表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
妖精使いと黒の騎士  作者: 水澤星香
8/13

自覚

あんなことがあったというのにリリの私への態度は変わらなかった。

安心よりも驚きの方が大きくて…

変わらず優しくしてくれるリリ。

「クラリスっ!」

笑顔で私の名前を呼んだリリ。

リリ。

リリ、

リリ…

好きとかそんな言葉では表せない。

大好き?

愛してる?

ああ…わかってる。

彼女は私の全てだって。

リリ。

リリ…

「…今行くよ!」

私がずっと、傍にいる。

君を護るから。

だから…

どうか君も、

…私から離れないで。




あれから…もう10年以上経つけれど、

私のリリへの気持ちは覚めることはなかった

…むしろ反対かも知れない。

昔ほど頻繁には会えなくなってしまった分

彼女への気持ちは日に日に増していった。

リリ。

リリ…

君は昔から愛らしかったけれど月日が経つにつれてさらに綺麗になっていく。

リリ…

リリ。

君に会いたい。

バンっ!

「直ぐに馬の手配を!」

「ク、クラリス様っ!?…だ、大至急用意をっ!」

リリ。

リリ…

今、会いに行くよ…




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ