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ESCAPE 基本情報

基本設定のようなものです。

読まなくても問題ありませんが、読まれた方がお話が分かりやすいかもしれません。

 このゲームは鬼と子供、それぞれの陣営に別れ2時間の鬼ごっこをするゲームである。

 鬼は子供を見つけ次第攻撃し、1回でも攻撃が当たればそのプレイヤーはゲームオーバーとなる。


 復活等は無く、ゲームオーバーになったプレイヤーは、希望すれば生存者からは視認できない幽霊となり、その後の試合を観戦することが出来る。

 もし希望しなかった場合はすぐさま次の試合に向かうことが出来る。その場合、試合の結果は試合が終わった後プレイヤーに通知される仕組みとなっている。


 子供陣営には30分に1回、計3回試練というものが与えられ、ゲーム終了時に1回はクリアしなければならない。

 試練は何度クリアしても問題は無い。その分勝利時のポイントは増えるが、同時に自分が捕まって負けてしまう危険性も高まる。


 試練には1~10の難易度が存在しており、難しさによって得られるポイントが増える。


 カスタムルールでは、下される試練の難易度を設定することもできる。

 例えば、難易度5以上の試練しか出ないようにしたり、その逆も可能ということだ。


 次に、与えられる試練の内容、難易度は明かされず、そこに規則性は一切無い。

 例えば、難易度5の試練が1回目に出たとして、次にどの難易度の試練が出るかはランダムだ。

 可能性は限りなく低いが、最高難易度試練が3回連続で出ることもある、ということだ。


 残り時間、現時点で獲得しているポイントの情報は、どちらの陣営でも必ず装備している携帯によって確認出来る。

 補足情報として、鬼陣営のプレイヤーには、現在自分が捕まえた子供の数と、残っている子供の数が表示される。

 子供陣営のプレイヤーには、試練の内容とその難易度が表示される。


 携帯には情報を表示する以外に役割は無く、プレイヤー間での通話、居場所の通知、チャット等は行えない。

 例外的に、カスタムマッチでは携帯の能力も好きに設定することが出来る。

 具体的には、任意の相手とチャットや通話で連絡することも可能になるのだ。

 もちろん、相手陣営のプレイヤーと連絡することは不可能だが、同陣営で情報交換が出来るのはかなり大きいと言える。


 ステージのマップに関しては、希望者のみ携帯によって確認することが出来る。

 携帯に表示されるステージマップには、現在の位置、ステージ全体、自分が歩いた道が記録されいつでも確認することが出来る。


 鬼と子供の各キャラにはそれぞれ特殊な能力が備わっており、ゲーム中に複数回使える物と1回しか使えない物がある。

 全てのキャラを含めると100種類以上存在し、キャラによって走る速度、特殊能力がそれぞれ違い、プレイヤーは各々が選んだキャラで試合に臨むことが出来る。


 このキャラは、試合が始まる直前まで変えることが可能だが、試合開始後は試合が終わるまで変えることが出来ない。

 もちろん、捕まった子供陣営のプレイヤーが幽霊にならずに次の試合へと向かった場合は変えることが出来る。


 鬼と子供、どちらの陣営になるかは初めてゲームにログインした時に決める必要があり、その後変えることは出来ない。

 陣営を変えたい場合、データをリセットする。もしくは新しいゲームを買うしかない。

 現在、両陣営の割合は4対6となっており、やや子供陣営のプレイヤーが多い。ちなみに、これは運営情報だ。


 このゲームはその性質上、体や精神に異常のある者、15歳以下の子供はプレイできないよう国によって制限されている。

 しかし、その制限を守らずに15歳以下の子供もプレイしていることから問題視されている。


 子供陣営の勝利条件は、試練を最低1回クリアし、2人以上が2時間逃げきること。

 生き残った子供陣営のプレイヤーに試練をクリア出来ていない者がいれば、何人生き残っていようが鬼陣営の勝利となる。

 反対に鬼陣営の勝利条件は、子供を試合終了までに1人にすること。


 プレイヤーはそれぞれ初ログイン時にアバターを作成し、試合以外の場(ロビーや観戦中、街の中)では常にアバターで過ごす。


 もちろんアバターでゲームに参加することも可能だ。

 その際、特殊能力は好きな物を選ぶことが出来るが、通常のキャラよりも足が遅いなどのペナルティを受けることになる。

 これは、アバターではなくオリジナルキャラを選んでほしいと思っている運営の配慮である。


 アバターに着させる服、装飾品などはポイントによって購入が可能だ。

 しかし、あくまで着せ替えが可能というだけで試合でのアバターの性能が変わることは無い。


 各陣営の勝利時、得られるポイントは以下のとおりである。


(子供陣営)


 勝利ポイント100

 試練難易度1~5(×100)

 試練難易度6~10(×500)


(鬼陣営)


 勝利ポイント200

 捕まえた子供の数×500


 試練の難易度1~5と、試練難易度6~10の獲得ポイントが違うのは、それだけ難しいからに他ならない。

 例えば試練の難易度1を1回クリアした場合、加算されるポイントは100であり、試練の難易度10を1回クリアした場合は5000である。


 このポイントは、1ポイント1円として現実のお金と交換することが出来る。


 ランダムマッチでは獲得できるポイントが半分ほど減るが、その分腕前を気にせず楽に遊ぶことが出来る。


 カスタムマッチではポイントは獲得できないフレンドと好きなルールで遊ぶことが出来る。

 大会などではカスタムマッチを使用する。


 ランクマッチでは、プレイヤーは複数のランクに分けられ、自身の腕前と近い者同士で戦うことができ、ポイントと腕前を同時に上げることが出来る。


 各陣営のランクは2ヶ月に1回リセットされ、その度にキャラの調整やステージの調整が入る。

 プレイヤー間ではこの期間を”シーズン”と呼称し、今は第57シーズンと呼ばれている。


 リセット時、そのシーズンに獲得した累計ポイントが多い各陣営のプレイヤー上位100人には、10000ポイントがボーナスとして配布される。

 なお、ボーナスで得たポイントはランキングには反映されない。


 ランクは各陣営共通で、下から順に10存在している。


 ウシ、フクロウ、ウサギ、ネコ、イヌ

 獅子、蛇、龍、蒼龍、赫龍


 正式名称は上記の通りなのだが、プレイヤー間で親しまれている呼称も紹介しておこう。


 ウシ(1段)、フクロウ(2段)、ウサギ(3段)

 ネコ(4段)、イヌ(5段)

 獅子(6段)、蛇(7段)、龍(8段)

 蒼龍(9段)、赫龍(10段)


 龍のランク帯に初めて到達すると、ボーナスとして5000ポイントが配布される。

 ランクリセットでは、今自分が所属しているランクから強制的に2つ下のランクへと落とされる。

 例外的にイヌ以下のプレイヤーはランクリセットされる事が無い。


 ステージは試合ごとにランダムに決まり、試合が始まって初めて分かる。

 両陣営の初期位置は必ず半径1キロは離れており、全員バラバラで始まる。

 例えば、2人の鬼が同じ位置でスタートor2人の子供が同じ位置でスタートすることは無く、同じ陣営の者とは最低200メートル、違う陣営とは1キロの距離が取られている。


 何人かで集団行動するのは制限されておらず、鬼2人が一緒に行動しても違反行為にはならない。

 しかし、子供を捕まえた際に入るポイントは捕まえた方だけであり、一緒に追ったもう1人にはポイントは入らない。

 子供陣営の子供も一斉に確保される可能性がある為、あまり大人数で動くことはなく、上位のプレイヤー間では3人以上で動くことは自殺行為とまで言われている。


 ステージの種類は、公式から公開されているだけで以下の通りである。


 遊園地・幽霊病院・洞窟

 ショッピングモール・競馬場

 住宅街・中華街・無人島

 海底神殿・刑務所・LIVE会場


 ステージの広さは最低でも某ネズミの国ほどであり、大きいものでその2倍ほどあると噂されている。

 ステージの構図、マップ等は希望すれば携帯で確認することが可能。


 各キャラに備わっている特殊能力を紹介していく。

 まずは鬼陣営の特殊能力を紹介する。


・索敵

(近くにいる子供1人の位置を数秒間表示する)

30分に1度使用可能。


・飛翔

(空を飛んで子供を探すことが出来る)

30分に1度使用可能。


・瞬間移動

 (携帯で指定した場所に移動する)

20分に1度使用可能。


・透視

(外に居ても建物の中が見える)

10分に1度使用可能。


・加速

(歩くスピードが2倍になる)

45分に1度使用可能。


・貫通

(壁などをすり抜ける)

50分に1度使用可能。


・無敵

(子供から妨害を受けても無効化する)

1試合に1度だけ使用可能。


 次に子供陣営の特殊能力を紹介する。


・索敵

(近くにいる鬼の位置を数秒間表示する)

30分に1度使用可能。


・瞬間移動

(携帯で指定した場所に瞬間移動する)

20分に1度使用可能。


・透視

(外に居ても建物の中が見える)

10分に1度使用可能。


・加速

(歩くスピードが2倍になる)

30分に1度使用可能。


・貫通

(壁などをすり抜ける)

50分に1度使用可能。


・無敵

(攻撃を受けても無効化し、ランダムな場所に転移する)

1試合に1度だけ攻撃を受けた際自動で発動。


・透明化

(一定時間体を透明化し、鬼と子供から見えなくする)

1試合に1度だけ使用可能。


・幻影

(自分を透明化し、その横に幻の自分を作り出す)

1試合に1度だけ使用可能。


 これらの特殊能力は、使い方によって強力な武器になる。

 アバター以外のキャラはこの能力が決まっており、ある程度このゲームをやりこんでいるプレイヤーであれば、キャラを見た瞬間に相手の能力を見極めることが可能だ。

 外見から、相手が特殊能力を使っているかどうかは判断することは出来ない。


 子供に与えられる試練の内容は、鬼側には当然通知されない。

 しかし、どんな内容が出るのかは調べれば容易に知ることが出来る。

 ここでは、公式サイトに表示されている最低限の情報を公開する。


 難易度1 他の子供1人を目視しろ。


 難易度2 他の子供3人を目視しろ。


 難易度3 ステージにいる指定された通行人を助けろ。


 難易度4 指定された場所に行くこと。


 難易度5 指定された場所へ行き、特定の指令を行うこと。


  難易度6 指定されたものを指定された場所に運ぶこと。


 難易度7 送られてきた謎を解け。


 難易度8 鬼を1度目視しろ。


 難易度9 鬼に追われ、逃げ切れ。


 難易度10 送られてきた謎を解き、それを指定の場所へ入力した後、鬼を2人目視しろ。


 どのタイミングで受けるかは自由だが、制限時間は次の試練が発動されるまでである。

 試練で出される謎や、試練で運べと指示される物については、試練が出されたタイミングで手元に送信される。


 鬼は子供より1.5倍ほど足が速い。

 逃れる際は曲がり角や特殊能力を駆使するしかない。


 試練で与えられた謎の答えや内容をサイト等で発表するのは禁止であり、破った場合アカウントが停止されるなどの処分が下される。

 試練に関係する特定の場所や人物なども同様に公表してはならず、破った場合同じようにアカウントが停止されるなどの処分が下される。


 VRゲームのため、日頃運動をしない人でも十分に体を動かせ、特に身体的な疲労は無く、精神的な疲労が溜まるだけとなっている。

 では、楽しいゲームライフをお過ごしください。

投稿主は皆様からの評価や感想、ブクマなどを貰えると非常に喜びます。ので、お情けでも良いのでしてやってください<(_ _*)>

やる気が、出ます( *´ `*)

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