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天狗の弟子になった少年の話  作者: たまむし
二章 蓋
44/131

三十八 余所者に会う

9/25 変な改行がいっぱい入ってたので修正しました。大変失礼しましたm(_ _)m


 起きた瞬間、絶望感に襲われた。

「……あかるい…」

 既視感にも襲われた。


 見れど、また見れど、障子越しにも察せられる外の明るさは変わらず。じっと宙を見る。

 日が昇って暫く経っているのは明らかだ。

 それはもう、夏は日の出が早いのを差し引いても、もう早朝とは呼べないだろう。

 蝉が元気よく合唱して、今日の晴天を高らかに喜んでいる。

 因みに、いつも起きるのはまだ空に朝焼けの気配が残る頃だ。今外に出ればいつもと違って爽やかな青い空と熱い日光が迎えてくれるだろう。


 さて、往生際悪くぐだぐだとしていても仕方がない。ふわっとした言い方を外して、潔く事実を認めると……寝坊した。

 ざ…と音が聞こえた気がした。血の気が引く音だ。


「わぁああああああああ!!!」

 最高速度で布団から飛び出した。




「おおお!起きてきた!!」

「うおお!まだ朝だぞ!?」

「どう言う意味です!?」

 身支度をして勢いよく部屋から出たところで先輩たちにぶつかった。

 正面から力いっぱい激突したのに、謝るより先に発言の方に反応してしまったが仕方ないと思う。

 謝って先を急ごうと思うがその前に、オレを受け止めたまま巻き付いた腕に気が付いた。動けない!!


「へっへっへ、つーかーまーえーたーぞー」

 にやにや笑いながら三流の悪役みたいな台詞を吐く武蔵さんだが、無駄に高い技術で的確に関節を押さえて固定してくるお蔭で身動きが取れない。なんでそこ本気なんだ!?

「ちょ!?離して下さい!!急いでるのに!!」

「離してやんなーい。朝の挨拶もできない悪い子は(くすぐ)りの刑だな!」

「え、なんっ、あはははぁははっはははははごめなっはははは、っおはよっござあははははは!!」


 何がなんだか分からない内に紀伊さんに擽られまくってオレは朝から虫の息だ。

「ふっ、成敗。ユミ(ねえ)に聞いた通り脇腹が弱点か…覚えとこ」

「おはよー三太朗。よく眠れたかー?」

 やっと解放され、廊下に転がってぜいぜい息を荒らげているオレを二羽が見下ろす。

 いつも陽気な二羽だが、今日は輪をかけて楽しそうだ。


「朝から、何するんです…そもそもなんで、オレの部屋の前(ここ)に」

 これ以上の遅刻は先輩たちの所為ってことにしよう。そう開き直って目元に滲んだ涙を拭った。ユミさんの情報漏洩の所為で滲んだ涙だ。腹筋が痛い。

「おう、起きてきたら伝えて欲しいって、師匠から伝言を預かってきたんだ」

「え、師匠から?」

 これから向かおうとした先は師匠の許だ。いつもは朝餉を取ってから、武術の修行のために庭に出るんだけど、今日は朝餉の時間どころかいつも外に出る時間よりも遅く起きてしまったので、外へ直行しようとしていたのだ。


「寝坊の罰として、今日の鍛錬は無し。二度寝してろだってさ」

「えぇえええええええ!!!」

 立ち上がるのも忘れて叫んだ。

「ていうか逆!普通罰として訓練内容を厳しくしたりするもんでしょう!なのに訓練中止の上に二度寝してろってどういうこと!?」

 現実と想像の差に衝撃を受けたのである。

 普通、師匠というものは、弟子が寝坊したら『弛んでおるわー!』とかってびしばし扱いたり『罰として道場の掃除だ!』と雑用を言いつけるものなのだ、と思う。うちには道場なんかないけど。それでもってうちの師匠がそんなの言う想像がつかないけど。

 とにかく寝坊したのだから、師匠という立場としては罰を課すさない訳にはいかないだろう。だけど実際言い渡されたのは罰として成立しそうにないものだったのだ。


「そんなの、急に厳しくしたら体壊すだろ?厳しい修行は段階を踏んで内容を組まないと身にならない。昨日は疲れたろうし、ゆっくり休むのが今は大事だ。それにお前には厳しい訓練より休みの方が罰になるだろ」

 あっけらかんと落とされた言葉に、納得した自分を見つけた。

 確かに師匠が言いそうなことである。きちんと成長できるようにオレの様子を見ながら無理のない範囲で教える内容を決め、本人も気づかない内に高度なことを習得させる。振り返ってみれば十一歳という年齢を考えれば過酷と言える修行を(こな)しているのにけろっとしている自分がいた。厳しいとか辛いとか思わないのは、師匠の匙加減が絶妙なのだろう。

 ここまで来て、調子を崩すような厳しい修行を課すなどという事を、あの師匠がする訳は無い。

 それが罰というものかもしれないが、考え方が根本的に違うんだろう。


「…わかりました」

 落胆の溜息で言葉を押し出す。これで一日分、オレが強くなる日が遠くなったのだと思うと、溜息も吐きたくなる。

「ま、そう落ち込むなよ。その代わりお前にはやることがあるだろ」

 オレは頷いた。

「はい、では直ぐにあの天狗に会いに行きます」

 勢い込んで踵を返したオレの肩に乗る手がある。

「意気込み大いに結構だけどな」

「先ずは食事が先だっての」

 あいつは逃がしたりしないからそう慌てるな、と笑う双子に応えるように、腹の虫が鳴った。




 朝餉を部屋で頂いた後、オレは普段行かない方面への廊下を歩いていた。

 此方が客間がある棟の方角だ。大小いくつもある客間の内、一番小さい部屋に布団を運び込んで病室として使っているらしい。

 病室と呼べど、ただその実態は隔離だ。館のモノの邪魔をしないように、また余計な情報を与えないように、滅多に使われない客間の棟に部屋を用意したのだそう。監視は壁がするので、今は完全に独りで居る筈だ。


 そういうことを教えてくれたのは、朝餉に同席した―――と言っても同じ部屋で茶を啜っていただけだが―――先輩たちだ。

『師匠含めて俺らは全員、あいつへの態度を当面は変えないことに決めた』

 どこか面白がるような雰囲気で、紀伊さんが片眉を上げた。

『上手く利用しろよ?』

 悪い顔で武蔵さんが微笑った。

 実感は湧いていない割に、昨日知った師匠の別の顔は案外しっくり納得できていたが、師匠も師匠なら弟子も弟子だったようだ。

『俺らも術で隠れて付いててやるから、安心して行ってこい』

 そう声を揃えて双子が言った。

 とても心強い。だけど、彼らはオレが心配で来るんじゃなく、きっと多分恐らく…面白そうだから見物したいだけなんじゃないだろうかという考えが浮かぶ。多分的外れではないと思う。


 ふっとオレは歩きながら息を吐いた。

 その顔は我ながら渋い。腹に物を入れると漸く気分が落ち着いて、考え事をする余裕が出来て、次々に色んな苦い想いが浮かんで来るのがその原因。

 因みに今朝双子がオレの部屋の前にいたのは、昨日の鬼の所為でオレが体調を崩したのではないかと心配して様子を見ていたらしい。師匠共々、オレが起きるのはもっと後で、下手すると昼を回ると思っていたというのだから、今朝寝坊するのは予想が付く事態だったんだろう。…まあ、色々と大変だったし、夜更かししたし。でもそこで予想通りに行ってしまうのが情けない。


 そこまで考えると、昨日のことが連鎖的に思い出されて止まらなくなった。

――――ちょっと、勢いに任せて言い過ぎた。

 ぽつりと心に浮かんだのは、昨日の夜大声で(わめ)き散らしたことへの反省だ。何も言ってくれないことへの不信に負けて言い立て、不安を怒りに変えて叩きつけた。

 常々心の片隅にあったことをぶちまけてすっきりしたのは確かだが、もっと言い方はあった筈だと思うと今も居心地が悪い。あれでは不満ばかりの子どもの駄々だ。

 よくもまあ、納得してくれたものだと思う。あんな言い方されたら不快だろうに、オレの言いたい中心を察してきちんと拾ってくれた。子どもに対して宥める言い方とは違う、きちんと向き合って話し合う姿勢は崩れなかった。そういうところがやはりあの方は大人だ。同時に自分の幼さが嫌になる。


 その後のことも思い出すとどうしても眉根が寄る。

『オレは全く心配要らないって解ってました』

 言ったことは全て本当だ。だけど本心だとは言えない。

 あの鬼を前にして直ぐに逃げなかったのは、師匠たちが負ける筈ないと思ったからだというのは本当。でなければ見ず知らずの相手を助けるために危険に臨むなんて出来ない。オレの命が保障されてると思ったからこそできたことだ。

 だが、昨日言った程自信満々に相対したとは決して言えない。オレの現状に気付いているはずだとは思っても、危険を前にして味方に何も動きが無ければ、気付いてないんじゃないかとどうしても疑った。飛び掛かってこられた時には死ぬかと思った。

 それをさも、ずっと心の底から信じていたというように昨日のオレは語ったのだ。それを気にする方たちじゃないって思ってるけど、それでもどうしても気が重い。

 嘘じゃない。だけど本当とも言えない。意地を張って見栄を張った。それで目的は一応達したけれど、それを成功として呑んでかかれない。ああもう。


――――次は、ちゃんと全部本心で語れるように、強くなる。

「挽回、だな」

 ひとつの襖の前で足を止める。

 オレは頭を切り替えた。必ず、期待された仕事に結果を出す。






「お、お前はぁあ!!」

 声を掛けてから、了承を得て襖を開くと、布団の中で身を起こしていた天狗が大げさに飛び退いた。

 おお、天狗って飛び退くとき翼も使うんだな。

「思ったより元気そうで良かったです。お加減はいかがです?」

 オレは風を受けて吹っ飛んだ前髪を直しながら、小首を傾げて声を掛けた。

 師匠たちに比べて頼りないものの、子どもという可能性は無いだろうとの判断から、敬語である。年上は取り敢えず敬っておくのが無難だ。まあ、師匠の階級は一番上の"長"位だし、比べて見劣りするのは仕方ないんだろう。あ、そういえば先輩たちって階級どこなんだろう?今度訊いてみよ。


「な、な、ななななぁあ!?」

 天狗は問いかけそっちのけで面白いぐらい大げさに驚いた。

 左腕は添え木を当てて(しっか)りと固定されている。それだけではなく右腕にも包帯が巻かれていて、左足も庇うように立っているところを見ると、恐らく足にも怪我があるのだろう。顔にも細い包帯が巻かれていて、その包帯は中から染み出した薬で褐色に染まっている。

 痛々しい姿だけど、その面白い反応にちょっと笑いそうになった。


「お前が何故ここにいるのだ!黒幕ぅ!!」

「…は?黒幕?」

 こいつ何言ってんのかちょっとオレわかんない。

「鬼と通じて天狗の勢力を削ろうとしてるのだろう!!さては昨今山が陥落したのもお前が陰で糸を引いたんだだなぁあ!?観念して白状するが良い!ワシにはお見通しなのだぞ!!」

 こいつ今何言った?どう話が飛躍したらそういう結論になるんだ?


「え、ちょっと、ちょっと落ち着いて下さい!何ですって?山が、陥落?どういう「ええい恍けるな術師めぇえ!どういう手を使って山主の館にまで潜り込んだ!!」

 嘴から泡を飛ばしてまだ言い募る天狗をそっちのけで、『術師』という単語に衝撃を受けて、思わず目を見開いた。頭を殴られたような気分がしてくらくらした。

「もしかして…祓魔師(ふつまし)…?」

 祓魔師や退魔師は、術師とも呼ばれている、悪霊を退治するのを生業にしている人たちだ。

 流れの芸人や商人が面白おかしく聞かせてくれる様々な話の中でも、彼らの活躍は人気がある。遠い(みやこ)での彼らの活躍は同じ国の出来事だとは思えなかったけど、オレも兄と一緒に目を輝かせて聞き入ったものだ。怨霊や悪霊と戦う英雄だと、子ども心に格好良く思っていた。それだけに受けた衝撃は大きかった。


「…そっか、妖怪も退治するんだ。そっか」

 口の中で呟いて、寂しい気分になった。『この術師め』と、罵倒に使うのだから、術師は天狗にとっては敵なのか。…オレも天狗に成ったら退治の対象になってしまうんだ。

 目を向けた先で、天狗が肩で息をしているのに気が付いて、外れかけた意識を修正する。

「兎に角少し、落ち着きましょう。怪我にも良く有りません。心配しなくても、オレは何もしませんから」

 極力落ち着いた声で話しかけて、襖を背にしてその場に座った。


「信用できるものか!」

「そうですね。見ず知らずの他人を信用するのは難しいことです」

 こういう相手は、否定してはいけない。此方が冷静に対応すればその内に落ち着くこともある。化け物が来たと半狂乱になった人に通用した方法だから、一応オレの声に反応しているこの天狗であれば効果はあるだろう。

 現に、否定の言葉を想定していたのだろう、用意していた反撃が使えずに天狗は口をぱくぱくさせている。


 冷静に振る舞いながらも、内心でかなりオレは焦っていた。

 だって、廊下側の襖の向こうから、つまり背後から、複数の怒りの感情がびしばし飛んできてるのに気付いてしまったのだ。…大方、オレがこの天狗に会ってるって聞いて様子を見に来た館のモノたちだろう。

 これ以上この天狗を興奮させてはいけない。下手に廊下の怒れる保護者軍団を刺激してはこいつの命に関わる。物理的に消される。

 背筋に流れる冷や汗を無視して、穏やかな調子を意識し「では、順に質問に答えますね」と前置きした。少しでもオレの情報を与えた方が落ち着くだろうとの配慮のつもりだった。


「なぜ、オレがここにいるか、でしたね。オレは此の山の主に弟子入りした者で、三太朗と言います。今日は、貴方の「弟子入り!そうか!その手で次々山に潜り込んで敵と内通しているのだな!汚いやつめ!!」

 我が意を得たりとばかり突きつけられた指を見ながら、さてどう続けようかと考えた。この天狗は此方の話を自分の都合の良いように繋ぎ合わせて物語を造るのが好きな様子だ。このままでは真面(まとも)に会話も出来ないだろう。そしてお願いだからもうちょっと素直に聞いて欲しい。後ろの気配が増えてる。


「オレの身の潔白は、師匠がご存知です。そうでなければここに居られませんからね」

 言質を取られないように、取り敢えず説明も付けてみる。

「そぉーか!山主(やまぬし)ぐる(・・)なんだな!!それで鬼を操ってワシを罠に嵌めたのだ!!」

 これでどうだというように、勝ち誇って言われても…こいつ、自分の言ってることちゃんと理解出来てるんだろうか。


「…貴方の言うことが正しいなら、貴方は現在、敵の真ん中に囚われていることになりますね」

「なぬっ!?」

 言われて漸く気が付いたのか、明らかに怯んだ様子を見せた天狗は、途端に焦り出した。自分が言ったことが正しかったら絶体絶命の危機なんだから、無理もないが。

 それを見て、切り口をここに決めた。話の破綻を指摘してやることにする。


「師匠がもし、貴方の敵であるなら、敵を捕らえながらも部屋を用意し、手当てをして、拘束も監視も無しで一羽で布団に寝かせているのは妙ですね。同陣営である鬼を叩きのめして閉じ込めるというのも、変に思えます。そして、オレがもし…山を陥落させて回っているのだとしたら、味方であるはずの師匠のお屋敷に居るのはどうして?」

「う、あ、それは…えー、何か…間違って…」

 矢継ぎ早に畳みかけてやれば、慄いた様子でしどろもどろになっている。だが相手の考えが纏まるまで待ってやる気はオレには無い。

「そうですか。では今から縄を持ってきて縛りましょうか。場所も鬼と同じ納屋が良いかな。中の柱に縛りつければ逃げられませんし、それに見張りも鬼がしてくれるでしょう。そうですね、何か間違って(・・・・・・)傷つけてしまったのを詫びて、勿論鬼には手当てをしましょう。そしてオレは次の山へ潜り込むべく、新しい弟子を探してる山主を探しに行きましょうか?そうすれば、貴方の話は全部本当になりますね」


 あくまで淡々と言ってやる。言い切ってから様子を窺えば、無駄に豊かな想像力で思い描いたのだろう。小刻みに震えながら、恐怖の感情を向けてきていた。…なんか、弱い者いじめしてる気分だ。

「でも…でもお前は、鬼と通じて…」

 まだ言うか。ああでも根拠が無い訳じゃないのか。昨日オレが鬼と言葉を交わしていたのを、朦朧としながらも覚えていたのだろう。

「ああ、あれは演技です。どうしてだかオレを味方だと勘違いしてくれたので、時間稼ぎで話を合わせました。…まあ、最後はばれて襲われましたが」

「何!?」

「覚えていないんですね…館の方たちが間一髪で助けてくれました。そのお蔭で、貴方もオレも、今生きています」

 天狗と、それから自分を指して、生きているのはお前の実力ではないのだと教えてやった。案の定、そのことは考え付かなかったのか、その目がうろうろと泳ぐ。


「…敵に囚われて、命が危うい。そんなことを、望んでないんでしょう?止めましょう。不吉な想像は」

 可哀相になってきたので、ここで切り上げることにする。

「…そんな大怪我をして、痛くて不安で、色々と考えてしまったんですね。それで勘違いしてしまったんでしょう?」

 無言で凝視してくる天狗に、助け舟を出してやる。此方が用意した答えに彼はかくかくと頭を縦に振った。こんな容易く飛びつくとか、本気で勢いだけで決めてかかってたのか。

「独りで放っておかれたんだから、無理もありません。ほら、独りでいると、悪いことばっかり考えちゃいますからね」

 内心の呆れを隠して穏やかに微笑ってやれば、天狗の心に安堵が(きざ)した。


「そう…放っておかれて…」

 理解を示された安心。肯定された喜び。呟きの中には渇きが籠って、響きは悲痛だった。

 頼りが無い中で優しくされたら、そりゃ嬉しいだろうな。…初めてここに来た頃のオレみたいな気持ちなんじゃないかな。そう思うと、どうにも他人のような気がしなかった。

「気持ちは分かります…でも、もう少しだけ落ち着いて、お話を聞かせてくれませんか。…もう、大丈夫ですから」

 だからだろうか。オレが貰って一番安心した言葉を付け加えたのは。

 言えば、鳥顔でも分かるほど顔が歪んだ。―――泣きそうに。



予定よりながくなってしまったので、今回はここまでです( ˘ω˘ ;)

へタレ勘違い天狗君書くのが思いの外楽しかったという罠。


次は情報収集と、その頃のお師匠様の様子になる予定。


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