じのゲームになってます。こっちは戦闘画面が

 

キャラが前後に向かい合う画面を見る

 

ことになり、基本のアングルは

 

自分が操作するキャラの背中を見る

 

ことになります。また戦闘フィールドが360度であり

前後左右に動ける点は、ベルトスクロールと同じです。

 

こちらは二対二の戦闘形式が多いものの、その場合もロックオンシステムによって特定の相手を狙うことが楽になっており、

ロックオンした相手の方を向くことになります。

 

上で例として上げた物で端的に言えば、無双でのボス戦をもう少し格闘ゲーム風にしたような感じですね。

 

余談。

対戦アクションの中で、ジャンプをボタンでなくアナログパッド いわゆるレバーで行うスマブラの操作方法は珍しく、より格闘ゲームに寄ってるでしょうか?

あの操作方法、特にジャンプがレバーの上方向で、いったいどうやって多人数バトルができてるのか。きちんとは画面の見えない俺には、とても謎なゲームです。

 

 

っと言うわけでして。格ゲーは格闘アクション一種類だけであって、相手を殴る=格ゲーじゃないんですよ、って言う話でした。

格闘ゲームが衰退し ベルトスクロールが姿を消して久しい今、厳密に区分けしてる人間は、むしろ希少種なのかもしれませんが。

 

以上、なろうの隅っこで頭の固い人が、なにやら語らせていただきました。

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