エクスカリバーと未知の穴
俺らは黙々と自習していた。
しかし目の前にいるアッーソタの集中した顔と吐息が気になって俺の心と息子はそれどころではなかった。
着席しているのにアッチは立っている。
なんて不思議な現象だろうか。
思春期だからしょうがねえか、そう思い、男なのに息子は立っているということも気にせずに俺はトイレに行き、自家発電した。
ソーラー発電も自分の家で発電してんだから、自家発電はソーラー発電と同じなんだというノーベル賞級の発見をし、自習室に戻ると、
ふとアッーソタが顔を上げて
「Tezliklə fasilə verək?」(そろそろ休憩にしない?)
ちょうど自家発電で疲れていたので俺はあっさりと受け入れた。
俺らはコンビニに行った。昼食を買うためだ。
そこで俺は見てしまったんだ。
アッーソタがトイレに行くという口実でトイレ前にあるエロ本をガン見しているところを…
思わず俺は声を掛けた。
「おい、アッーソタ、何してるんだよそんな所で?」
ドギマギとした表情でアッーソタは
「Mədəniyyətlərarası mübadiləni nəzərdə tutursunuz?」(異文化交流っていうのかな?)
違うあいつは分かってやっている。あいつが戻した本はBLだった、絶対に分かる。なぜかって?
俺が今一番読んでる本だからだ。
「もっ、もしかしてアッーソタもこの本好きなの?」
思わず聞いてしまった、何してるんだよ俺、
するとアッーソタは耳元で
「Niyə bu kitabla eyni şeyi sınamırsınız?」
(この本と同じこと、してみない?////)
体中に衝撃が走った。
そう、気づいてしまったんだ俺はゲイだっていうことに。
俺は何を思ったか、すぐに多目的トイレにアッーソタを連れ込み、ディープなキスをした。
苦しそうなアッーソタの表情がたまらなかった。
俺の息子はもうエクスカリバーのように硬くなっていた。
「もう、いいか?」
返事も聞かずに俺はアッーソタの衣服を脱がし、エクスカリバーを未知の穴へと挿れた。その瞬間!
「うっ…あっ!うっ…あぁ」
俺のエクスカリバーは瞬く間に暴発した。
今までの最高最速記録だ…深田え○みなんかの比ではない。
テ○ガなんて比べ物にならないとてつもない快感が俺を襲った
「Hələ bitməyib, elə deyilmi?」
(まだ、終わりじゃないよね?)
そう言ってカカオ豆は汗に濡れた口で俺のエクスカリバーを包み込んだ。
瞬く間に俺の萎びたエクスカリバーはロンギヌスの槍と化した。これなら大丈夫だ!
そう確信して、俺はもう一度未開の穴へ第一歩を踏み入れた。
グチュクチュと音を立てて俺のロンギヌスの槍はどんどん深く入り込んでいった。
(エロ漫画とかで気を抜いたら出るとか言ってたけど本当だったんだな、ほんとに…やべえ…)
ゆっくりと、だがじっくりと俺はストロークした。
「Öp məni…Zəhmət olmasa...」(キスして…お願い…)
俺は構わずディープキスをした。(ガハッ…///なんてエロさだ…)
「鼻で呼吸したら長くできるから!!」俺のエロ漫画知識がこんなところで役に立つとは…
「Hər şey düzgündür!」(もう、イッちゃいそう!)
その言葉を聞いて俺は答えるかのように、
「一緒にイこう!中に出すよ!」
3!2!1!
ビュッ、ビュルルッー!!
今までに経験したことのない射精だった。
そしてさらに今まで経験したことのないほどの賢者タイムが到来し、事の重大さに気づいた。
「ご、ごめん、先に帰るねー!!!!」
急いで俺は逃げるようにトイレを抜け出し、家へ一目散に帰った。