4
ズシンッッ!!
どんどん大きくなっていた物音が、近くに重いものが降りた音を最後に止まった。
近くも近く、ほんの数メートル先に何か大きな生き物の気配がする。
生暖かな風が全身を撫でる。
じっと見られてるのがわかる。
(なにっ!? なになになにこわいこわいこわいこわい・・・たべられる!? たべられちゃうの!? しぬ・・・?)
あまりの恐怖で体がガチガチに固まったような、いっそ発狂してしまいたい程の恐ろしい時間は、たが、意外な程あっという間に霧散した。
『¥▽※≧★→■%£*♀¢?』
(・・・ぇ?)
『¥£%?♀*※▽¢≧★→■*♀※?』
(え、・・・ん?)
予想外に明るく幼い声が聞こえてきたからだ。
敵意も害意も感じない、明るくあっけらかんとした声音は、明らかに私に対して何かを尋ねてきた。
しかし何を尋ねてきているのか全く分からず困ってしまった。
(な、なんて言ってるんだろ?)
『・・・? ◆✚℃§?』
(ぇ、ヒィィいやァァァァァァ・・・‼)
困惑している間に何事かを呟いたかとおもったら、急に体が浮き上がった。
『〜♪』
あれから私はプカプカ浮いたままずっと移動してる。
あの謎の声の主と共に。
えらく楽しげな様子は伝わってくるのだが、一体どこへ向かっているのか、そして私をどうするつもりなのか、言葉が分からないのもあり、不安と困惑で小さな心臓がはち切れそう!
そろそろ誰かどうにかしてくれないかなっ!




