アリ家族を喰らう
さて、よろしくお願いします
あれ、ここはさっきまでサークルメンバーとゲームしてたと思ったんだが
彼が目を覚ましたのは、魔法と剣と戦の世界そんな世界のとある蟻塚であった
周りを彼が見渡していると、頭上の穴から、彼の四倍はあるであろうメタリックなトゲトゲのアリが現れた
彼は思った、どうしてこうなったんだと、そして打開策を考えねばと
しかしその間にもそのアリは超高速で進んでくる足がない、手もない、動くこともできない。
その時に彼は同じサークルの一人が小説の転生者の話をしていたことを思い出した、そして彼は転生した瞬間アリにさらわれてこのまま食われるであろう未来が見えた、そして母の顔、友の顔、好きだった二次キャラの顔を思い出した。
これが走馬灯か、友よ、俺を気にするな俺の屍を越えていけ。
そう思ったその時であった、そのアリが話しかけてきたのだ
「そろそろ育成ルームだ、君も立派な戦士アリになるんだぞ、と」
そして彼は気がついた、俺、アリだと
そして俺は呆然としたまま運ばれていくと大量のアリの蛹があった虫嫌いであれば気絶したであろう。
そして、俺はそこで数日過ごした、強く生まれたいと、もしかしたらそいつの言った通り、世界一の強さになれるかもしれない、そして俺の夢世界平和を目指せるかもしれないと。
そして俺はぐんぐん育った。
そして、俺の願いがかなったかのように他のアリよりも何倍か大きいアリとなった、体の色は黒と赤の混じった色で他のアリとは大きく違う。
そしていきなり始まったデスゲーム、数は数千もちろん俺は一番に狙われたが、発達した顎や棘で振り払い、喰らった何時間もの戦闘の末、残さぬよう本能のまま全て喰らった。
そして綺麗になった巣の中で一匹待っていると、数日前会ったアリが来た
「おめでとう、君は立派な戦士アリだ、明日は成長痛で痛むだろう、俺も通った道だ、そしてここは君の部屋だから好きにしてくれ」
俺はそこでしばらくお腹いっぱいになったまま壁などを動き回り脚周りを鍛えた、機動力は重要だからな。
そして、その後蟻酸を打つ練習をした、これはアリの最大の武器である、しばらく打って寝やすいように岩場を整理しているといきなり脳内に音が聞こえた。
「アリの巣にて、戦士アリが生まれましたステータスの付与を行います
蟻酸のレベルが7に上がりました
戦士アリの脚のレベルが10にあがりました。
進化値を二つ越えています飛び進化を行います。
武皇帝アリの脚に進化しました進化条件が揃いました武皇帝アリになりました。
条件を満たしました称号勇者を手に入れました。
条件を満たしました称号強者の誇りを手に入れました。
条件を満たしました称号禁忌を犯せし者を手に入れました。
条件を満たしました、称号喰らう者を手に入れましたスキルは自分で調べてください、スキルの統合を行いました、活躍を応援しております」
その声の後激痛が走った、進化が始まったのだ
グロい描写を今回は省いてみましたが、次からはグロ注意です