プロローグ
公式さんにいつ怒られるか心配です
カタカタ…カタカタ…
「はぁ…こいつを片付けたら終わりだな…」
カタカタと音を立てながら独り言を呟く俺の名は月見里 竜也
現在俺は終業15分前、上司に素敵な笑顔で押し付けられた仕事を仕上げている。
デスクの上に置いてある時計を見てみると既に20時を越えている。
「緊急行きたかったのになぁ…新しい武器出るって情報だったのに…」
そんな事を誰も居ないのに1人ゴチりながら作業に勤しむ、作業なら現在家でしているオンラインゲーム内で散々しているので慣れてはいるが、仕事とゲームではモチベーションがまるで違う。
ゲームなら完徹なんて余裕で出来るが、仕事となると話が変わり2時間もpcと向き合おうものなら眠気が襲ってくる。
だが仕事をしなければ生活どころか、入れ込んでいるオンラインゲームに課金が出来ない。
それだけは何としても阻止しなければならないのだ!
時間が経ち、ようやく仕事が終わり背伸びをする。
椅子から立ち上がり、誰も居ないのに相変わらず独り言を呟く。
「あのクソ野郎…いつか痛い目見せてやる…」
そう言いながら帰る準備を進めていく、デスクにある荷物を鞄の中に押し込みながら帰ってからするオンラインゲームの事を考える。
(今はシーズン中だから、丸グルしながらポイント集めするか)
準備を終えてタイムカードに帰宅時間を打刻する。
電車に揺られながら睡魔と戦いつつ意識を保ち帰ってからのことに想いを寄せる。
帰り着き、風呂に入り、家の近くのコンビニで買った弁当を食べて、タバコに火を付けながら自前のゲーミングpcを起動し入れ込んでいるゲームとボイスチャットアプリを起動させた。
ボイスチャット、通称vcではゲーム内で知り合った人達との交流が盛んに行われている。
今日も色んな人が既にvcを始めている様なので参加する
「お疲れ様でーす!」
そう挨拶をするとさまざまな声が挨拶を返してくれる
『『『『『お疲れ様でーす!!』』』』
『今日は遅かったですね、どうしました??』
そう尋ねてくるのは、このゲーム内で始めて知り合った葛木さん
某ロボットアニメの上官キャラが好きでその名前にしたそうだ。
「いやークソ上司に追加で仕事を回されましてねぇ」
『それは災難でしたねーwww』
こんな感じで他愛ない会話をしながらゲームを始める
タイトルは
PHANTASY STAR ONLINE2 NEW GENESIS
通称PSO2、またはNGSと呼ばれている
無限のキャラクリを売り文句に掲げているゲームだ
男女のキャラはもちろん、キャストと言われるロボットも出来てしまう!
男のキャストはそのままロボットなんだが、女キャストは生身とロボの融合体と言った感じになっている。
そう説明している私もキャストだ、さすがに男キャラだが。
ストーリーもあるんだが私はストーリースキップ勢故に、どういった経緯で現在のマップにいるのか全く知らない。
まぁ楽しくゲーム出来るなら関係ないよね!!
ゲーム内で色々しながらvcで会話していたら就寝時間になっている事に気付き、挨拶をする
「すいません、明日も早いんで今日はこのくらいにして寝ますね」
『『『お疲れ様ぁ〜』』』
そのままvcを落としゲームを落とそうと思ったが、その時は何故か放置しておこうと言う気持ちなり、モニターだけ消して寝床に付く。
いつもなら、そのままスマホを弄りながら寝るのだが、その日は何もせずに就寝していた。
寝ていると何かの起動音がした後に電子音声が聞こえてきた。
『ポッド909、システムチェック……コンプリート。コンディション……オールグリーン。』
『降下シーケンス……スタンバイ。目標座標到達まで10秒』
『降下軌道、最終確認……誤差、修正完了。』
『5……4……3……2……1……』
『パージ』
「は?降下?パージ?何のこっちゃぁぁぁぁぁぁあああああああ!!!!!!!!!」
そう叫びながら俺は何処かに降下して行ったのだった
とりあえずは月1更新で行きます。
でないと、元々のゲームに追い付いてしまいますので