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テーマは自由です

作者: 千嶋桂華

読まないほうがいいよ


ただの愚痴だから




「好きなものを描こうね。」

「テーマは自由です。」


私はこの類の言葉が嫌いだ



勿論、私以外にもこういった言葉が嫌いな人は、それこそ星の数ほど居るだろう。

彼らは大体の場合偉そうに

『自由こそが最大の束縛なんだ』

なんて阿呆で気障ったらしい空っぽなことをぬかしやがって、

自分は他人と違う思考の持ち主なんだと思い込む。

実に滑稽、いや不愉快。

ああいう奴らは自分が経験したことを世界の唯一の経験だと勘違いして、

偉そうに私達凡民に説教するんだ。


あいつらは馬鹿なんだろうか、痴呆なんだろうか。

自分と世界の経験が違うって、何で理解してくれないんだろうか。

世界にとって当たり前だろうことを、どうしてそんなに誇らしげに話せるんだろうか。


そりゃ私だって、自分の考えと他人の考えだったら

間違いなく自分の考えを優先する。

自分の意見なんて自分が信用してあげなかったら、誰が信用すると思う?

別に私は新興宗教の教祖様じゃないんだから、そんなにカリスマ性を持ってはいないのだ。

自分には、自分しか味方になってはくれない。

まあそんなこと言ったらまた例の偉そうな奴らが

『そうだよ、世界は敵だらけなんだ』

『どうせ皆馬鹿だから自分のことしか考えてないのさ』

『信用しちゃだめだ』

とか、逆に、

『君は大切な仲間とか居ないの?居るよね』

『そういう人のためなら何だって出来るはずでしょう』

『それと一緒だよ』

とか言ってくるんだろうけども。

別に私はそんなに捻くれた考えを持っている訳ではなく、

かといって、馬鹿らしいほど世界を信じているわけでもないんだ。

ただ客観的に見て、私を好く人なんてとっくの昔に絶滅しているだろうし

これから先天変地異が起こってそれらが復活するなんてことも無いだろうって

なんとなく思ってるだけなんだ。


どうして分かるんだって人が居るかもしれないけど、

私の容姿性格を見ればすぐにあんたも納得してくれると思うよ。

それくらい私は醜くて意地汚くて馬鹿で不潔だから。

自分で見ても吐き気を催すほどに、不愉快な存在だから。

唯一の味方の精神すら破壊するんだから、傍観者の心なんてズタボロだろう。

全く神様は不公平だなんて思いながら、

神様なんてだいそれた存在が、人間なんて小さなもんに一々心を砕くはずもないし

じゃあこれは私の努力不足か、って思ったら

まあ唯一の味方も幻滅しちゃって、その地位が危ういってもんだわな。




ま、いろいろ脱線したけども

そんなこんなで私は、自分の意見をあまり信用していない。

そりゃ赤の他人の意見よりかは信用するけど、

自分の意見ってだけで50%以上も信用する気にはなれない。

精々30%

そんな人間に

『好きなもの~』だとか『テーマは自由~』だとか

ある意味拷問じゃないかとか思う。


自分は他人にとって不愉快な存在だって思ってる奴が

どうして他人に自分を曝け出せるものか。

声が字が絵が意見が

顔が体が手が頭脳が

非常に不愉快に思われるんじゃないかって、すごく心配なんだ。

心配で心配で周りの顔色を伺って手元を覗き込んで

劣化コピーを作り上げては独創性の点にバツを付けられる。

技術もアイデアもやる気も無い生徒の通信簿に、よもや5なんてつくわけが無いんだ。


その点例の偉そうな奴らは良いなと思う。

何だかんだ反社会的非人間的を気取っていながら

誰よりも自分の意見を信じ誰よりも人間の欲求を優先するもんだから

彼らの作品は時に酷く目を惹く。

それが肯定的な視点からか否定的な視点からかは分からないが

まあ自分をしっかりと持っている奴の作品は素晴らしいというのは本当だ。

私には自分が曖昧なもんだから、作風もすごく曖昧で

主線が無いもんだから空と花とがにじんでたりする。

それでも上手い奴の作品は綺麗なんだけど、自分のものはどうも不恰好だ。

何度も何度も主線を描けと言われるけれど

そんなはっきりくっきり世界と自分を分けるのが恐ろしい自分じゃあ

あんな綺麗な線なんて描けやしないんだ。







結局、私は何が書きたくて何になりたかったんだろうな。

自分なりにテーマ自由で書いたら訳が分からなくなったよ。

私の人生いつもこれだから、まあ予想はしてたけどさ。

予想通りすぎて逆に怖いわ。なんて想像通りの動きだこと。





私は今までに2度書いたとおり、元親友?と絶交したことがある。

それを例の偉そうな奴に分類される子に話したら

『一生友達だよなんて言う奴は、信用しちゃいけないんだ!』

『人を疑って生きるのが賢いんだ!』

なんてこれまた偉そうに説教までしてくれたわけよ。


んなこと知ってるっつーの


いじめられてただか不登校だが知らねえけど

俺は伊達に無遅刻無欠席無欠課じゃねーんだよ。

実際信じて裏切られた奴に言う台詞じゃねーだろ。

なぁにが『桂華は付け入られそうな顔してるから気をつけなよ!

どうせ皆自分のことしか考えてないんだから!』だよ。

当たり前だろーがぼけ。人間自分のこと以外何を考えるんだよばーか。


第一そんなことを憎しみを込めて力いっぱい言ってる時点で

てめぇはまだ自分に酔ってて、他人を信じてるんだよ。

そうやって、『信じない』宣言を大っぴらにしてるなんて

周りを信用しきってる証拠じゃねーか。

本当に信じないなら笑顔で周りに合わせとけ。

一匹狼とか他人と違う自分なんか演出したって何も変わりゃしないさ。

むしろだからこそいじめられるんだよ。賢く生きろ馬鹿。

貴方方のこと疑ってますよオーラだしたら普通にハブられるっつーの。



俺は別に他人を信用してないわけじゃないし

むしろ好きな友達のことは割かし信用してる。

多分彼女たちは優しいから私を傷つけようとはせず

嫌いになったとしてもゆっくり離れていくだろうな

って思う程度には信用してる。


別に嘘をつかれた程度じゃ不信に陥らないよ?

他人は信じられない生き物なんだーじゃなくって

人間何があってもつい嘘をついちゃう生き物なんだーってのが

妥当に考えて納得しやすいしね。俺も結構嘘つくし。

相手が自分を傷つけるか否かだけを見極めた方が楽なんだよ。

自分を嫌いかどうかで判断したら満場一致で嫌いに傾くから。






つーかどこら辺で話変わった?自分が予想通りのとこらから?

あーもうやだやだやだやだ。

人間関係面倒くさいから私はシンプルで居たいのに

俺が皆を嫌うもんだからややこしくなるんだよ。


とりあえず言いたいこと。


楽にいきたい。

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