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寂夢  作者: 蛍石光
悪夢
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悪夢

タイトルの違いにお気づきかと思いますがこの話は『寂夢』の続きです。

 今、何が起こった?


 目前に広がる景色は、森、空。そして・・・


 倒れている俺の目の前に立っているのは確かに麻衣だ。けれど、何かが違う。


「もう、君は用済みだよ。」


 そう言って鼻で笑う麻衣。冷たい眼つきで俺を見ている。


「どうして・・・」


 俺はそう声を出すことしかできなかった。


「僕の目的は達成されたんだ。君はもう必要ないんだよ。」


 目的・・・それはなんだったんだ?麻衣は俺のためを思ってこの旅に付き合ってくれていたんじゃなかったのか?


「・・・・」


 真衣に声をかけようとしたが、声にならない。胸が熱い。そして寒い・・・


「じゃぁね。僕の可愛い和樹。君のおかげで僕は・・・」


 そう言って麻衣は血にまみれた右手で下腹を撫で、唇の端をほんの少しだけ上げた。

ここまで読んでくださってありがとうございます。


タイトル通りの話です。バッドエンドです。


以前、お察し頂いた内容になります。

麻衣の目的とは何なのでしょうか。

ヒントは・・・既に書かれていますので、ここには書きません。


ここでネタバレを。

読みたくない方はスルーしてください。





和樹は高無家の生き残りで唯一の存在です。

つまり、柴田和樹=高梨和樹=高無一輝です。

そして、高科麻衣は巴という女に取り憑かれています。

最後に、高階亜衣は高無愛の生まれ変わりになっています。


巴という存在がはっきりとはわからないところが問題です。

ただ、舞の願いというのが「死にたくない」ということなのはハッキリしているのかもしれません。

それは、舞が舞として生きられなかったことに起因します。


ただし、ここで、一つの謎が生まれます。

そもそも、高無舞というのは誰なのか。

舞、本人なのか。

麻耶が成長した姿なのか。

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