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天狗の弟子になった少年の話  作者: たまむし
二章 蓋
23/131

二十一 鍛錬開始

7/27 ヤタさんのセリフに点々が大量発生してたのを修正しました。。。確認ミスすみませんorz

ついでにちょこっと加筆。



「ここらでいい。さて、始めるか」

「はい!お願いします!!」


 オレは爽やかに晴れた空の下、師匠に一礼した。これからいよいよ武術の訓練が始まるのだ。

 ずっとずっと待っていただけあって、今のオレは気合十分、意気軒昂。やる気に満ち溢れていた。

 そうじゃなくたって今朝までずっと雨で外に出られなかったんだ。それより前は怪我もあったし、気分も落ち込んでいたしで、随分長い間思いっきり体を動かしてなくてうずうずしてる。


 ―――って最後に全力疾走したのって無限廊下か。…うっ、嫌なこと思い出した。これは早いところ記憶を上書きしなくては。

 ということで今日は師匠相手に思いっきりやるぞ!


 元気良く気合の籠った返事に、にこやかに頷いた師は、懐から紅い紐を取り出してオレに良く見えるように掲げた。

 普段から師匠は黒い装束に紅い細帯という装いなのだが、その帯と同じ色の長い紐だ。ただし、紐にはいくつも煌めく玉が通されていて、揺れるとじゃらりと音を立てた。白っぽく光を反射する…鋼の玉だろうか。


「まず最初は、体を己の意思通りに動かせるようにするところから始めるか。同時にぼちぼち型もやっていくが、先ずは様子見だ」

 そう言いながら、紐を肩に斜めに掛けて、腰を一回り巻くと、腹の前で蝶結びにした。


 オレは、密かに心の中に闘志が沸き立つのを感じていた。。

 基本の型よりも先に様子見と言われたことが、軽んじられているように思えて気に入らなかったのだ。

 師匠がそのつもりなら良いでしょう。オレの本気を見せてびっくりさせてやる!


 弟子が密かに負けん気を漲らせていることを知ってか知らずか、紐の具合を確かめた師匠は、よし、と言葉を続ける。


「最初の課題だ。どんな手を使っても構わない。これを(ほど)いてみろ。お前の好きな時に始めていい」

 師匠は、巻き終わった紐の端をぴんと指で弾きながら、にやっと笑った。

「三太朗。お前は何月かかるかな?まあ、気長にやっていこうか」


 見え見えの挑発だ。煽って(けしか)けようとしているのが丸分かり。まったく、師匠ともあろうお方が、子どもじみた真似をするもんだな…。


 オレはゆっくりと肩幅に足を開いて構えた。

「師匠、最初なんですから、お手柔らかに頼みますね?」

 オレは目で彼我の距離を測る。走って五歩程度。


「勿論だとも。最初から怪我をさせる気はないしな」

 師は相変わらず微笑う。余裕綽々で片手を腰に、正立を崩して首を傾げてこちらを見ている。

 体重は右足に多くかかっている。


「本当ですか?だったら安心ですけど…」

 だけど、まあ。


「…様子見で何カ月もかける気はありませんよ!」

 オレは急に身を低くして、一気に走り出した。


 その挑発、乗ってやるよ!!『今のお前には難しいかもな、まあ頑張れ』なんて遠回しに言われたら、黙ってなんていられないだろ!

 自慢じゃないが、オレは足には自信がある。小さい頃はともかく、九つを過ぎてからは鬼事(おにごと)では負け知らずだ。年上含めた里の子どもを全員相手にして逃げ切ったこともある。そんなことがあってからは暫く走る遊びに誘ってもらえなかったが。そんなのは強者の勲章だ。強い者は孤高なのだ。

 それはともかく百戦錬磨のこの身のこなしで師匠を仰天させてやる!!


 自分より大きい者を相手に回すのは慣れてる。だからオレはいつも通り、最初から一気に加速して、最後の一歩のところで、ぐっと更に身を沈めて突っ込んだ。

 真っ直ぐ行くと見せかけて、最後の一歩は師匠の右側に踏み出し、脇をぎりぎりすり抜ける。と同時に紐の端に向かって手を伸ばした。


 対する師匠の動きは、速くはなかった。オレが横目ながらしっかりと見える速度だ。

 ただし、そんなに速くはないからといって、対応できるかどうかは別問題なんだっていうことを、オレは生まれて初めて知ることになる。




―――気が付いたらオレは背中を強かに打ちつけていた。


「え…?」

 オレは大の字に倒れたまま呆然と空を見上げた。

 いやだって、何が起こったのか分からなかったのだ。もうちょっとで届いたはずの手が空振りして…今は青空と桜の枝を眺めている。

 何が起こったし。


「ん?立てないか?」

 視界にひょっこりと天狗が現れた。立ったまま腰だけ折って倒れた弟子をまじまじと覗き込む。

「そんなに強く投げた心算(つもり)はないんだが、やはり、苔の上とはいえ痛いか。裏庭(ここ)以上に柔い地面となると、さて」


――――投げられた!?

 言われて初めて自分が投げ飛ばされたのだと分かって愕然とした。


 突っ込んで行ったあの瞬間の記憶を引っ張り出して反芻する。

 師匠は、オレの手が紐に届く寸前、すっと左足を前に出した。右足は体重を乗せたまま軸足になり、体は丁度横をすり抜けようとしたオレに真正面を向くように四半回転。そして、伸び切ったオレの腕を右手で取り、左手を下から潜らせるように腹を掬う。


 途端にオレの視界は大回転した。地面が見え、物凄い勢いで通り過ぎて行ったと思ったら入れ替わって青空が視界いっぱいに広がって―――仰向けに寝転んでいたのだ。


 俄かには信じられないことだった。動いたことは分かっても、投げるだなんていうような攻撃的な動きをしたように見えなかった。あくまで自然な、流れるようなあの動作が、闘いの技だったなんてやられた今でも思えない。


「も、もう一回お願いします!」

 段々と心配そうに曇っていく顔を見て、はっと気が付いて声を上げた。このままじゃ今日はこれでお終いなんてことを言われかねない。


 たった一回で諦めるなんて冗談じゃない!

 慌てて跳ね起きたオレを見て、師匠の顔に笑みが戻る。


「ああ、お前がやれるなら何度でも」



 それからオレは何度も何度も向かって行った。


「たあああ!」

 ある時は真正面から挑みかかった。

「それ」

 すっと帯を取られて一回転した。


「おりゃあ!」

 それならばと突進して寸前で足を緩めて横へ一歩、と見せかけて踏み込み!

「そら」

 足を払われて体勢を崩したところをくるっと横転させられた。


「だりゃあああ!」

 最初から紐を狙うのではなく、まずは師匠の体勢を崩そうと、足を狙って蹴りを放った。

「そい」

 足を引いて避けられ、同時に肩の辺りを掴まれて、引いたのと反対の脚を軸に半回転した動きに巻き込まれる形で放り出された。


「でぇえええい!!!」

 最後の方はもうヤケクソとばかりに、身を低くして突っ込み、寸前で跳び上がって顔に向かって殴りかかった。

「ほら」

 腕を取られたと思ったら、師匠はするっと体の軸をずらして避けると、身を捻るように回転をかけて、オレの足の辺りをもう片方の手で支えるように押し出した。

 オレはぽーんと飛んで、二回転半に横捻りを一回したところで地面に落ちた。



「大丈夫か」

 仰臥したまま荒い息を吐くオレの傍らにしゃがみ込んで師匠が問うた。

「…ま、…まだ、まだ…」

 息も絶え絶えな様子を見てどこか満足げに微笑うと、わしわしと汗に濡れた髪を撫でた。

 師匠は当たり前のような顔で、汗のひとつもかいていない。


「無理をするな。受け身が随分上手くなったし、初日にしては上出来だ」

「あ、ありがと、ござ…っ」

「甘い」


 片手が塞がった体勢に、隙有りと見て下から伸ばした手は、逆側の手で手首の辺りを手の甲でするりと撫でるように払われた。

 不意打ちまでも失敗して唸った弟子の頭を、お返しとばかりにぐしゃぐしゃかき回して、その意気だ、と満足そうに笑う。


「お前は目が良い。俺の動きが全て見えていたろう」

 そう言いながら自ら紐を解いていくのを、オレは座り込んだ体勢で口を尖らせて見ていた。もう一度と思いはするものの、手足が怠くてもう動かない。

 ただ、逸る気持ちと同時に、このままだとあと何千回挑んでも結果は同じなような気がして、待ってくれとも言えなかった。


「…それは師匠が、ゆっくり動いてくれたからですよ」

 どうしても拗ねたような調子の声になってしまって、思わず顔をしかめた。これじゃ八つ当たりみたいじゃないか。


 そんな弟子の様子とは正反対に、師匠は見るからに上機嫌に微笑んでいる。紐を懐に仕舞い込むと、空いた手をこちらに差し伸べてくる。


「緩く動いたとて、見えぬ者は目で追うことはできんさ。今日のところはここまでにしよう。なに、明日も晴れる」

 正直自力で立ち上がるのも億劫で、ありがたくその手を借りて立ち上がる。

 天気に関しては、天狗が言うのだから間違いないだろう。


「ありがとうございました」

 とにかく今日の稽古のお礼を述べて頭を下げると、ぽん、ともう一度手が頭に乗った。

「良く見て学べ。なに、お前なら直ぐにできるさ」






「あああ~~~っっくそぉおお…」

 ぼやきながら体から力を抜く。ざああ、と湯船から溢れた湯が流れ落ちた。

 浴槽の中で、流石に増えてきた打ち身と筋肉痛に軋む体を解そうと、ぐっと体を伸ばす。「あー…」思わず声が漏れた。あー気持ちいい。


 最初の日から二日経っていた。つまり今日は武術の訓練が始まって三日目だ。

 この三日での成果といえば、投げられて倒れても、衝撃を逃がして直ぐに立ち上がれるようになったことと、空中で回転しても体勢を崩さずにいられるようになってきたこと。

――――投げられ慣れてきたということだけである。


 師匠は武術の訓練と言いながらも、掛かってきたオレを捕まえては投げるだけである。その他の技は一切使わず、避けも反撃もせず、ただ投げ飛ばした。オレは玉けりに使う玉よりも軽く宙を飛んで、充分に受け身を取れる体勢で地面に落ちる。今までただの一度も腕やら足やらを痛める落ち方をしたことがないのは、師匠の卓越した技量故だろうというのは流石にわかってきた。だってこの三日で三桁に届くかもしれないぐらい投げられてるのに、軽い打ち身に筋肉痛で済んでいるのだ。

 適当にぽんぽん放り投げてるように見えて、実は回転やら対空姿勢やらを考慮して投げているんだろう。多分。


「このままじゃダメだ…」

 紐にはまだ触ることさえできてはいない。ただ愚直に必死に食らいつくものの、すいっと流れるように動いたと思ったら投げられている。まるで一枚の木の葉か羽でも相手にしているかのような気さえしてきた。こちらが速く動けばその勢いで流れて逃れて飛んでいく。…いや、飛んでいくのはオレなんだけど。


「どうしたら良いんだ…」

 見えてはいるのに掴めない。もどかしい気持ちのままに呟いたそのとき、がらりと風呂場の戸が開いた。


「邪魔するぞ」

 白い湯気の壁の向こう側から、しゃがれた声がして、がしゃがしゃと石床を掻く爪の音が微かに反響する。


「ヤタさん…?」

 湯気を割って現れたのは巨大な黒いカラス、ヤタさんだった。

「うむ」

 カラスは相変わらず偉そうに頷いて、胸から伸びた三本目の脚を器用に使って、手桶で湯を汲んでかけ湯をすると、さっさとオレの横に入ってきた。

 …いくらでかいとは言え、足が付かないで沈んでしまうんじゃないかと一瞬思ったけど、ヤタさんはふかっと膨らんで水鳥みたいに湯に浮いた。たぷたぷ揺れる湯に合わせてゆらゆらぷかぷかしてるのがなんだか楽しげだ。


「ヤタさんも風呂に入るんですね…」

「左様。我はよく湯を使う方であるぞ。いつもこの時間に入っている故、会うことは少ないようだがな」

 オレは以前は夕食前に湯を浴びていたのだが、この頃は午前の時間に扱かれて(なげられて)、その汗を流すために昼間に風呂に入るようになっていた。


「ふむ、打ち身か」

 くりっと首だけこちらに向けて、まじまじとオレの痣を見る。

「この湯は打ち身や切り傷、捻挫などに良く効く。よく浸かっておくが良い。そも、湯が透明な温泉は効能が高いのだぞ、三太朗よ。濁り湯とか言って白濁とした湯を有り難がる輩が居るが、あれは湯が古くなって濁っておるのだ。温泉水は透明なのに限る。南都の方にある温泉地は濁り湯で有名だが、機会があれば入り比べてみると良い。幾らも経たずにこちらの方が良いとわかるようになろうよ」

「あはは…はい」

 濁り湯も風情があっていいんじゃないかと思ったが、ひとそれぞれなので笑って流しておく。ヤタさんは語るのが好きみたいだから、オレが聞いているだけで満足するのだ。


 暫く温泉の薀蓄を垂れて満足したヤタさんは、湯に浮いたまま、器用に羽繕いをしながら、ときに、と次の話の口火を切った。

「悩んでいると顔に書いてあるぞ、三太朗よ」

「…分かりますか」


 カラスはしわがれた声で、があ、と一声鳴いた。

「顰め面で浸かっておるのだからな。解らぬ方がおかしいというもの」

 そんなに解り易かっただろうか。少し申し訳ない気分になったけれど、多分このカラスは、オレが行き詰っているのを知って入ってきたのだろう。言っても認めないんだろうけど。


「…師匠の課題が、達成できると思えなくて」

 ひとりで悶々としているのに疲れていたので、ありがたく相談することにする。

 オレの打ち明け話を聞いたカラスからは、非常に機嫌良さ気なのが伝わってきた。どうやら、相談に乗るのが好きなようだ。


「お前ならできる、とあるじは言わなんだか」

「仰いました。毎日言って下さいます…」


 師匠はいつも、鍛錬の終わりには、なぜかとても上機嫌になっていて、にこにこと笑いながら「お前なら(じき)にできるさ」と言うのだ。

 何も変わらないまま、毎日投げられるだけだという自覚があるオレは、そろそろその言葉が負担になりつつあった。

 あの笑顔と言葉を思い出すだけで気が重くなる。これだけ期待されていながらできなかったらと思うと、泣きたくなることもあった。


「我もできると思うぞ」

 だから、そんなことを言うカラスに、つい言ってしまったのだ。

「…何を根拠に」


 拗ねたように言ったオレに、ふふ、とヤタさんは含み笑った。

「ふむ、確かに自覚がないならば、歯がゆいばかりであろうな。根拠ならばあるぞ」


 ひょい、と湯船の縁に飛び乗って、目の前まで歩いてきた鳥が、オレを見下ろして大きな嘴を開いた。

「我があるじは、確かに不精でものぐさで、言葉足らずで無神経の上に感覚が若干ずれた阿呆であるがな」

「それは言い過ぎでは!?」

 いきなりの悪口に、思わず口を挟んでしまったが、気にすることなくカラスはオレの顔を首を伸ばして覗き込んだ。


「あやつは、身内に嘘を言わぬ。死んでも味方を裏切ることがない。故に、あるじが言うのであれば、直ぐに出来るようになるであろう」


 死んでも。なんていう言葉は、重い意味ながらも、実は結構いろんなところで聞く。

 子どもが自分なりの本気の決意をもって、若者が熱意のままに、大人も時に冗談めかして、または相手をだまくらかすときに。


 だけど、今聞いたのはそのどれとも違う。込められていたのは全幅の信頼。そして、当たり前の事実として語るような、そんな安定感。

 長い長い時間をかけて積み上げて来たんだろう、そんな、ちょっとやそっとでは揺るがないような、盤石の絆が感じられた。

……信じると決めたのに、まだそこまでの域に達することはできていないのが思い知らされてしまった。


「…と言っても、今は不安であろうな。まだここに来て幾らも経っては居らぬのだから仕方がない」

 黙り込んだオレを宥めるように言って、カラスはもう一声鳴いた。


「では、良く思い出すがいい。お前は、あるじの命じたことを全て(・・)理解できて(・・・・・)おるのか(・・・・)?」

「…え?」

 予想外の言葉に、オレはぽかんとしてしまった。師匠が言ったことと言えば、この紐を解いてみろというやつだけだ。間違いようがない。ヤタさんは一体何が言いたいんだ?

戸惑う内にもまだ話は続いていく。


「よく考えるのだ。三太朗よ。そして助言をひとつしよう。あるじは無駄なことはせぬ。そなたに教えたことは、まだ少なかろうが、武術だけではあるまい。分けて考えてはならぬ。なぜならば、戦いとは、全ての(・・・)力を使って行うものなのだからな。盤面遊戯のように手駒やら規則がある訳ではない。もてる力の全てが試され、負ければ多くを失う。そういうものだ」


 そうして一度口を閉ざしてばさりと翼を畳みなおすと、もう一度嘴を開いた。


「良いか、課されたものを、個に分けて考えてはならぬ。そして、今までにあるじが教えたことをよくよく思い返してみよ」

 くりっと頭を傾けて、今度は片目でオレを見ると、大きな脚を伸ばした。


「良く考えよ。なに、お前なら直ぐに出来ようよ」


 頭に乗せられた鳥の足は、爪が長くて痛そうに思えたが、全くそんなことはなかった。



 

鬼事=鬼ごっこのこと


実はずっと三太郎の頭をなでなでしてみたかったヤタさん。

高遠さんがずっと楽しそうになでなでしてるので、なでなでしてみたいやつは結構多いです。


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