帰路
感想にていただいた意見で思いついた案に軌道を移動しました。
さて、武神と戦神の加護を受けられたところで、俺は、一からやり直そうと思う。
そもそもが蟻なのに、集団で暮らさないのはおかしいだろう。
まずは蟻塚の破壊から、だ。
俺は、もうあの蟻塚への、移動手段を手に入れているのだ。
まず、俺は神道への、干渉が可能だ、この神道っていうのは、神が移動経路として使っている道だ。
そこを使うと、すでに行ったことのある場所へと移動できる。
神になったりすると、どこでも行けるのかもしれない。
そして俺は神道への干渉、一瞬で移動を完了した。
俺はそして、蟻塚の入り口から正面突破を試みた。
すると戦士アリがゾロゾロと出てくる、その中に武皇帝アリが、混じっていたのが見えた。
懐かしいなぁ、と、俺はあの短かった子供蟻だった頃を、思い出した。
あの時、俺は、戦士アリになっていたら、平和な生活が行えたのだろうか。
あの時、俺に話しかけてくれた、あの戦士アリは元気だろうか。
あの時、俺を強制的に追い払った戦士アリ達は、どうなったんだろうか。
そうして、俺は、顎に短い思い出を込めて名刀を発動した。
「おい、お前あの時のサナギじゃないか?」
その声は聞いたことがあった、あの戦士アリだ。
「やっぱりそうだな!おい、お前ら、こいつは敵じゃない!!戻って休憩しろ!!」
すると戦士アリ達がずらずらと帰っていった
なぜ俺を迎え入れるのだろうか、俺は追い出されたのに。
「まぁ、お前の部屋に戻って待っててくれないか?信用はしてもらえないとは思うが、しばらく待ってくれ」
まぁ、こいつら程度なら瞬殺できるだろうし、神道を使えば、一瞬で回避できる。
俺は、あの部屋に戻っていた。
懐かしいあの部屋、少しの間しかいられなかったが。
しばらく待っていると、戦士アリ達がゾロゾロと出てきた。
やはり敵か!!
俺は柄にもなく激怒した、俺は名刀を発動。
戦闘が始まると思った。
しかし一向に襲い掛かって来ない、すると奥から縛られたアリ達が姿を現した
「こいつ等は反逆罪で捕まったアリどもだ、こいつ等はこれ以上指導者を増やさないために集団で、お前を襲ったんだ、お前が来たからこいつ等は処刑グモに、喰わせる、これで許してくれないか?」
俺は迷ったが、こいつ等のせいなら仕方ないし、何より俺は、他との触れ合いをしていたのだ。
拳と、拳の触れ合いはもう結構だ。
しかしどうやって意志を伝えりゃいいだろうか、俺は前世はアリじゃないからなぁ。
困っていると、武皇帝アリが話しかけてきた
「あ、まだ喋れないのか、うちの奴がやったとしても、これは酷いなよし罪償いにあいつ等から念話のスキルを奪うか」
すると、さっきの奴らに武皇帝アリが触れるとフット生気が抜け、俺の方に手を向けた
「移動!!」
すると、頭上がいきなりピカッと光った。
例のようにあの声が、聞こえた。
『スキルが、武皇帝アリの権限により、譲渡されました。
受け取りました。
スキル念話に適応開始します。
適応しました。
スキル念話を会得しました。』
取り敢えず許す、と念じて見る
すると、ちゃんと届いたようで笑顔?で関節をキチキチと鳴らしている
「それは良かった、ではお前の部屋はここで、やる筈だった護衛を明日からやってもらう、寂しかっただろうから、おしゃべりな働きアリのばあさん達の相手だ、そこでアリの生活を知るといい」
ちゃんとこちらを考慮してくれる姿勢、イケメンだな。
取り敢えず、俺は過去を取り戻し、アリとして生きることができそうだ。
どうでした、此処からはアリとの暮らし編が始まります。
蟻については詳しい方だと思います、あとオリジナルの設定なども、くっつけていますので理科の授業や、生物の授業でやらかさないようにしてください。