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軍の帰還

スタンピード討伐から二日後ようやく軍の連中が戻ってきた。


「凱旋だ!軍がスタンピードを討伐して帰ってきたぞ!」

「心配することなんてなかったんだ!なんでも今回のスタンピードは規模が大きいって話しだったからな」

「ボス級モンスターもいたって話しだぜ」

「そんなのどうやって倒したんだ?戦力的に無理じゃね?」

「そりゃそれだけ強いんだろこの都市の軍は」


城塞都市の連中は軍がスタンピードを壊滅させたと思っているらしい。

中にはそれを疑う奴もいたようだが。


とりあえず軍の様子は確認したので屋敷に戻ることにした。


しばらくして、領主とその息子(ようはエリーズの父親と兄だ)が屋敷に戻ってきた。


「お父様、お兄様、ご無事で何よりです」

「うむ、お前のおかげで助かった。あの魔獣の群れはお前が召喚した魔人が召喚したものだな?」

「魔人ですか……エリーズ、お前が戦場に来ていたのは皆が見ている。傍らにいた謎の人物の姿もな」

そう言ってチラっとこちらを見てくるエリーズの兄。

「確かに彼は私が召喚した魔人です。あの魔獣の群れは彼が召喚したもので間違いないです」

「あれ程の魔獣をあれ程の数召喚し手名付けるとは魔人とは化け物ですか……」

それについては俺もよく分からないので反応に困る。なのでとりあえず適当なことを言っておいた。

「ふん。あの程度造作もない」

「なんと……それ程のものですか魔人とは……」

神妙な顔で驚くエリーズの兄。

「魔人殿……此度のスタンピード討伐感謝してもしきれませぬ」

やがてしばらく黙っていた領主が口を開いた。

「感謝なら俺を召喚したエリーズにするんだな」

「エリーズ……よくやってくれた……お前のお影でこの領と国は救われた」

「私はやるべきことをしただけです……お父様」

二人の間に流れる俺には分からない空気。

「それで魔人殿……契約の対価はどのようなものなのでしょうか?」

そりゃ気になるよな。娘のことだもの。

「エリーズの所有権だ」

「所有権……ですか」

しばし考え込む領主。やがて口を開いた。

「では……魔人殿、エリーズをよろしくお願いします」


何か嫁に出すような空気だった。



こうして俺とエリーズは親公認の仲になったのだった。


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