昔話
そろそろ、忙しい時期に入りますので、投稿回数が減る可能性がありますので、お先にお詫び申し上げます、誠に申し訳ない。
俺は、朝ゆさゆさとゆさ塗られて目覚めた。
「おはようございます、仕事の時間です」
クイーンガーディアンアリが、俺を起こしたようだ。
そして、食事台を見ると葉っぱの上に焼けた肉が乗っていた。
「こちら朝ごはんとなっております、焦らずごゆっくり召し上がってください」
俺は言われた通り、焦ることもなく食事を堪能してから、護衛に向かう。
今日護衛するのは昨日と同じ班員だった。
そして、昨日と同じように護衛を行う、おばちゃんになんで昨日こんかったん?とか言われながらも、安全に目的地にたどり着いた。
順調すぎて恐ろしいほどに何も出てこなかったのだ。
今日の護衛物は、傷ついた戦士アリたちだ。
救護班もいるが、一回巣に運び込んだほうが良い治療が施せるので、運搬班の担当となっているのだ。
そして、昨日のように、包んで帰る道の半分まで来た時にそれは現れた。
自分の4倍はあろう体、守るものなど持ってい無い肌、そして二足で歩いているその姿。
人間だ、アリたちは一斉に逃げ出す、そう人間は弱点を知る知能がある。
その人間は、ものも言わずにこちらを追いかけてくる、しかしアリたちには追いつけ無いようで、途中で諦めて帰っていった。
「危なかった、あれはA級の冒険者だ俺なんて瞬殺されちまうよ」
そういったのは隣にいた護衛アリの先輩、名は無い。
なぜこのアリは冒険者とわかったのか、そしてランクがわかったのか、簡単なんことである、冒険マニュアルが落ちてたから賢者アリが解読したのだ。
なので、こちらもある程度モンスターの弱点がわかり、野生の勘に頼らず、選択を間違えることは無い。
それを落っことしたおっちょこちょいな冒険者は、モンスターがこれを利用するとは、思ってもいないだろう。
さて、で俺は今日も無事に護衛に成功したわけだ。
なので俺は、少し自分の部屋で休憩を取ってから、すぐにおばちゃんの部屋に行き、ドアをノックする。
「遅かったな、待ってたで」
おばちゃんがそう言うと、ドアを開けてくれた。
「ほら、これでも食べながらアリの昔話でもしたろう」
そう言うと、おばちゃんはこんな話をしてくれた
昔、昔あるところに王様アリと、女王アリがいたそうな。
王様アリは、毎日アリとして暮らしていました。
女王アリも、もちろんアリとして暮らしていました。
しかし、王様アリが、巣を襲ってきたドラゴンと戦い勝った時に、王様アリに神のご加護がかかり、彼は神聖種のアリになりました。
それでも、女王アリは、王様アリを愛し続けました。
「あなたは、何になってもあなただから」
しかし、ある時王様アリは何を思い立ったのか人間の街に行きました。
そして彼は、色々な技術を巣に持ち込みました。
しかし、それを怪しいと思った一部のアリは、こっそりと王様の後を追いかけていくと、彼は人間になって、街へ出て行ったのです。
普通のアリの巣ならば、戸惑いながらも受け入れますが、このアリの巣は、それを受け入れることができませんでした、なぜなら、自分の身を守ることしか考えてい無い、貴族アリたちがいたからです。
その貴族アリたちは、女王アリが居無い間に、王様アリを処刑しました。
女王アリは、帰ってきてその変わり果てた、王様アリを見ました、もう王様アリは、息をしていませんでした。
そして悲しみながらも女王アリはこう言いました。
「あなたは、何になってもあなただから」
と、そしてその言葉を言い終わった時に、王様アリの体が光で包まれ、空に飛んで行きました、しかし王様アリは飛んで行く前にこう言いました。
「お前は、新しい恋をしなさい、私のせいで、お前が苦しむのは嫌だ」
と、そしてそういった後、彼は巣全体に忘却の魔法をかけました、王様と暮らした日々の思い出、全てを貴族アリとともに、消し去りました。
そして、女王アリは、なぜ涙が流れているのか不思議でたまりませんでした、胸に穴が空いたような、何かを失ったようなそんな気持ちで、しかし奇跡が起きました、女王アリは、なぜか王様アリのことを思い出せたのです、しかしその後に、こんな声が聞こえたそうです。
「その事を、次に恋した相手と、その従者にしか話したらあかんで」
と、そして女王アリは、今もどこかで新しい恋を見つけて、幸せに生きているそうです。
「ええ話やろ、おばちゃんが作った話やねんで、でもこの物語は誰にも話したらあかんでおばちゃんと、あんただけの秘密や、守れるな?」
「はい」
なぜ、ひとに話してはいけ無いのか、少し不思議だったが、アリが人間になるなんて、普通考え付か無いだろう。
もしかしたらおばちゃんは知っているのかもしれ無い、人間になる方法を。
しかし、それを聞いたところで、軽く流されてしまうだろう。
もしかしたら、これはおばちゃんの逆鱗かもしれ無いので、触れ無いようにしよう、いつか語ってくれるその時まで。
記念回マダーという方もいるかもしれませんが、まだまだ先です、申し訳ない。




