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バスの中で
ありさsideで航の続きです。
短いです。
「つきましたよ!お疲れ様です!」
ありさははっと目覚めた。そしてついで赤面する。
どうやら航に寄りかかって寝ていたらしい。
「す、すみません!先輩!私・・・重かった、ですよね・・・」
本当に申し訳ない。というか、自分の神経を信じられない。
好きな人の隣でよくも爆睡なんてできたものだ。
小さく縮こまって謝るありさの頭を、航はよしよしとなでた。
「はは。大丈夫だよ。重くもないし、疲れてもない」
ありさはそんな航のしぐさに胸がきゅんとなる。
ああ、やっぱり好きだ。でも、告白する勇気はないけど・・・
だって、私みたいなデブに告白されたら迷惑だろうし・・・
ありさはどこまでも卑屈だった。
「部屋に荷物運んだら近くの川で泳げるから、泳ぎたい人は水着着てきてね!泳がない人は調理手伝ってください!」
部長がそう言うと、うぃーっす、はーいなどの声が上がる。
みんなバンガローに荷物を運び、部屋に入った。
部屋は二人部屋で、瑠夏と一緒。
ありさはまたわくわくした。




