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第4話 そんなことだろうと思ったよ!!!

プロローグが長くてすみません。展開が遅くて自分で笑ってしまいました。(笑)


「……うん、決まったよ。」


ジョンはにこやかに言いながら振り返った。


マリーは、無表情になっていて、何が決まったのだろうと渉はとてつもなく不安になった。


「今からいくつか”問い”をして、その答えによって君の未来を決めようと決まったんだよ。」


ナチュラルに心を読んでジョンは答えた。


「”問い”の前に……今のうちに聞いておきたいことはないかい?ちなみに態度はDO☆GE☆ZAをする前のと同じで構わないよ。」


付け加えられた言葉に渉は内心ホッとした。


この様子だとジョンは今までの態度に怒りは覚えていなかったようだと思って。


そして、渉は”問い”という言葉に不安を感じながら、他に聞きたいことはないか考え始めた。


「じゃあ……、お言葉に甘えて、普通に話させてもらうよ。じゃあ、俺の家族への対応はどうなってる?」


渉の家は、両親と弟との四人家族だ。


「ああ…、そこは安心したまえ。君のことに関する記憶を綺麗に消しておいたので、君の存在自体を忘れてる状況だ。つまり君を除いた三人家族で今まで生きてきたと思ってるんだ。君の部屋も君の物も全て消して、周りの人々の記憶も同様にいじり、あらゆる記録も書き換えておいたよ。」


「そうか……。」


渉は自分を除いた家族や友人たちがいつも通りに生活しているのを想像してとてつもなく寂しく感じた。


……仕方ないよなあ……、俺が死んだこととかを下手に憶えていて悲しませるよりはいいよなあ……。


ジョンは少しばつが悪そうに笑い、マリーは心配そうに渉を見ている。


他の神たちは渉のその様子を見て、


「まあ、しょうがないぜ。」「うん、そうなるよねぇ。」「メンタル弱っwww」「だから、仕方ないって!」「少し、かわいそう……。」


など、とささやき合ってる。


そして渉は突然、顔の頬を両手で叩きながら、気合を入れた。


「おっしゃあああ!!。しょうがない!!前向きにいこう!さて、次の質問をしてもいい?」


「!!……ああ!いいとも!」


「ふぅー。」


「「「「復活早っ!!!!」」」」


ジョンは驚いた後、うれしそうに頷きながら渉に返事をし、マリーは安堵し、他の神たちは驚き、揃って叫んでいた。






「質問は……、俺が友人から借りていたアダルティなゲームはどうなった?」


「君の友人の部屋に送っておいたとも。」


「良かった……、あいつあれを大切にしてたから借りパクするわけにはいかなかったしな。」


ねずみのチョッキをどうこうした絵本を読んで以来、借りパクは友人などに絶対やってはいけない悪行の1つだと思っていた渉は、心の底から安堵していた。


「次は……、俺の家族に対してだが、記憶を消すだけとかじゃなくて、ある程度幸せにしてくれる気はないか?」


「ふむ……。まあ、それぐらいなら構わないとも。金銭面などで、中の上くらいにはいられる様にしよう。ただ大富豪にするとかは無理だがね。」


「ああ、十分だよ。あまり金持ち過ぎても幸せになれなさそうだしな。次の質問は、異世界に行くにあたって聞きたいことだ。外見は今のままか?」


「ああ。」


「黒髪黒目はその世界で、迫害とかはされないか?」


「そこは問題ない。とても珍しいがいない訳ではないからね。」


「じゃあ、その世界にはどんな種族がいる?」


「エルフやドワーフの様なお約束もいるが……、詳しく自分で調べたまえ。そういうのこそ異世界に行く上での醍醐味だろう?」


「それもそうだな。一般常識とかも……。」


「教えるわけないだろう……?」


「……そうだよな。……あのさ重要なことだけど俺がもらえるチートはいくつくれるんだ?」


「3つだよ。」


「3つもくれるのか!?なんか気前が良過ぎないか!?」


渉はうますぎる話に、警戒を知らせるサイレンが頭の中に鳴り響くのを聞いた気がした。


「まさか、3つともなにか問題があったり、癖があったりするくそチートだったりするのか?」


「そんなことないともー。」


棒読みをするジョンを見て渉は脂汗をかき始めた。


「あの…、マリーさん……?」


「あーその、ね。ハハ…、ハハハ。」


マリーは渇いた笑いをしながら、決して目を合わせようとしなかった。


「ああああのさ、これも重要なことなんだけどさ、俺のチートは………何?」


「…………………………………」


誰も答えようとしなかった。


ジョンはただニヤニヤし、マリーは黙って苦笑している。


他の神たちもなんというか、まるで、笑いをこらえているような、同情するような、それでいて興味深そうな視線を向けてくるだけである。


渉は、その雰囲気に若干恐怖を抱きつつも、尋ねた。


「なっなあ、何か変なことでも聞いたか?」


「……ヒントをあげよう、2つのチートのヒントは…、君は中高でどの部活に所属していた?」


「えっ?部活?えっとお、…………園芸部?園芸部がどう関係してるんだ?というかもう1つのチートのヒントはないのか?」


「もう1つのチートは我々がなんとなく付けただけだからヒントはない。」


神も結構適当なものである。


「なんとなくかよ……。……あーわかんねえ、で、正解はなんだよ。」


「……正解は向こうの世界に着いてから分かるようにするよ。」


「……なんで、今教えてくれないんだ?」


渉は、嫌な予感を感じつつ、尋ねた。


「それは…………」


ジョンはたっぷりためて、





「その方が面白そうだからに決まってるだろう!!!」


「そんなことだろうと思ったよ!!!」


頑張って少しずつ長文に挑戦していきたいと思います。生暖かい目で見守ってくださるとうれしいです。

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