お貴族様の結婚
今回も以前から妄想していた事です。
皆さん如何お過ごしでしょうか。
今回は「なろう」やその他の作品での「貴族令嬢の結婚」について皆さんはどう思われますか、というお話です。
一応先に書いておきますが、女だからとか女のくせにというつもりは一切ありませんので。
念のため。
王女や公爵あるいは侯爵の御令嬢が子爵や男爵の御子息と恋仲になり結婚する…。
女の子にとっての憧れ。まさに「これぞファンタジー」ですね。
男にとっても逆玉…だけではないけれど。
笑いあったり喧嘩をしたり、その他の苦労を乗り越えてのハッピーエンド。
あるいはその反対に、王子様や伯爵の御令息と、とかね。
でもね、普通に考えて有り得ないですよ。
現在でも、一方はいわゆる財閥系巨大企業の社長令嬢。
もう一方はそこの従業員で漸く主任になれたような冴ない青年。
ん?大学で知り合った?ほほぅ。
でも身分に差は無くても社長や家族が賛成すると思います?親戚とのお付き合いは?
ましてや身分社会の代名詞たる王侯貴族ともなれば。
これはまず有り得ないでしょう。
話を戻しますけど、それでは逆に
「玉の輿はどんな手柄を上げれば可能」
でしょうか。
王国に甚大な被害を齎すドラゴンを一人で退治、あるいは退けた。
または封印したとかもアリでしょうか。
同様に、隣接する巨大帝国からの侵攻軍を殱滅、あるいは退けた。
または、病に伏せっている、このままでは命が危ぶまれる国王を魔法で治療した。
そんなところでしょうか。
ファンタジーだから何でもありと言えばありでしょうけどね。
それはともかく。
そんな敵を個人や男爵とか子爵レベルで賄える私兵で何とかなるのか?
あるいは国王が病に伏せっているのを知りながら、そして治療できる手段を持ちながら、なぜこれまで申し出なかったのか?
あとは、概ね爵位は二段階?までの差なら結婚はあり得たと聞きます。
伯爵家と男爵家の結婚とか。
どうしてもとなれば男爵家から伯爵家に養子または養女となる手順を踏んで、でしょうか。
その場合には縁組みをしてくれた伯爵家に借りを作ってしまいます。
王家はあまりいい顔はしないでしょうね。
まぁ、王女は側室の産んだ第五王女とかならあり得るのかな?
手柄に対する名誉プラスの付録として。
何かのラノベ作品で「私は隣国との政略結婚の付録に過ぎない」なんてセリフを
読んだ記憶があります。
まさにそれ。
私の結論は
「もう少し現実を踏まえて創作をして下さい」
です。いかに魔法がある世界でも身分の壁はもの凄く高くて分厚いよ、と。
作品によって異なりますが、男爵は平民でもなれる貴族だったりします。
その下に準男爵とか士爵があったり。
元平民が相手ではどれほど酔狂な王子や王女でも恋仲にはならないでしょうよ。
蛇足
イギリスでは、もの凄い功績を上げた人には騎士爵位を授けてますね。
サー○○あるいはダイム○○。
あれは一代限りの名誉です。
日本なら国民栄誉賞でしょうか。あるいはノーベル賞受賞者とか。
笑ったのは、ローリングストーンズだったかな?の授爵理由が
「平和に他国の富を我が国にもたらした」
と。
「戦争という手段によらず」「相手も納得して」「相手は金銭を差し出した」
ということです。
さすがは海賊を貴族にして他国艦への私掠を認めたお国柄とでもいうべきかな(笑)。
イギリスに限らず、何処の国でも他国への私掠はOKだったらしいですね。
そりゃ自国民への私掠なんて御法度でしょうよ(爆笑)




