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まぁひとまず、そう決心したものの。
(どうしたもんか)
現状、私は生後間もない赤ちゃんであり、保護者も居ない今、生き延びる術はない。
なんなら、遠吠えや獣?達の物音が徐々に近付いている気がする。何となくわかる。
なんでわかるんだよって聞かれてもわかるんだからしょうがない。私だっていつも不思議なんだけど、本当に何となくそんな感じがするのだ。
(ここがどこかもわからないし、助けてくれる大人は居ない気がする。生き延びる為には自分でなんとかしなくちゃいけない・・・んだけど、何をどーすんだよ! 私、赤子だぞ!?)
(あーぁ、こんな時、前世で流行った異世界転生物なら、聖獣が助けてくれたり、チート能力で助かったりするのになー。ファイヤーボール!なんちゃっ・・・て・・・)
ゴオォー!!!
目の前に物凄い勢いで、火の玉が現れどこかへ飛んでいった。
(んえぇー!?)
飛んでいった火の玉が、多分木にぶつかり、そのまま木を燃やしだしたらしい。(まだそこまで首動かないし見えない)
(え? あ・・えぇ!?)
私、パニック。
(あ、ま、え、えぇと、水! 水掛けないと! ウ、ウォーターボール!)
やっぱり目の前に現れた水の玉は、多分燃え盛る火に無事着弾したらしい。熱気がすごくて熱い。
ちゃんと消えたか心配で、もう2~3回水の玉を飛ばしてみたら、熱気も冷めてきたので一安心。
と思ったら、何かがすごい勢いで近付いている気がする。バキバキって物音がすごい。
(ど、どうしよう、どうしよう、何が来てるの!?
怖い!)




