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やさしい魔王の物語  作者: 鬼龍崎
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仮面舞踏会

うーん、敵弱すぎ。あっ、カイン達が強すぎるのか。強敵出すかなあ、しばらくは、いらないよね。

薄暗い森の中、5人の盗賊の前に、仮面を付けた男女3人が歩み寄る。「人質は、返してもらったよ」「おじさんたち、面倒だから、大人しく捕まってくれないかなあ」そう言うと、返事はテンプレ通りで「なんだ、てめえ、邪魔しやがると痛いめ見る事になるぜ」という事だった。

「女が2人いるみたいですぜ。捕まえて、引ん剝いて、ヒイヒイ言わせましょうぜ」ニヤけた顔で、品定めしている。「ははは、そうだなあ。こいつら、多少は強いみたいだが、たった3人でヤツの相手できるかなあ」そう言って、後ろの男に合図する。どうやら、そいつは、テイマーらしい。魔法の発動と同時に、ワイバーンが現れた。

「ワイバーンがいるのは、最初からわかっていたよ」そう言ってから、念話で「エルザ、さっき、あまり活躍できなかったから、あのワイバーンあげるよ」「えっ、いいの?。やったーー。」エルザが、槍を振り回して構える。「いいなあ。私やりたかった。」アリサが頬を膨らませる。

「やっちまえ!」の合図で、ワイバーンが火を吐き、突っ込んでくる。それを華麗に躱し、ワイバーン目掛けてジャンプ。ワイバーンの上空で、一回転して、槍を構えて落下、ワイバーンを串ざきにして。地面に叩きつけた。一瞬で終わったのである。「もう、終わり?やっぱりワイバーン程度じゃ、こんなものね」

口を開けて、呆然とする盗賊達。「なっ、なんだ、こいつら。お前ら何者だ。」テンプレ通りである。「何者って、そういえば、名前なかったっけ。」「う~ん。敷いて言うなら[仮面舞踏会]?」「それいいかも。うふふ」


盗賊どもは、アッサリと捕まった。力の違いを認識したのだろう。勝てるはずがないと。


しばらくすると、アリシアが、現れて、縄で縛られている盗賊どもを見ると、殺気を纏って、跳びかかり、皆殺しにし始めた。

「おいおい、何やってるんだよ。こいつらは、もう、戦意はなかったぞ。後は憲兵にでも渡すだけだったろ」アリシアは、死体を見ながら、「こいつらを今殺して置かないと、また、犠牲者がでるのよ。こいつらが、何故抵抗しないで捕まったとおもってるの。憲兵に、突き出しても、貴族が手を回して、その日に釈放よ。そして、また同じことを繰り返す。だったら、ここで殺した方が被害がでないのよ」なるほど、ようは、兄上たちがやっている事の縮図っと言うことか。本当に腐っているな。この世界は・・・・。

「ところで、ばれたくないなら、喋らない方がいいわよ。新人冒険者のカイン君。」「えっ。ナ・ン・ノ・コ・ト・デ・ショ・ウ」「まあ、私も人殺しは、隠したいし、お互い、知らなかったって事でいいよね。仮面舞踏会さん。うふふ」

そして、アリシアと夫婦と子供たちは、森を後にした。


町に帰った僕達は、刺繍入りのロングコートを着て、仮面を付けた3人組が10体のオーグとワイバーンを倒した。謎の[仮面舞踏会]の噂を聞き悶絶した。「アリシアのやつーー。どうしてくれようか。」

変な噂が広まってしまいました。これからの仮面舞踏会の活躍をお楽しみ。そして、たくさんの人が、読んでくださってありがとうございます。がんばりますので、見捨てないでくださいね。

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