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妖精使いと黒の騎士  作者: 水澤星香
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電話

リリィからの電話にクラリスはワンコールで出た。

「忙しいのにごめんね、クラリス。」

「いいんだ。リリからの電話なんてとても嬉しいからね。」

「本当?なら嬉しいな。実は聞きたいことがあって…」

リリィはファイの拾った銀細工について説明した。

「銀色…山の中でか…リリの話からして多分他国の王家か貴族あたりだね。

うん。私の方からも調べてみるよ。」

「ありがとうクラリス。」

「どういたしまして。何かわかったらまた連絡するよ。…あまり無茶をしないように。」

…最後の最後で釘をさされたかな…?

でもほらあまり。

だし!

無茶はしないから大丈夫!

ってことで…

「ファイ!これを拾ったところまで案内してくれるかな?」








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