勇者
勇者登場です。
俺は!!世界一の剛腕勇者!
のはずだった。
俺はナーガ王国の軍の総帥であり、一番兵だ。
なぜなら勇者だから、魔王を倒す者だから。
この頃魔王は出てないらしいが、制海権を取るために、海の支配者達、水龍人と戦わねばならない。
ちなみに寝込みを狙って、サクッとやる作戦だ、せこいって?
勝てば良いんだよ、勝てば。
そして、俺は狩人に運んでもらって、その場所に着いた。
この名もなき大陸の海の支配者の住処。
死の海域だ。
ここには、危険な水龍人達が住んでいて、一体がA寄りのBと言う化け物的な団体だ。
だから行った者は帰ってこない、死の海域と言われる理由がそこにある。
そして俺は、そいつらにばれないように、こっそりと、水龍人達の村のはずれにある、長の家に入る。
すると、いきなり起き上がった、やばい!!と思ったが、俺は勇者叩き切ってやんよ!!
しかし、結果は惨敗やはり人間には勝てないのだろうか。
そして、水龍人の長に、とどめを刺されそうになった、死を覚悟した。
その時だった、水龍人の長の体が一瞬で肉片へと変わり、家が崩壊する、この家の素材は、海里石と言う超硬い素材のはずなのに、何者かが、この長を。
一発も俺が当てられなかった長を。
瞬殺した。
その事実は俺を震え上がらせた、足が動かない、もしかしたらあれは俺を狙った魔族の攻撃かもしれない。
それなら物理攻撃で壊れるはずのない家が壊れたのも納得だ。
しかし、これは緊急事態だ!!急いで国に知らせねば。
狩人に運んでもらい俺は国へ帰った。




