いきなり番外編。レビューが書けないとお悩みのあなたへ。
これまで六作にレビューを書いた、長文傾向の強い筆者が
レビュー、ハードル高くて手が出ない、としりごみしている方々に送るお話です。
レビュー。されると嬉しい、するのは大変。そんなイメージのある150~400文字のお薦め文。
小説を描いてると、キャラたちが雑談を始めたり想定外の動きをしたりで、話が想定内の文字数に収まらない筆者が、これまで六つ書くことができた体験から得られた話をして行こうと思います。
要点は三つほど。簡単なことしか言いませんのでごあんしんください。
まず、第一に。
欲張りすぎない。
お薦めしたい。好きなところがいっぱいある。みんな伝えてこの作品を知ってほしいっ!
と、情熱フルバースト状態なのはわかりますが、落ち着いてください。貴方の思いを全て受け止められるほど、レビュー用紙さんは心がタフではないのです。
某テニスプレイヤーのような熱血大爆発なレビューを書かれたレビュー用紙さんは、きっとこう呟いていることでしょう。
「愛が重い」
と。レビュー用紙さんが重みを感じない程度の愛情を注いで、レビューを書くように心掛けてくださいませ。
そうすれば、おのずと特にお薦めしたい部分が見えて来るはずです。あれもこれもは文字数オーバーの元ですよ。
次に、第二のポイント。
ネタバレは極力控える。
お薦め作品の進めたい部分だろ? どうしたってネタバレするだろいいかげんにしろ!
待ってください、その振り上げた斜め45度で固定した分厚い本を下ろしてください!
極力控えると言いました。つまり多少ネタバレしてもかまわない、と言うことです。
ただ、「これこれがこうしてこうなる」と具体的に述べてしまっては、せっかくの未読の本への期待感が萎えてしまいます。なので。
主役陣に簡単に触れる。どんな物語なのか。結末は君の目で確かみてみろ。
と、こんな感じのゆるいネタバレを意識するのです。あらすじを書く感じで書くのです。
あらすじと言っても、なろうあらすじには、
「○○がXXで△△を□□して**する。これこれがなになにであれそれをどうこうなってチョメチョメします」
と、二時間ドラマも真っ青な本編序盤バラしがある場合がありますので、
そういうあらすじではなく、漫画やアニメの次回予告のような趣で書くってことです。未読の本をお薦めするから、どっちかと言うと新番組予告でしょうかね。
そして最後に。
400文字は、案外多い。
書いて見てわかったことです。たかが400 されど400。意外と多いものです。
ツイッターをされてる皆さんなら、およそ1~3ツイート フルで使ったぐらいの文字数があるんですよ。こう書くと、けっこう多くないですか?
この グダグダと場面が伸びる筆者でさえも、文字数オーバー警告を一個にしかもらってません。これだとオーバーするかな? と思って投稿確認しても、一発OKですので大丈夫。文字数にしりごみする必要はありませんよ。
おまけ、うっかり削除に備えて。
一度レビューを、レビューの入力フォーム以外のところに書いて、レビュー文を保存する。
小説本文や活動報告、メッセージ。書いてる最中だったのに、うっかりや不慮の事故で本文が消えちゃったこと 謝って消しちゃったこと、ありませんか?
あれ、やらかすと、ものすんごくテンション下がりますよね。筆者も何度かやらかしたことがあって、それ以来 テキストファイルに保存することを意識するようになりました。
こうして下書きのように本文を書き留めておけば、うっかり入力フォーム上で消しちゃっても、ただコピペすれば はい元通り。
ただ加筆してる途中で消しちゃった場合は……ええ。記憶から加筆した部分を引っ張り出して再入力してください。
悲しいけどこれ、うっかり削除なのよね、ってことで。レビュー加筆文を消らせはせんぞー! の精神ですよ。
いかがでしたか? レビュー、欲張りすぎなければそこまで縛りがきつい物でもないのです。
初めてのまじめ? なエッセイゆえに、なにを言いたいんだお前は、とご不満の方もおられましょうが、持論と言うよりは経験談ですので お許しいただけると嬉しく思います。
こんな文章でも、レビューに手が出ないとお悩みの方々の指針の一つになれれば幸いです。ただ、これが絶対ではない、と言うことを最後にお伝えしておきます。
では。よきなろうレビュアーデビューを。