大地の祠
さて、今日も、アント飯店で飯でも食うか。
アント飯店はいつものような賑わいを見せている。
その中に新しく移ってきた奴らもすっかり溶け込んでいる。
平和だ。
そして今日の晩飯は大地の雫のスープだ。
この雫はまだ、楽しみは後にとっておくが召喚したやつからもらった。
これの効能は、岩魔法が使えるようになるらしい。
飲んでみる、喉越しはどろっとしているが、味もやはりどろっとした味で正直美味しくない。
それを飲み干すと、土から力が感じられる気がする。
それを操ってみると、床がめくれた。
慌てて元に戻した。
これが土魔法か、なかなかいい感じだな。
そして俺は帰り道、一歩で今日も隠れ家に飛んで帰った。
翌日
今日は、昨日もらった大地の雫のお礼に街作るぞ!!
ここの主はみんなお楽しみのこいつだぁぁぁ!!
と言うほど、期待もしていないだろうが。
ここの主は、地の民。
ん?ってなっただろう、人呼べんの?みたいな。
実はこいつは厳密にいうと人ではない。
こいつは大地呼吸という呼吸方法で何も食べなくても生きていける。
まぁゴッドネットワークで見ると。
地の民:大地に住まう人型の魔獣。
モンスターと呼べるほど弱くなく、知性もある。
さらに、人間の100倍といわれる怪力と、固有魔法大地魔法によって地面を海のようにして戦う。
千年に一度生まれ、千年生きて次にバトンを渡すらしい。
地面があるところの強さはGSだが、なければGD。
こいつの見た目は、俺よりは人に近いが、緑の苔がところどころ生えていたりしている。
細いシルエットで、引き締まった体をしている。
こいつは、大地と生きたいらしいので、農業区的な感じにしてくれと言われた。
と言うことで畑を作った。
そして何軒か家を建てて、完成なかなかに簡単だった。
後は、大地の民と、農民志望の村人で頑張ってもらおう。
祠は、土で出来ていて、今にも封印された何かが出てきそうな見た目だ。
そして、この祠内には、低木が生えていて、鬱蒼としている。
結構気に入ったようだ。
なんとなくだが、この区が今一番勢いがない区だな。
緑食はもう人がかなり住んでるし。
ラーメン屋とか作ってるし。
まぁここは末長く頑張ってもらおうってことで名前は永土。




